戦姫絶唱シンフォギアDigitalize   作:ジャン=Pハブナレフ

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前回登場したイグニートモンはテレビ好きという設定(公式図鑑参照)とあるデジモンの能力で装者たちは装者たちで無くなります。イグニートモンの目的は割と夏だったらありそうなあれを参考にしてます。ヒントは27です。では、どうぞ

追記)今まで奏者としていましたが正確には装者でした。100話近くそのことに気づかず大変申し訳ありませんでした。今現在、1話からそれの修正のためのチェックをして修正しています。もし見落としていましたら誤字報告していただければ幸いです。


第97話 衝撃!装者が装者じゃない!?

「…ん!…ちばなくん!」

(もう…なぁ〜に〜?)

「立花くん!」

響が目を覚ますとそこはどこかの企業のオフィスだった。すると周りには翼にクリスそしてマリアがいた。

「あれ?翼さんに、マリアさん?」

「立花くん!また、仕事中に居眠りしてたのね!ダメじゃない、居眠りなんかしてたら仕事が終わらなくなっちゃうわ!」

「はい、すみません…」

(私は立花 響、25歳。OL勤務をしています。私の会社の部ではみんなの母さんのマリア部長に、頼れる営業の翼さんに同僚のクリスちゃんの4人で勤めてます)

「ほんと、呑気だよな!」

クリスがコーヒーを持って来た。

「うむ、いくさばと言う名の職場で気をぬくのは営業として感心できないな。」

「ええっと、すみません…」

「とりあえずもうすぐしたらお昼だから食べてたら終わらせなさい。」

「スイマセーン!」

するとオフィスにノックして来た。

「あら?いつもの人じゃないのね?それにどうしてこの時間に?」

オフィスに入って来たのは割烹着を着た笑顔の眩しい好青年であった。

「今度近くで定食屋やることになった店員の水琴です!今日はお近づきの印ってことでデリバリーに来たんすけど、どうします?特別に今回は全商品10%オフにしときますよ!」

水琴がメニューを手渡した。

「じゃあ、私は鳥おこわにしよう」

「じゃあ、私はチャーハンセットにしようかしら」

「あたしは酢豚セットで!」

「カツ丼!私カツ丼にします!」

「はいはい!んじゃあ、今からデリバリーするんでちょっと待ってくださいね!」

拓実が部屋を出た。

「さっ、仕事を続けましょう!」

(何だろう…今のは夢だったのかな?たった数十分寝ただけで数年分の夢って…ちょっと疲れてるのかな?)

一方、水琴は定食屋に戻っていた。

「店長!鳥おこわとチャーハンセットに酢豚セット、カツ丼のオーダーが入りました。」

「うん、じゃあ爽谷くんやろうか。つくしやの舵取りスタートだよ。」

「うん」

定食屋__つくしや は店長の月読 調と店員の冷泉 爽谷とバイトの水琴 拓実で開店を控えていた。

 

 

その後仕事を終えた響は家へと帰ろうとしていた。

「イェース、ナウいワンピでGo!Go!デス!

暁切歌 ニューシングル、手紙!絶賛発売中デース!」

そこにはアイドルを思わせる格好でダンスをしている切歌が映っていた。

「ほへー、さすが今をときめくアイドルは違うな〜」

そう言ってる間に響は家に着いた。

暁 切歌__ある日街中を歩いてる時にスカウトされ好奇心でやって見たところ徐々に売れて来て数ヶ月前からドラマの出演で一気にファンを増やしていったのである。最近はかなり忙しいらしくドラマやバラエティでのオファーが多くなってきているほどらしい。ちなみにつくしやの調とは旧知の中で良くお昼を奢ってもらったりしてるらしい。

「あら、響おかえり。ご飯の準備できてるよ。」

すると玄関にエプロンを付けた未来が現れた。

「うん、未来…」

(私には婚約者がいる。幼馴染で陽だまりの未来。家事とか色々やってくれる自慢のお嫁さんです。ただ、最近は週一でお肉を食べないと禁断症状が出たりして変な歌を歌ったりしてます。)

「ねえ、未来。相談したいことがあるんだ。」

「なあに?」

響は会社で居眠りしてる時に見た夢について未来に話した。

「響も?」

「え、未来も?」

「うん、夢の中でも響の幼馴染でこうやって帰りを待ってたの。そして一回響に助けてもらって一緒に暮らしたりしてたかな。」

「それって、おかしくない?」

「そうだね…2人揃っておんなじ夢って…」

 

 

2人の疑念は当たっていた。なぜなら装者たちは昨日の戦いの後眠ってる間、イグニートモン配下のバクモンによりこっそり精神データを抜き取られたのちにモニタモンのテレビ空間に収容されてしまったのだ。

「まずい!このままじゃ気付かれる!おいモニタモン!チャンネルを変えろ!僕の27時間テレビがまだ2時間しか経ってないぞ!」

イグニートモンがモニタモンを指差した。

(こいつら…バカが多いからいいキャストになるかと思ったら、そうでもないか…精神データの一部をもう一体のバクモンにロンドンまで行かせて奪ったのはうまくカモフラージュさせて違和感を消すためだったのに…!)

イグニートモンが貧乏ゆすりをしていた。

「あいよ!お次はこいつだ!」

モニタモンがスイッチを押した。すると画面が変わって今度は夜の街のとあるビルの一角になっていた。

「まだだ!まだ終わらんよ!」

 

 

響たち刑事部捜査第1課は犯人を追い詰めにらみ合っていた。

「そこまでだ!国際指名手配犯のジョンウェイン・ウェルキンゲトリクス!大人しく投降しろ!」

メガホン越しにクリスが叫んだ。

「はいよと言われてするもんかよ!オツムのプロセッサーは何世代前なんだい?それともこの人質を殺すかい?」

「あれは!?冷泉巡査!?」

そこには周辺の捜査に駆けつけていた冷泉巡査と一般人の女性が捕らえられていた。

「クソッ!このまんまじゃどん詰まりだ!突撃させたくてもできねえ!」

雪音警部が拳を握った。

「早く投降するデース!このクソもやし!」

「ああん!?可愛くもないおばはんがでけえこと言ってんじゃねえぞ!?」

「何デスと〜!」

暁がクリスと交代してウェルと罵り合いを繰り広げていた。

「こら、暁さん!下手に刺激しちゃまずいでしょ!?」

立花警部がメガホンを取り上げた。

「けど、立花警部!このままじゃあの2人が!」

「落ち着いて考えましょう…きっと切り込む方法はあるはず…」

そう言いながら小日向警視は地図を広げた。

「ほらほらどうした〜!?万年処女に万年童貞ども!悔しかったら捕まえてみな!」

ウェルはなおも挑発を繰り返していた。

「と に か く ここは冷静に行くわよ。」

未来の声には一瞬殺気が込められていたが、すぐに冷静になった。

「小日向警視、機動隊の手筈はどうなっているのでしょうか?」

「今の所は様子を伺っているみたいよ。さっき機動捜査隊の風鳴さんから連絡があったわ。」

「じゃあ、自分に行かせてください!この辺は自分が捜査してたとこなんで、見逃してたツケを払わしてください!」

「ダメよ、今下手に動けば奴に勘づかれる。奴の場合、石橋を叩いて渡らないなんてことはありえないわ…」

一行が悩んでいるとヘリの音が聞こえた。

「Don't Worry!あんな奴の動きなんかすぐに止めてやるわ!」

通信機から連絡が入った。

「あなたは!マリアさん?あの国際エージェントの!?」

「たまさかウェルを見つけたわけだし協力するわ!」

「やったデース!マリアさんのお陰であたしたちが有利です!」

切歌がガッツポーズを浮かべた。

「ていうかなんであたしら刑事やってんだ?」

クリスが辺りを見回した。

「確かに変だね。やっぱりおかしいよ!」

「さっき俺と爽谷に調ちゃんと店にいたぜ。なのに気がついたらここにいたんだ。」

「あたしはアイドルデス!」

「こんなの、絶対おかしいよ…」

「ていうかあれ調じゃないデスか!どうなってるんデスか!?」

「また気づかれたか!おいモニタモン!チャンネルを変えろ!」

イグニートモンがモニタモンを揺さぶった。

「あいよ!現在経過時間6時間!27時間テレビ完結まであと21時間!」

渋々モニタモンがチャンネルを変えた。響たちはこのままイグニートモンのおもちゃとして色々な番組のキャストにされてしまうのか?

「次回に続くぞ!よく見ておけ!この作品では見られないカオス振りが次回は爆発だ!カオスとは爆発だ!」

 




イグニートモンはテレビ大好きなので人間界の27時間テレビに目をつけキャストを探してたところシンフォギア装者たちを知り無理やり出演させてます。
皆さんは今回の社会人パロと刑事ドラマパロのどちらが好きですか?自分は社会人パロだったりします。
今後はイグニートモンはモニタモン使って27時間くらい装者たちをキャストにして働かせてるわけです。しかし、時間経過とかは現実世界より速くなってます。
そしてイグニートモンはテレビっ子だからかやたらとアニメやドラマのパロディを言います。わかる人にはわかるものを入れときました。

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