戦姫絶唱シンフォギアDigitalize   作:ジャン=Pハブナレフ

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父親とのわだかまりが解消しキャロルと戦う響の元に仲間たちが大集合します。しかし、キャロルにはまだデーモンと切り札が残っています。現在はAXZで驚いたり爆笑したりのシーンの連続で見てて楽しいです。一期からリアルタイムで観てたらこの興奮とかも高まるんだろうなと思いながら今このシリーズを書いてます。


第86話 決戦は都庁!全員終結!!

(いきなりですがここから先はリトルミラクル Grip it tight を聴きながら読むのを進めます)

「フン!ようやくその気になったか!」

キャロルはアルカノイズを呼び出したが、父親との蟠りを解消した響にはもはや無意味だった。

(私は今までお父さんから大事なものを託されてたんだ!お父さんにへいきへっちゃらは奏さんから受け取った生きるのを諦めないとおんなじで私の支えになってた言葉なんだ。)

「無駄なことを…1人で何ができるというのだ!」

デーモンが攻撃を仕掛けようとするもウォーグレイモンの攻撃を受けた。

「そうか…やっぱりあのときの女の子は響だったのか…」

晄はアルカノイズをほとんど攻撃させる暇も与えず一方的に撃破している響を見ていた。

「正義信じ 握りしめよう やり直せばいい 壊れたって」

「そうか…逃げてばかりの俺と違って響は勇気を出して生きてきたのか…」

晄は自分が今まで逃げ続けていた人生を思い出し、ため息をついて棒立ちになっていた。

「いいのか、晄?お前にだってできることがあるはずじゃあないのか?お前だって勇気はあるだろう?父親ならな」

オクタモンが晄の横から声をかけてきた。

「俺に…できること…」

「お前は余計に一言多いが、あのときデジヴァイスを手に入れた時にお前は家族をやり直したいと決心したはずだ。」

「オクタモン…」

キャロルの攻撃を受け近くのビルに激突した響を見て晄は無意識の内に響に声援を送っていた。

「がんばれ!負けるな響ーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

晄の声援に答え灰色のデジヴァイスが光り輝いた。キャロルはそれを耳ざわりに感じたのかアルカノイズを放った。

「オクタモン超進化あああああ!!!ダゴモン!」

晄のオクタモンが晄のなけなしの勇気によってダゴモンに進化した。ダゴモンはそのままデーモンに攻撃を仕掛けアルカノイズを撃破した。

「フン、破戒僧ごときに止められるものか!ケイオスフレア!」

「ウォーグレイモン!俺とデジクロスするぞ!」

「え?」

「いいからデジクロスだ!」

「分かった!」

二体にデーモンの攻撃が命中したがデーモンは冷静だった。

「デジクロスとはあじなマネを!」

そして爆煙が晴れるとウォーグレイモンは首にダゴモンの数珠を身につけていた。

「ウォーグレイモンX2!」

ウォーグレイモンが手をかざすとダゴモンの操る触手がデーモンを捉えた。

「穢らわしい!」

デーモンはそれを爪で切り裂き、ウォーグレイモンに突撃した。

 

 

一方、響は晄の声援の元、キャロルに対しての迷いがなかった。

「もうへいきへっちゃら、なけなしの勇気でも勇気いいいいいいいーーーー!!!!」

そして一気にキャロルの腹部に重い一撃を放った。キャロルはその一撃で大きく吹き飛ばされたがすぐに追撃してくる響を見て体制を立て直した。

「フン、覚悟を決めたというわけか…」

デーモンは余裕の表情でウォーグレイモンX2に攻撃していた。

「くっ、ヘルメス-トリス-メギストス!」

キャロルがバリアのようなものを展開した。

「無駄だな、あれは錬金術の中では絶対障壁に該当する奥の手の一つ…これではいくらあの娘とはいえ止められない。」

デーモンの一言にウォーグレイモンはニヤリと笑みを浮かべた。

「それでも、火のついた響にはッ!」

「知るもんかあああああああああああああああああああーーーーーーーーー!!!!!」

なんと響は、正面からバリアを一撃で破壊してしまった。そしてキャロルは唖然としていたため顔面に響の一撃を受けた。

「バカな!?絶対障壁が…!破られただと!?」

「くっ、お前の力の源が父親ならばそれを奪ってやる!」

キャロルはアルカノイズを晄に向けた。

「ひいいいいいいいいいいいい!!!!」

 

 

その時、空から無数の矢が降り注いだ。そしてキャロルの直接攻撃を防ぐためか巨大な剣も降りてきた。

「これは!天羽々斬とイチイバル!?」

「だけじゃねえんだよ!」

キャロルが見上げると近くのビルの屋上には爽谷がメガネを上げ、調と切歌が棒立ちで、マリアが腕を組み、クリスがかがみ、拓実がデジヴァイスを構えていた。

「みんな!」

「一般人の方!ここから逃げてください!」

「早くしないとユーまで巻き込まれちまうぜ!」

爽谷とクネモンが晄に声をかけた。

「ここは危険です早く!」

緒川により晄は車に乗せられていった。

「響ーーーーーーーーー!!!!!!」

 

 

晄が去った場で装者たちが全員デジモンを放ちながら、ビルを飛び降りた。

「「スピリットレボリューション!」」

拓実はヴォルフモン、爽谷はグロットモンにスピリットレボリューションして装者たちに並んだ。デジモンたちはすぐにX2になってデーモンを攻撃し始めた。

「雑魚どもが…!」

「もうやめようキャロルちゃん!」

「本懐を成し遂げようとしてるのだ!後には退けるものか!」

「だったら、そっちから懺悔させてやるよ!」

拓実が啖呵を切って一番最初にキャロルを攻撃しようとした。

「やめなさい!無茶しちゃダメよ!」

(奴のダウルダブラの力はもう知ってる!だから一撃で仕留めてやるぜ!立花さんはこういうのは嫌だが、こいつは野放しにしとくととことんやべえ…)

マリアの制止を無視して先手を狙った拓実だったが、キャロルは笑みを浮かべた。

「思い出を焼き消したとしても、成し遂げる!」

すると光に包まれキャロルはダウルダブラのギアをまとった。

「それがどうしたああああああああああああ!!!!!!!!」

拓実は構わず攻撃しようとするがキャロルに受け止められ、投げられた。

「この前のやつとは何かが違うぜ!今の投げでしかなんともいえねえが…」

拓実は投げられる寸前に素早くマリアたちの元に戻った。

「全く、こういう時は焦らずチャンスを待ちなさい!怪我してるんでしょ?」

「ほう、真打を出してきたか」

デーモンがキャロルの方を向いて笑みを浮かべた。

「まるでその輝きはシンフォギア?」

「輝きばかりでないと知ってもらおうか!」

キャロルが目を大きく開眼させた。

「いよいよ、最後の時か!」

デーモンは心を躍らせていた。

「ガイアフォース!」

「スパイキングホーン!」

「スコルピオカッター!」

ウォーグレイモンX2とレイヴモンX3、スコピオモンX3の攻撃を難なく受け止めたデーモンは三体を念力で叩き伏せた。

「さあ、地獄を始めようか!」

 




「最近あっついデスね〜!」
「そう…だね…」
「し、調!?気をしっかりするデス!調!!」
「ドントウォーリー…調はいまエアコンで冷えて眠くなっちまったみてえだ!」
「エアコンは便利だけど冷えないようにしないとね!」
「いまこの話を見てる人達、エアコンで体を冷やさないようにするデスよ!常識人とのお約束デース!」

第74回 切歌、調、キャンドモン、ワームモン(inきりしら宅)

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