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「ツフル人……全滅したと思ってたがな…」
「そのツフル人ってなんだ?」
「俺達サイヤ人が滅ぼした種族の一つだ。戦闘力自体は高くなくどちらかと言えば技術力があったはずだが………」
リークは睨みながら語る。
ツフル人とサイヤ人は同じ星を奪い合った事。
大猿になることでその戦いを終結させた事。
そして……
「ベジータ王が全滅を宣言したからもういないと思ったが……」
「ふん…そのツフル人が今更なんの用だ」
「言っただろ!!貴様らを皆殺しにすると!!」
(ツフル人の生き残り……って訳じゃねぇよな)
「死ね!!サイヤ人!!!」
「避けろ!!!」
悟空の叫びで散らばる戦士達。
その瞬間、寸前まで悟空達がいたところにエネルギー波が通っていく。
「ボサッとするな!!奴は殺る気だぞ!!」
「みたいですね」
「精々抵抗してみるがいいぞ、サイヤ人!」
「チッ……はぁ!!!」
「弾けて混ざれ!!」
悟空とベジータは超サイヤ人ブルーに、リークは超サイヤ人4に、そしてトランクスは超サイヤ人2に変身する。
「そいつが超サイヤ人か」
「覚悟しやがれ!!」
「覚悟するのはお前だ、ベジータ!!」
「だだだだだだだだだだだだ!!!!!!」
「無駄だ!!」
「ぐぉっ!?」
「どうした?もう終わりか?」
「く…そ野郎!!」
ベジータのラッシュ虚しく、ベビーのボディブローに顔を歪ませる。
「強がりは意味ないぞ!」
「父さん!!」
「ベジータ!!」
更に追撃として地面に叩きつけられる。
「トランクス、ベジータを頼む!!行くぞリーク!!」
「あぁ!!」
ベジータと入れ代わりに突撃していく悟空とリーク。
「「だぁらぁああああ!!!!」」
「小賢しいわ!!」
二人同時のパンチを防ぐベビー。それどころかその勢いで二人を投げ飛ばす。
「なかなかやるじゃねぇか。だったらオラも全開だ!!」
空中で体制を立て直した悟空は、自分が持つ必殺技の構えを取る。
「かぁ……めぇ……はぁ……めぇ…………波ぁぁああああ!!!!」
「ならば俺様も!!かめはめ波!!」
二本のかめはめ波での撃ち合い。片方は青が、もう片方は邪悪を模した紫。
「どうしたサイヤ人!!その程度か!!!」
「ぐぐぐ…………」
「ふはははははは!!!」
なんとか踏み止まっているとは言えベビーの優勢。
しかし悟空の顔は笑っていた。
「どうした、孫悟空!?」
「今だぁ!!!」
「あめぇんだよ!!」
悟空の掛け声と共にリークがベビーの横に現れる。
「油断し過ぎなんだよ!!」
そして拳こま振るわれ……
「なんだと!?」
「ベビー様には触らせませんよ!!」
ることはなかった。
「他に仲間がいたのか!?」
「作戦失敗の様だな!!だったらくたばれ!!」
「ぐ……ぐぁぁああああ!!!!」
紫のかめはめ波に飲み込まれる悟空。
ベビーの不意をつく作戦は、結果として悟空に隙を生んでしまったのだ。
「いつ私が一人だといった?ザマスよ」
「誰も言っておりませんね」
ザマスと呼ばれた者は答える。
そしてザマスのとは…
「な、なぜ界王神様が!?」
緑のポタラを耳につけた神だった……。
オッス!!オラ悟空!!
ベビー相手にオラ達の攻撃がまるっきり通用しねぇ。
しかも見たこともない界王神様が敵対しちまった。
あいつもベビーに操られちまってんだろうな。
次回、正義と憎しみ
ベビー更なる高みへ!!
ぜってぇ見てくれよな!!