戦姫絶唱シンフォギアDigitalize   作:ジャン=Pハブナレフ

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今回は第2ラウンドで、主にデジモンのネタ中心です。以外と奏者たちが知らないような問題でも中には…という感じで意外な人が正解する場合があります。


第55話 年末クイズ大会!栄冠は誰だ!(中編)

 二課企画で始まった年末クイズ大会の第1ラウンドは全員10点を取り、その中でクリスとマリアに拓実が20点を取り、一歩リードしていた。そして得点順の席に座ることになった。

 

「では、続いてデジモン関係のクイズだ!」

 

「では第1問!メタル系のデジモンが必ず身を包んでいる金属といえば何?」

 

「これは書くタイプか…厳しいな…」

 

「これだ!」

 

「では、回答オープン!」

 

 クリス:クロンデジゾイド

 

 マリア:クロンデジゾイド

 

 拓実:デジメタル

 

 翼:電動金属

 

 調:クロンデジゾイド

 

 切歌:すんごいトンデモ

 

 爽谷:クロンデジゾイド

 

 響:クロンデジゾイド

 

 未来:クロンデジゾイド

 

「この中で正解したのはクリスさん、マリアさん、調さん、爽谷くんに響さんに未来さん正解です!」

 

 拓実は回答のモニターを指差した。

 

「翼さんはともかく、切歌ちゃんはどうしたの?とんでもって…」

 

「えーっと、なんかこうピカーッと光っててとんでもないのだと思ったのデス!」

 

「どういう理屈だよ…」

 

「切ちゃん、これからはクロンデジゾイドで覚えようね?」

 

「はい、調!これでまた賢くなったデス!」

 

____________________

 

「続いて第2問です!今回もゲスト登場です!」

 

 するとモニターの画面が真っ赤に染まった。

 

「久しいな、人間たちよ。この問題は私ロードナイトモンが考案した物だ。」

 

 ロードナイトモンがバラの花びらとともに現れた。

 

「いくぞ!デジタルワールドの秩序を守るロイヤルナイツは全13体いますがワクチン種はそのうち何体だろうか?写真付きだからよく見て考えるんだ。」

 

「ワクチン種?」

 

「秩序を守るのよねえ…?」

 

 マリアが頭を抱えていた。

 

(どうしよう…分かる気がしないわ!)

 

「これはかなりの難問だぞ〜」

 

「では回答オープン!」

 

 響:5

 

 翼:6

 

 クリス:3

 

 切歌:13

 

 調:13

 

 マリア:5

 

 拓実:6

 

 爽谷:5

 

 未来:5

 

「13!?」

 

 周囲が切歌と調の予想外の数字にざわついた。

 

「だって、秩序のためだしワクチン種が全員っていうのもおかしくはないはずデス!」

 

「同じく…それにクレニアムモンはウイルスと見せかけてのワクチンに違いない。」

 

「あたしはその逆だ。ワクチン種はめっちゃ強えのが少なくて、あとはデータとかウイルスなんだろ。特にデュークモンとかはデータだと思うな。」

 

「では、発表しよう。我らロイヤルナイツの中でワクチン種なのは…

 

 最後の聖騎士 オメガモン

 

 神速の闘士 スレイプモン

 

 希望の闘士 アルフォースブイドラモン

 

 礼節の闘士 クレニアムモン

 

 空白の闘士 アルファモンだ。」

 

「「「えええええーーーー!!!!!」」」

 

 回答が5以外の者たちは驚いた。

 

「デュークモンはワクチンでないとなんなのだ!?」

 

「さて、残ったメンバーの中でウイルス種なのはこの私ロードナイトモンと

 

 安定の闘士 デュークモンの2体だ。

 

 残りはマグナモン以外は全てデータ種だ。」

 

「そうだったのか…ワクチンだけで構成されてるんじゃないんだな…」

 

「またハズレデス…」

 

「仕方ないよ、きっとみんなも悩んだんだと思うよ?元気出して、切ちゃん。」

 

「では諸君!!美しき健闘を!」

 

 モニターの電源が切れた。

 

「かなりの難関だな。ここで差がついてきたのかもしれぬぞ。」

 

____________________

 

「では、第3問です!この中でジョグレス進化は幾つできるでしょうか?

 

 エクスブイモン スティングモン テイルモン

 

 アクィラモン デビモン オーガモン

 

 エンジェモン アンキロモン ウォーグレイモン メタルガルルモン レディデビモン

 

 エンジェウーモン以上12体です。ちなみにこの問題に正解すれば特典が2倍の20点です。」

 

「おおおーーー!!!チャンスデス!」

 

「この中のって確か…」

 

 響が必死に思い出していた。少なくともそのうちの一体は自分にも因縁があるデジモンだったりするのだが…

 

「いくつか知らないのがあるな。」

 

「迷うな …」

 

「てかこれ簡単なんじゃね?」

 

 拓実が得意そうに回答を入力した。

 

「では、回答オープン!」

 

 響:6

 

 翼:6

 

 クリス:6

 

 切歌:7

 

 調:6

 

 マリア:6

 

 拓実:6

 

 爽谷:7

 

 未来:6

 

「この問題には自信がめっちゃんこファイアーデス!」

 

「僕もよくジョグレスは使ってたから大体わかるよ。」

 

「発表します!答えは7体です!」

 

 緒川の声で全員疑問符が浮かんだ。

 

「間違いなのでは緒川さん?ここのデジモンでは6通りしかできませんよ。」

 

 翼が顎に手を当てながら首をかしげた。

 

「いいえ、実はエクスブイモンとスティングモンにはもう1つの進化パターンがあるんです。」

 

 モニターにはスティングモンの体とエクスブイモンの体がアンバランスに混ざったデジモンが映っていた。

 

「このデジモンが分かる方はいますか?」

 

「はい!ディノビーモンデス!」

 

「すごい…!どうして分かったの?」

 

 調が目を輝かせながら切歌を見た。

 

「昔、爽谷のデジメモリをいじってた時がありましてその時に知ったんデス!」

 

「あの時デジメモリが散らかってたのって…切歌の仕業なんだ…」

 

 爽谷がにっこり笑いながら切歌を見た。

 

「あっ…あとは!グランクワガーモンにも進化するデスよ!」

 

 切歌が冷や汗をかきながら解説した。

 

「まあ、いいや。それにしてもエンジェウーモンとレディデビモンってジョグレスするんですね。」

 

「はい、クダモンから聞きましたが2体が合体するとマスティモンに進化するようです。」

 

「はへ〜!色々あるんですね〜」

 

 響が腕を組み、首を振った。

 

「というわけで爽谷くんと切歌くんは20点だ!」

 

「やったーー!!」

 

 2人が万歳した。

 

 

 

「これにて第2ラウンドは終了です!ここで成績発表です!」

 

 響:10+10+10=30

 

 翼:10

 

 クリス:20+10=30

 

 拓実:20+10=30

 

 爽谷:10+10+20=40

 

 マリア:20+10+10=40

 

 調:10+10=20

 

 切歌:10+20=30

 

 未来:10+10=20

 

「うむ!マリアくん、爽谷くんがトップか!」

 

「まあ、爽谷はデジモンと一体化するからその辺の知識はあるみたいね。けれど優勝は私のものよ!」

 

「そして翼さん、頑張ってください!」

 

「うっ…分かってます!ここで敗れるのは防人の恥!これ以上生き恥は増やしません!」

 

「はい!それでは後半に続きます!」

 

 装者たちのクイズ大会に優勝するのは誰だ!?マリアか爽谷の圧勝か!?響たちが追い抜くか!?未来と調もチャンスを活かせるか?そして最下位になった翼の運命はいかに!?

 


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