戦姫絶唱シンフォギアDigitalize 作:ジャン=Pハブナレフ
アプリでもクイズ大会のショートストーリー出たら自分はたぶんデエエエエエエスと叫ぶでしょうね。公式でやってもいいと思うんですよ、クイズ大会って(チラッ
「最終ラウンドに突入だ!ここから大逆転が可能になるぞ!」
「ルールとしてはこれからルーレットを回し、その中の5人が1つ問題を作り、より多くの問題に正解した方には正解したぶんの得点が手に入ります。ただし、間違えると出題者に、自分が答えられないと全員に10点入ってしまいます!ではシンキングタイムどうぞ!」
緒川がルールを説明し終わると全員問題を作ろうとしていた。
「優勝…!優勝!」
全員気合を入れながら問題を書いていた。
「では、最下位の翼からだ!」
「問題だ!私の前のパートナーのコテモンが完全体進化したアシュラモンの究極進化体は何?」
モニターにアシュラモンが表示された。
「コテモンの究極体!?」
「分かんねえ…!」
(これを知ってるのはデジモンに詳しい猛者だけ!まとめていただきだ!)
「それでは回答オープンだ!」
響:レイヴモン
クリス:ガンクゥモン
未来:レイヴモン
拓実:レイヴモン
マリア:ザンバモン
切歌:ボルトモン
調:ピエモン
爽谷:レイヴモン
「うむ、では発表しよう!正解はザンバモンだ!マリア正解!」
「昔、デジモンのホログラムでブラックウォーグレイモンの調整を行った時の相手だったからよく覚えてるわ!」
「てっきりレイブモンかと思いました。」
「アシュラモンとかパワー系だからボルトモンかと思ったデス!」
「僕はもうヤケだよ。」
「ということで翼60点、マリアくん10点獲得だ!」
「うむ!これで逆転も夢ではないな!」
翼が首を振った。
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「続いて未来くんだ!」
「問題です!ピヨモンの究極体であるホウオウモンの足についた輪っかみたいなのはなんでしょう?」
「輪っか!?」
「分かんないよ〜未来!」
「小日向も難易度の高いものをぶつけて来たか!しかし!」
翼が自信満々に解答を記入する。そして全員が回答を表示させた。
響:輪っか
翼:ホーリーリング
クリス:ホーリーリング
拓実:ゴールデンリング
マリア:ホーリーリング
調:ピカリング
切歌:輪っか
爽谷:ホーリーリング
「輪っかって何すか?」
拓実が首を傾げながら笑った。
「そういうお前もなんなんだよ!ゴールデンリングって…」
「では、2人はさておき発表します!正解はホーリーリングです!」
未来がホーリーリングの画像らしきものをモニターに映した。
「このホーリーリングは聖なる力を与えられています。それにより、邪悪な力を一切寄せ付けません!そしてホウオウモン以外で皆さんが知ってるのはテイルモン、エンジェウーモン、クダモン、バクモンになります!ということで翼さん、クリス、マリアさん、爽谷さん正解です!そして私は40点獲得です!」
「未来〜!難しかったよ〜」
響が未来に泣きついて来た。
「大丈夫だよ響。まだまだこれからだよ。」
未来が響をそっと抱き寄せた。
「そういうことは家でやれ!」
翼が笑いながら突っ込む中、クリスと爽谷は赤面していた。
「家ならいいのか!?どうかしてるぞ!」
「さすがに…目のやりどころに困るかも…」
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「じゃあ次は私の番…問題!切ちゃんの必殺技でブーメランみたいに刃を飛ばす技といえばどれ?
①:断殺・邪刃ウォttKKK
②:封伐・PィNo奇ぉ
③:切・呪りeッTぉ
④:双斬・死nデRぇラ
今回は比較的簡単目にしたよ。」
「切歌ちゃんの技?えっと…」
響が頭を抱えていた。
「ありがとうなのデス!」
「これはあたしも知ってるぜ!」
①:翼、爽谷
②:拓実、マリア、響
③:クリス、切歌、未来
④:なし
「それでは正解発表…正解は③!クリスさん、未来さん、切ちゃん10点、私が50点獲得です!」
「やっぱりな!一度戦ったヤツの技は忘れねえんだぜ!」
「というか、どれもメチャクチャだろ。どうしてこうなった?」
「私のセンスデス!」
切歌が胸を張って言った。
「ええ…」
その時、拓実は切歌の後ろから凄まじい視線を受けた。
「じーっ…」
「ヒイッ!分かったよ!いいセンスだな、さっきはすまない。」
調の視線に拓実はタジタジだった。
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「続いてクリスくんからの出題だな!」
「ああ!問題!あたしのパートナーのハグルモンが究極体になるとムゲンドラモンになるわけだがそいつは何体かのデジモンで形成されてるんだ!例えば腕の部分はメタルグレイモンのトライデントアーム、そしてメガドラモンからはメガアームと頭部が使われてるぜ!というわけでだ、ムゲンドラモンの目玉であるムゲンキャノンは何のデジモンの流用だ?」
「ムゲンキャノンって確かあれだよな…」
「あの砲塔の流用か…となるとやはり…」
翼が腕を組んで考えていたが、何か閃いたらしく回答を書いた。
「んじゃあ、さっさとオープンだ!」
響:デルタモン
翼:スカルグレイモン
拓実:デルタモン
マリア:アンドロモン
切歌:デルタモン
調:メタルティラノモン
爽谷:デスメラモン
「先輩、どうしてスカルグレイモンなんだ?そいつは機械系じゃないだろ?」
「ムゲンキャノンは中々の威力だ。となるとメタルグレイモンの対となるスカルグレイモンが流用されていてもおかしくなかろう?」
「僕は燃料的な意味でデスメラモンがいるのかなって思います。」
爽谷も手を上げて言った。
「フッフフフフ…そっか、そうきたか!聞いて驚きな!こいつがサプライズだ!」
クリスがモニターを指差すとそこにはメタルマメモンが映っていた。
「え!?」
一同は唖然としていた。
「以外と触れられないかも知れねえが、事実だ。このメタルマメモンのサイコブラスターってのが流用されてんだ。調のメタルティラノモンとマリアのアンドロモンはそれぞれ腹部や頭部とかを担当してるぜ。」
「そうだったのか…知らなかった…」
拓実も普段そこまでムゲンドラモンに気にかけていなかったので関心していた。
「てわけでだ!あたしが全員分の70点をいただきだ!」
「クリスちゃんずるい〜!」
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「では最後の出題者は拓実くんです!」
「おっし、じゃあ行くぜ!デジタルワールドではメタルシードラモン、ムゲンドラモン、ピノッキモンそしてピエモンの4体のデジモンは昔、魔の山に住む四天王として恐れられていました。その名前は何!?
①:デススクエア
②:デーモンフォーズ
③:ダークマスターズ
④:水林鉄黒(すいりんてっこく)」
「メタルシードラモンってムゲンドラモンと同じ四天王のメンバーだったんだな。」
クリスがモニターを見ながらへーといいながら回答を選んだ。
「どれかしら…」
「どれだろう?」
未来と響が回答をじっと見ていた。
「よし、そこまで!じゃあ回答オープン!」
響:3
翼:3
クリス:2
マリア:1
調:2
切歌:4
爽谷:4
未来:3
「正解は③のダークマスターズです!実際メタルシードラモンはディープセイバーズという海の軍団を、ピノッキモンはジャングルトルーパーズで森を、ムゲンドラモンはメタルエンパイアで都市をピエモンはナイトメアソルジャーズを率い、支配しています。」
「雪音が都市の支配者か…想像できんな。」
「いや、あたしじゃねえから!」
「拓実さんは海の支配者ですけどね〜!」
「やめなよ!怒られるよ!」
「お疲れ様!これでクイズ大会は終了だ!」
「はい!結果発表と行きましょう!3ラウンドで稼いだ得点を加算させて最終成績の発表です!」
響:40
翼:90
クリス:110
拓実:80
爽谷:50
マリア:60
調:60
切歌:40
未来:70
「よって今回の優勝者は雪音 クリスくんだ!」
「よっしゃあああああああ!!!」
「おめでとう、クリスちゃん!」
「よくやったぞ雪音!」
「ったりめーだ!」
「では、優勝したクリスさんには大型テレビとノートパソコンを差し上げます!ビデオもこれで見れますし、調べ物もこれで十分!」
「パソコン!?いいのか!?」
「ああ!!これで色々役立てるといいぞ!」
「あ、ありがとう…」
「クリスちゃん!来年も一緒に頑張ろうね!」
「雪音!私たちは一緒だ!」
「俺たちは防人だ。そして仲間だ。」
クリスが頬を赤らめた。
「ったく、照れるじゃねえかよ。」
「それじゃあ僕たちは帰るね。良いお年を!」
爽谷たちも車に乗せられ施設に戻った。
「ああ!!良いお年を!」
マリアたちが去ろうとすると雪が降ってきた。
「これって…雪か…」
クリスの口から白い息が見えると響が何かを取り出した。
「はいこれ!」
響がマフラーを渡した。
「私と未来が編んだやつだからこれで寒くないよ!」
「ああ…ありがとう!じゃあな!良いお年を!」
クリスが去り、帰宅した。
「あったかいな。こうしてみんなで笑いあえるなんて…」
「クリス、ウレシソウ!」
「ああ…パパ、ママ。あたしはこんなにあったかいところにいるよ。それじゃあ、おやすみ…」
クリスは眠った。そして除夜の鐘が鳴り新たな年が始まった。
「今年の抱負は"みんなで笑顔"です!」
「私は"日々精進"だ!歌女(うため)の務めを果たさねばだからな!」
「あたしは""日進月歩"だ!あたしの夢を叶えるんだ!」
「俺は"千里の道も100歩から"だな。大学とか防人の稼業とかで忙しいからこそ翼さんみたいに冷静になるんだ。」
「そうか!精進を忘れるな水琴。」
「はい!」
「私は"信じて待つ"かな。響が遠くに行っても私は帰りを信じて待つって決めたの。」
「ありがとう…未来」
第48回 響、翼、クリス、拓実、未来(in新年の二課奏者たち)