戦姫絶唱シンフォギアDigitalize   作:ジャン=Pハブナレフ

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いよいよ明日から4期が始まりますね。楽しみです!前回ガリィちゃんに凸されたと言ったな?あれもあるが、XDにハマってしまったのだ。楽しみにしてたぶんの期待は大きかったですよ。ただ、もうちょっとストーリーのボイス増やして欲しかったかも…でも奏さんのボイスが多くてなんとも言えない複雑な感じです。


第77話 真夏の特訓回?強くなれ!

(私は強くなりたい…!昨日の自分よりも…強く!)

 

 マリアは派手な水着とサングラスでドヤ顔を浮かべていた。キャロルが倒れて数日が経ち、イガリマとシュルシャガナの修復も終わり、アガートラームも完全に復帰した。響たちは緒川と藤堯、爽谷、拓実そしてアケミにナスターシャ教授の残したデータを回収しに研究所に向かう間特訓に励んでいた。しかし、彼女たちは遊び呆けていた。

 

「わーい!」

 

 デジモンたちも遊んでいたが、キャンドモンだけは別だった。

 

「調〜!俺は海が怖えよ〜!」

 

「キャンドモン、よしよし」

 

 調がキャンドモンのロウソクを撫でた。

 

「というかキャンドモン、今涙流してるじゃないデスか」

 

「え?」

 

 切歌のさりげない一言でキャンドモンはハッとした。

 

「そうか…涙流せるんならやってやるぜえええええええええええええーーーーーー!!!」

 

 そういうとキャンドモンは海に飛び込んだがすぐに戻ってきた。

 

「ダメだっったああああああああああああああああーーーーーー!!!」

 

 キャンドモンが調に泣きついてきた。

 

「にしても、昨日は台風でしたけどよかったね!」

 

「はい!」

 

 エルフナインと響が日陰で休んでいた。

 

____________________

 

 一方緒川たちが調査結果を受領していた。その結果わかったのはフロンティア事変におけるバラルの呪詛の再起動の際にフロンティアにフォニックゲインを一箇所に集めたネットワークが判明し、それをフォトスフィアと呼ぶことになった。

そんなことをいざ知らずの響たちはビーチバレーを楽しんでいた。

 

「よーし!えいっ!」

 

 エルフナインがサーブをするが失敗してしまった。

 

「うう…どうしたら…」

 

「無理に背伸びなんかしなくて大丈夫よ。大事なのは自分らしくあることよ。」

 

「はい!」

 

 その後全員でコンビニジャンケンを行い、負けた翼、切歌、調がコンビニに向かった。ちゃっかりマリアが翼にサングラスを渡した時に母親の顔だと指摘されたのは別の話。

 

____________________

 

「あの…特訓はいいんですか?」

 

 エルフナインが響に尋ねた。

 

「え?」

 

「イグナイトモジュールには3段階のロックがあるんです!だから…」

 

 その時、水中からガリィが現れた。

 

「はあ〜い!夏の思い出はできた?」

 

<タンクモン!スナイモン!コンバート!>

 

「ああ!けどてめえにやられる気はねえな!」

 

 2人はペンダントを構えた。

 

「Balwisyall Nescell gungnir tron」

 

「Killiter Ichaival tron」

 

「ハグルモン進化!!メカノリモン!」

 

「アグモン進化!!グレイモン!」

 

「マリアさんはエルフナインちゃんと未来を!」

 

「分かったわ!」

 

 ガリィはアルカノイズを呼び出した。しかし、もはやアルカノイズでは響たちの相手にもならなかった。その様子が離れた所にいた翼たちも見ていた。

 

「早くこの場の避難を!」

 

「どうして俺がそんなことを!冗談じゃない!」

 

 翼が避難を行うよう頼んだ男は一足先に逃亡した。

 

「大丈夫だから…!みんな落ち着いて!」

 

 結局翼たちが避難をすることになった。

 

「まさか敵が来るなんて!」

 

 緒川たちも現場に向かった。

 

「緒川さん!俺はこっから行きます!海からなら陸よりもあっという間に!」

 

「分かりました!」

 

「行くぞベタモン!」

 

 拓実がデジヴァイスを構えた。

 

「ベタモンワープ進化!!メタルシードラモン!」

 

 海に飛び込んだ拓実はそのままメタルシードラモンとともに響たちの元へ向かった。

 

「持ちこたえてくれよ!」

 

「トゥインクルレーザー!」

 

「メガフレイム!」

 

 響たち2人と2体はアルカノイズとデジモンを倒す間、ガリィが姿を消していたのに気づいた。

 

(まさか、マリアさんたちの方に!急がないと!)

 

「アルティメットストリーム!」

 

 その時、遥か後方からメタルシードラモンが攻撃してきた。それによりスナイモンが撃ち落とされた。

 

「くっ!奴は空を飛んでたから良かったが、みんなは無事だろうか?」

 

 なんとかスナイモンの存在に気づいた拓実だったが、響たちの元へ着くのは時間がかかりそうだった。

 

____________________

 

 敵から逃げるマリアたちにもガリィが現れた。

 

「あんたの相手は私よ!ヴァンデモン、サイクロモンやっちゃいな!」

 

 2体に未来とエルフナインを襲わせようとしたガリィもマリアに氷の剣で攻撃した。しかしマリアはそれを際どくかわしガリィの頬に鉄拳を浴びせた。

 

「Seilien coffin airget-lamh tron」

 

(ここから先は銀椀アガートラームを聞きながら読むのを勧めます)

 

「マリアさん、それって!」

 

「新しいアガートラームです!」

 

「行くわよ、アグモン!」

 

「任せろ!」

 

 マリアがデジヴァイスを構えた。

 

「アグモン進化!!ジオグレイモン!

 

 ジオグレイモン超進化!!ライズグレイモン!」

 

「まだまだ!!」

 

「ライズグレイモン!ディアボロモン!デジクロス!」

 

 ライズグレイモンのリボルバにディアボロモンの砲塔が接続された。

 

「ようやくやる気になったかい!あの時みたいに失望させないでね!」

 

 ガリィがアルカノイズを呼び出した。

 

「真の強さとは何か探し彷徨う ほこること?ちぎること?まだ見えず!」

 

 マリアは武器であるダガーを分身させアルカノイズを牽制した。

 

<INFNITE†CRIME>

 

 マリア自身もLiNKERを必要とする奏者だったが事前に投与した特訓用のLiNKERでうまく立ち回れていた。続いて武器である短刀を蛇腹剣に変化させた。

 

<EMPRESS†REBELLION>

 

 アルカノイズが倒れる中、空中ではライズグレイモンがヴァンデモンとサイクロモンと交戦していた。

 

「カタストロフリボルバー!」

 

 ディアボロモンのカタストロフィーカノンとトライデントリボルバーの合わせ技でヴァンデモンの攻撃を物ともせず追い詰めていた。

 

「あーん!!このままじゃあたし、負けちゃうううーーーー!!!」

 

 ガリィは狼狽えたような仕草を取ったがマリアの攻撃をかわしカウンターを仕掛けた。

 

「なんてね!」

 

 マリアは立ち上がった。

 

「これで決める!イグナイトモジュール抜剣!」

 

<Dainslaf>

 

「弱い自分を…殺す!」

 

 マリアは弱い自分を変えたいと願うも黒い影に塗りつぶされ暴走してしまった。

 

____________________

 

「あれれ?」

 

 暴走したマリアはただ衝動のままにガリィを襲った。

 

「獣と堕ちやがった!」

 

 ガリィは舌打ちをしてマリアを翻弄した。

 

「あれは暴走!?」

 

「魔剣の呪いに飲まれてやがる!」

 

「なんてこった…」

 

 響たち3人もなんとかその場に駆けつけた。

 

「いやいや…こんな無理くりじゃなくてさ…」

 

 ガリィは呆れながらマリアを片手で受け止めた。

 

「歌ってごらんよ…アイドル大統領!!」

 

 そのままマリアはアイアンクローで投げられた。

 

「マリアさん!」

 

「こいつッ!スピリットレボリューション!ヴォルフモン!」

 

 拓実が飛びかかろうとしたがガリィは余裕そうに攻撃をかわして背を翻した。

 

「ったく、こんなものか…外れ奏者にはガッカリだ!」

 

 失望したガリィはデジモンを戻してテレポートジェムで撤退した。

 

「マリアさん!マリアさん!」

 

 響たちがマリアに駆け寄った。

 

「私は…負けたの?勝てなかった…何に負けたの?」

 

 またも心が折れてしまったマリアはどうなるのだろうか?失意のまま日が沈もうとしていた。

 




「明日からAXZだ!」

「けどレポートが!くそッ!」

「狼狽えるな水琴!防人が動じても何一つ起こらないぞ!」

「そうそう、まだ明日があんだからよ!」

「それより夜中まで起きてる感じですか、みんなは?」

「「当然だ!」」

「そっか…」

(ダメだ…録画すればいいなんてここじゃ言えない!)

第66回 拓実、翼、クリス、爽谷(inSONG本部)

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