戦姫絶唱シンフォギアDigitalize 作:ジャン=Pハブナレフ
所長のセリフはちょっと次回に回して今回からGX本編における第10話くらいに入り、あと少しでGX編も完結です。
キャロルが復活し彼女が玉座に座っていると軽くふらつきを起こした。
「マスター!」
レイアとファラが駆け寄ったがキャロルは必要ないというような動作をした。
「どうやら不要な記憶のカスが君の邪魔してるようだな。ここはひとつ休むべきではないのかな?」
「断る!一刻も早く完成させるのだ!万象目次録をな!」
デーモンが提言したがキャロルがそれを拒否して次に作戦に向かった。
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一方、緒川の調査の結果、オートスコアラーはレイラインマップから狙いが電気経路の調査だとわかった。ミカが以前地下に現れたのは電気の供給を政府が行い主都構造を探る目的だったのだ。
その中でSONGはクリスと翼をリーダーとし、片方は内閣情報官である風鳴 八紘の風鳴邸でもう片方は"深淵の龍宮"と呼ばれるSONGさえも情報を伏せられた異端技術の保管庫に敵が襲撃すると予想した。
風鳴邸は本来電気経路関係とは無関係だったが、オートスコアラーはそれ以前にも明治から建てられ国の霊的な防衛機能を持った場所を次々と破壊していたため風鳴家のシンボルである"要石"も狙われる危険があったからである。SONGはクリスの提案の元に風鳴邸に翼とマリアと拓実を、深淵の龍宮にクリスと切歌、調そして爽谷を向かわせた。
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数時間後、風鳴邸に緒川を入れた4人がついた。
「でっけー…ここが翼さんの実家ですか…」
拓実が建物を見上げていた。
「まさか、10年ぶりにここに来るなんて…」
4人が中に入ると4、50代の男性を黒服が取り囲む形での歓迎を受けた。彼こそが風鳴 八紘である。
「ご苦労だった伸次。マリアくん、SONGに編入してからの君の活躍は聞いている。アーネンエルベの神秘学部門からアルカノイズに関する報告も後ほど開示しよう。」
(この人が翼さんの父さん?なんだろう?この冷静そうな感じに隠れた何か引っかかる感じは?)
拓実は八紘が翼を無視したので拓実は翼を一瞥し、彼の方を向こうとした。しかし、八紘は背を向けて家の中に入ろうとしたところ翼に制止された。
「お父様!沙汰もなく申し訳ありません!」
「お前がおらずとも風鳴の家には揺るぎはない。務めを果たし次第、戦場に戻るがいい。」
しかし、八紘は翼の言葉など意も介さなかった。
「翼…」
ファルコモンが翼を悲しそうに見つめた。
「待ちなさい!あなた翼のパパさんでしょ!?」
「その通りだ!何年かぶりにみた娘の成長が嬉しくないのかよ!?」
マリアとアグモンが八紘を非難した。
「ちょっ、マリアさん!落ち着いて!」
「拓実は引っ込んでて!」
「はい…」
「なんやかんや言って、激おこのマリアさんは怖いよね、拓実…」
「まあな…」
すると緒川が突然庭園に向かって発砲した。
「全く、親子水入らずの邪魔をするつもりはないのよ?」
ファラがため息をついた。
<タスクモン!スパロウモン!コンバート!>
「目的はレイラインの解放か!」
「ダンスマカブ…」
「フッ、いいだろう!付き合ってやるとも!
Imyuteus amenohabakiri tron」
翼とマリアはお互いにギアをまとった。
「今日はこいつだ!スピリットレボリューション!アルボルモン!」
「ファルコモン進化!ペックモン!」
「アグモン進化!!ライズグレイモン!」
「ベタモン進化!!シードラモン!」
「ペックモンと水琴は緒川さんとお父様を!ここは私が!」
「分かりました!翼さんのお父さん、こっちです!」
「務めを果たせ」
八紘の言葉に多少動揺した翼だったが、ファラが足元を竜巻に変化させた中突撃してきた。マリアたちはアルカノイズとデジモンの対処に当たっていた。
<蒼ノ一閃>
翼が斬撃を放ったがファラにより相殺され竜巻が崩れた。すかさず翼は天ノ逆鱗を放った。
「やったか!?」
マリアが戦いの様子を眺めた。しかし、ファラが一度武器で先端を触れると剣が崩壊した。翼は足場を崩し気絶してしまった。
「馬鹿な!翼さんの剣が!うわあああ!!!」
シードラモンがタスクモンに突き飛ばされた。
「説明しませんでしたか?私の武器はソードブレイカー…剣と定義されたものなら硬度、強度を問わずに噛み砕く哲学兵装…」
マリアもファラを攻撃するがファラ自身はマリアの攻撃をすり抜け、要石を一気に破壊した。
「そんな!」
「あなたの歌には興味がない。だからその子__剣ちゃんに伝えといて?貴女の歌はまた別の機会に聴きにきます。」
その後緒川の報告が行われたが、弦十郎は報告を聞くと同時にキャロルも深淵の龍宮に潜り込んでいたことを告げ、その様子が監視モニターに映っていた。
「二点を責められたのかよ!俺らはどうしてこう先回りされるんだ!」
緒川とともに報告をしていた拓実が拳を握った。そしてモニター画面はレイアにより破壊された。
「閻魔様に土下座して蘇ったのかよ!?」
クリスたちもキャロルの復活に驚いていた。
「何れにせよ、僕らは当たりを引いたみたいだね。このまま一気に止めよう!」
爽谷が苦笑いを浮かべた。
「言われなくても!」
「デース!」
クリスたち4人もキャロルの後を追った。
「先日戦姫絶唱シンフォギアXDでシンフォギア3.5が配信されました!前々から僕らも楽しみにしてたぶん、結構遊んでます!」
「装者たちのあんな名シーンやこんなシーン、はては…」
「はいストップ!続きはアプリでどうぞ!」
第70回 爽谷、アケミ(inアプリ宣伝)
先日戦姫絶唱シンフォギアXDでシンフォギア3.5が実装されましたが、ストーリーがAXZ第3話あたりで繋がってきており、興奮しながら見ました。それにしてもいきなりあんな3人技をぶっ放したもんですからふぇ?ってなって思わず巻き戻して見てしまうほどでした。