今回第ニ話は舞台を地球に移してのスタートとなります。
悟空とベジータの親世代って事は、超辺りの時間軸だと何歳なんですかねぇ…。
それではどうぞ、お読みくださいませ☆彡
「……ん?」
パオズ山の山中にある家で昼食を取っていた男性が何かに反応した…。
そう…彼こそが…
「悟空さ、どうしただ?」
「お父さんどうしたの?」
「いや…何かが宇宙からきてるみてぇだ。それも相当強ぇ奴だぞ!」
かつて何度も地球を危機から救った男、孫悟空である。
「チチ、悟天、オラちょっと行ってくる」
「ちょっと悟空さ!!」
チチの呼び声もむなしくとっとと武空術で飛んでいく悟空であった。
「この気は…まさかサイヤ人とでも言うのか」
宇宙からの来訪に気付いたのは孫悟空だけではない…。
当然この男も気付いていた。
「ちょっとベジータ、どうしたのよ」
孫悟空のライバルにして純粋なサイヤ人の王子である。
「わからん、だが今この地球に俺達以外のサイヤ人が来たって事だ」
「サイヤ人!?あんた他に生き残りがいないって言ってたじゃない」
「だからわからんと言っているだろう!!チッ…」
そして彼もまた悟空同様飛び出して行った。
「…ここが地球か…サイヤ人が二人もいるのに綺麗な星だなんて笑えるな」
リークは周囲を見渡しながら呟く。
まぁ彼が言っているのはサイヤ人が絶滅する前の話なので何十年も前のはなしだが。
「さて…どうすればいいんだかな…」
今更サイヤ人として星の破壊活動をするつもりもない。
そのため、この星がどんな文化を築いているのか知らない以上こんな服装(戦闘スーツ)で動き回るのもどうかと思っていた。
「…俺が来たことは流石に気付いただろうな。ならば待てば来る…か」
彼はその考えに至ると、ポッドの中から食料を取出し腰掛ける。
「けっ…不美味ぃな…」
~惑星M2~
「……ようやく私は肉体を持つ事ができた……」
「ふはははは!これで宇宙の支配者になれる力を得た!」
「ここまで力を得ることができたのもお前のお陰だ、ミュー。感謝は述べとこう」
「ベビー、これからわしらは宇宙の征服にいく!そしてお前の元となったツフルの再建を目指そう」
「確かに宇宙の征服、そしてツフルの再建は同意だ。だがな…」
「む?どうしたんだ、ベビ……ぐぅ!?」
「その名で呼ぶな、ミュー!!!そして俺はもうお前の力などいらない!!」
「ぐ……ベ……ビ………」
「さて…邪魔者は消えた。まずは…………」
「
「……っ!?今の映像はなんだ!?」
食事中に頭を過ぎったビジョン…。
一度見たら忘れる事のできなさそうな灰色の気味の悪い生物。
「これがバーダックの言っていた【未来視】…なのか。しかしなぜに今更…」
リークはこの後に自分に降りかかるであろう戦いの予感をうすうす感じるのであった。
オッス!!オラ悟空!!
地球にやってきたっちゅうのは
オラやベジータ以外のサイヤ人らしい
なにしに来たかはわかんねぇけど、強そうな相手でワクワクすっぞ!!
次回、勃発!!王子vs戦士
サイヤの誇りを持つ者達
ぜってぇ見てくれよな!!