戦姫絶唱シンフォギアDigitalize 作:ジャン=Pハブナレフ
今回は翼さんとクリスちゃんのデジクロスのチョイスした理由を語り忘れたのでここで語ります。
レイヴモンをベースにしたのはまず、ペックモンやヤタガラモンじゃかなりバリエーションが限られるが人型とかならバリエーションは簡単に浮かぶということでレイヴモンにしました。アクィラモンとスティングモンはデジモン02見てて思いつきました。賢ちゃんと京さんですよ。あの2人のパートナーの技がなんか似てる気がしません?
次にムゲンドラモンですが、ゴリモンを除けばエビドラモンとムゲンドラモンはクロスウォーズでシャウトモンを苦戦もしくは結構追い詰めてた関係でこれでいいんじゃね?ってなってすぐに決めました。ぶっちゃけチョイス決めるのが1番楽でしたとか言ったらスーパー懺悔タイム…いいね?
ミサイルに乗ってアルカノイズを撃破した響は翼とクリスに合流した。
「アグモン!」
「うん!アグモンワープ進化!!ウォーグレイモン!」
ウォーグレイモンがベリアルヴァンデモンをブレイブトルネードで吹き飛ばした。
「ウォーグレイモン!ダークドラモン!デジクロス!」
響はミサイルから飛び降りる中、デジヴァイスを構えた。響はアルフォースブイドラモンから授かったチップのおかげでデジクロスの機能をデジヴァイスにアップロードできたのだ。
「ウォーグレイモンX2!激震!」
ウォーグレイモンX2がベリアルヴァンデモンと戦いを始めた。
「ようやく揃うか」
響の登場であってもキャロルは余裕の表情だった。
「翼さん!クリスちゃん!もう一度イグナイトモジュールを使いましょう!」
「しかし、今の私たちでは…!」
翼とクリスが俯いてしまった。
「未来が教えてくれたんです!自分はシンフォギアに救われた。だからこの力が誰かを助けるんなら私たちだって助けてくれる!信じるんです!魔剣の呪いに打ち勝つことができるのは…」
「いつも一緒だった天羽々斬…」
「あたしを変えてくれたイチイバル…」
「そしてガングニール!」
そして3人は円陣を組んだ。
「フッ、信じよう…胸の歌を!」
「「「シンフォギアを!!!」」」
「このバカに乗せられたみたいでカッコつかないがもう一度行くぞ!」
「イグナイトモジュール…」
3人がイグナイトモジュールを構えた。
「「「抜剣!!!」」」
<Dainsleif>
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イグナイトモジュールの闇にまたも3人は飲まれようとしていた。
「呪いなど切り裂け!」
「撃ち抜くんデス!」
「恐れず、砕けばきっと…!」
「希望はあなたたちにある!」
「気張んなさい!」
マリア、切歌、調、爽谷、アケミがモニター越しから3人を励ました。
「響!」
「翼!」
「クリス!」
デジモンたちも必死に叫んだ。
「未来が教えてくれた。力の意味と、背負う覚悟を!だからこの衝動に飲まれて…」
「「「なるものか!!!」」」
そして暗闇の中、3人のギアは黒く変色した。
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(ここから先はRADIENT FORCE IGUNITEDり arrangement を聞きながら読むのを進めます)
「始まる歌」
「始まる鼓動」
「響き渡れ希望の音!」
「今の波動は…」
拓実も救助を終え、響たちの方を向いた。
「モジュール稼働!セーフティダウンまでのカウントダウンを開始します!」
藤堯がカウントダウンを告げるのを見るとマリアはペンダントを握った。
(悪を貫く強さ…)
そんなマリアをよそにキャロルはジェムからアルカノイズを3000体も呼び出した。
「たかだか3000!!」
その横では3体のデジモンがベリアルヴァンデモンとディアボロモンを追い詰めていた。
「天尾月張!」
「ムゲンカノン!」
「ブレイブロアー!」
2体の攻撃を受けたベリアルヴァンデモンとディアボロモンは光のオーラを纏ったブレイブトルネードをエネルギーの弾丸として発射したウォーグレイモンに貫通され爆死した。
「その手は何を掴むためにある?」
「多分待つだけじゃ敵わない!」
新種のアルカノイズを用意したキャロルだったがイグナイトモジュールでパワーアップした3人の前に次々と撃破されていった。クリスの大技だったMEGA DEATH QUARTETもチャージ時間を必要とせずにすぐに放てただけでなく技の威力も通常よりも倍になっていた。
「すごい…!いつもの2倍、いや10倍の力を感じる!」
「すごい…」
SONGのモニタールームも3人の無双ぶりに感嘆していた。
「ヘソ下あたりがむず痒い!」
キャロルがニヤッと笑うと糸でノイズごと3人を攻撃しようとした。
「願い折りたたんだ全てを背負い!」
「本気を超えた本気の歌!」
「痛みなんて怖くない!」
「滾れ!沸騰せよ!この身体!!」
3人は糸攻撃をものともせずに攻撃を続けた。
「かざせ!」
「さあ!」
「闇夜に!」
「「「稲妻を!」」」
「キャロルの錬金術は強力ですが…奏者たちもまたそれをも超える力を…」
(それでも響は傷つけ傷つく痛みに隠れて泣いている)
未来が辛そうに響を見ていた。
「未来…」
ピヨモンが心配そうに未来を見つめた。
(たしかに私には何もできない。けど、響の笑顔は、その裏にある涙も、拳に包んだ優しさも包んで見せる。だから…!」
「負けるな!響ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
「未来!?」
未来の声援が響いたのか響はキャロルの糸を掴んだ。
「なに!?」
「はあああああああああああ!!!!!」
「稲妻を喰らええええええええ!!!」
今度は弦十郎も叫んだ。そしてクリスと翼も響と同時に攻撃をし、キャロルを吹き飛ばした。吹き飛ばされたキャロルに響のキックが命中し地面に落下した。
地面に落下したキャロルはダウルダブラを解き、元の幼い少女の姿に戻った。
「勝ったの?」
「デスデスデース!」
「切歌、日本語がおかしくなってるよ」
爽谷が喜びながらも突っ込んだがそんなことはどうでもよかった。
「はあ〜、どうなるかと思ったわ〜!」
調たちもキャロルを撃破したことにより、喜びの表情を浮かべていた。しかし、響は悲しそうな表情でキャロルに詰め寄った。
「キャロルちゃん、どうして世界をバラバラに…」
「理由などとうに忘れたさ!想い出を焼却して力に変えていくうちにな!」
するとキャロルはニヤリと不敵な笑みを浮かべ奥歯を噛み締めた。すると何かの音がなった。
「呪われた旋律で…誰かが救えるなどと、思い上がるな」
そう言うとキャロルは緑色の炎に包まれ灰となって消滅した。
同じ頃、キャロルの居城には謎の4色の垂れ幕が降りて来た。キャロルが倒されたというのにオートスコアラーはニヤリと笑みを浮かべながら奇怪なポーズで立っていた。
「呪われた旋律じゃ誰も救えない。そんなことはさせないよ…キャロルちゃん」
キャロルを倒したもののわかりあうことができなかった響たちを黒い影が見つめていた。
「ここまでは筋書き通り…さてと、もうあの木偶人形の主の元から離れるとしよう…精々潰しあってくれたまえよ」
黒い影は消失した。
「マスターさいならで第1部完!」
「じゃあ早速次のラスボスをみんなで仲良くあみだで決めましょう。」
「待て…ガリィがいないようだが…?」
(ファラとレイア、辺りを見回す)
「さっき作者に会いに行くって出てったぞ!」
「「性根が腐っている!!」」
(ガリィ、作者のお宅へ移動中)
「一番乗りはガリィちゃんよ〜!」
第65回 ミカ、ファラ、レイア、ガリィ(inキャロル居城)
さて、ガリィちゃんがうちに凸してくるようです。何としても丸め込まなければです。想い出だけは吸われないようにしないと