戦姫絶唱シンフォギアDigitalize 作:ジャン=Pハブナレフ
「ガングニールに適合した!?」
マリア自らのガングニールが響の歌に反応されたことで驚愕していた。それを見ていた世界中の人々からしてみれば、謎の少女が乱入し奇妙な歌を歌うと謎の鎧を纏うという意味不明なことの連続だった。しかし、安藤たちは笑っていた。
「ビッキー!」
「やっぱり立花さんの_______」
「人助け!」
「なんじゃそりゃ…そんなのありかよ!」
会社にいた拓也も唖然としていた。
響の変身を前に爽谷は唖然としながら見ていた。
「うぇええええーーー!!!こんな所で!うおおおおっ!?」
ウェル博士が逃げ出そうとしたが、弦十郎と緒川が現れた。
「そこまでだウェル博士!」
「ひいいいっーーー!!」
弦十郎と緒川にビビったウェル博士を爽谷が追いかけた。
「ドクター!もう終わりです!大人しく僕たちと罪を償ってください!」
「こんなところで…終われるか!」
ウェル博士は床に穴を開けてその場から逃亡した。
「遅かったか!」
弦十郎が拳を握った。
「響さん!そのギアは!?」
緒川がガングニールを纏った響を前に目を丸くした。響はマリアのガングニールが自分の歌に応えたとだけ言った。
「司令!大変です!」
「どうした!?」
「フロンティアの高度が徐々に上昇しています!」
友里と藤堯によって、弦十郎は床を拳で打ち抜き緒川と共にウェル博士の追跡に向かった。
「後は頼んだぞ!」
「はい!任せてください!」
「僕にはまだネフィリムとリヴァイアモンがいるんだ…!こんなとこで終われない!やれ!リヴァイアモン!」
「ああ…派手にやっていいんだな?」
「もちろんですとも!」
ウェル博士が宝玉を構えながらある場所へと歩き出した。
「今のウェルはその左腕でフロンティアを自由に操れる…」
ほぼ放心したマリアが響に説明した。
「そして、動力はネフィリムの心臓よ。それを止めたらウェルの暴挙を…止められる。お願い…!戦う資格のない私に変わって…お願い!」
それを見た響はマリアの手を優しく握った。
「調ちゃんにも頼まれてるんだ。マリアさんを助けて欲しいって…だから、心配しないで!」
響は泣いている子供を励ますような雰囲気でマリアを慰めた。
「それじゃ…ちょーっと言ってくるから!」
「マリアさんは僕に任せてください!」
そして響は部屋を出た。外は次第に宇宙空間へと近づいていた。
「立花!」
「立花さん!?それって…!」
「翼さん!クリスちゃん!拓実さん!もう遅れは取りません!」
「ああ!!一緒に戦うぞ!」
「いつもの4人復活ですね!」
「うむ!」
翼が首を縦に振る中、クリスは目をそらしていた。
「やったね、クリスちゃん!取り戻してくれるって信じてたよ!」
戸惑うクリスに対しても響は動じずに手を取った。
「ったりめーだ!」
「よし!後はこの事件を終わらせるだけだ!」
その時、弦十郎から連絡が届いた。それはオペレーターたちによってフロンティアの動力源を突き止めたので響たちもそこへ向かえというものだった。
「分かりました!」
「行くぞ!この場に槍と弓…剣を携えているのは私たちだけだ!」
「「「「はい!!!!」」」」
拓実は何を携えているか言われなかったが、響とクリスに合わせて返事した。そして3人が飛び上がった。
<スナイモン!デジメモリオン!>
スナイモンの背に乗った拓実が響たちとともに進むと、あたりから地響きが聞こえた。
「ひとんちを走り回る野良猫め…フロンティアと同化したネフィリムと魔王の力を思い知れ!」
するとリヴァイアモンとネフィリムが地面を破って現れた。
「今更何が来たって!」
ネフィリムが背中からミサイルを発射した。
「あの時の自立型か!」
「けど、それがなんだ!」
「ああ!かかる敵は防人の剣で払う!ですよね!?翼さん、クリス!」
「ああ!なかなか心得ているようだな!」
「まあ…そうだな…」
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全員デジヴァイスを構えた。
「アグモンワープ進化!!ウォーグレイモン!」
「ファルコモンワープ進化!!レイヴモン!」
「ハグルモンワープ進化!!ムゲンドラモン!」
「ベタモンワープ進化!!メタルシードラモン!」
4体のデジモンが光に包まれ究極体に進化した。
「立花さんたちはネフィリムを!俺はリヴァイアモンをやります!」
「「「託した!!!」」」
「さあ、食らいつけ!僕の邪魔をする何もかもを…暴食の名で呼ばれた力を見せるんだ!ネフィリーーーーーーーーム!!リヴァイアモン!!」
外で戦いを始める中マリアは階段を失意のまま降りて行った。
「もうダメ…私には何も残っていない…セレナの歌と死が無駄になる…」
爽谷もそれを静かに見ることしかできなかった。
(マリアさん…)
「マリア姉さん。」
その時、空から死んだはずのマリアの妹であるセレナが現れた。
「あれは!」
「マリア姉さんがしたいことは何?」
「私のしたいことは…歌でみんなを助けて、月の災厄を止めたい。」
頬を赤らめ、涙を流したマリアの手を取ったセレナは優しく微笑んで"生まれたままの感情を隠さないで"と言い出すとAppleを歌った。これは彼女が亡くなる前に最後に遺した歌である。それに続いてマリアもそれを歌い出した。
「これは…」
そして2人の間に光りが流れているのが爽谷に見えた。
(まさか、2人の歌で全世界の人々が力を貸しているんだ!これは…!奇跡の光!?)
東京では安藤たちリディアンの生徒、響が助けた少女、フラワーのおばちゃんといった響に面識のある人々やそうでない人々、世界中の人々から大量のフォニックゲインが照射されていた。
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「聞こえますか?聞こえますか?」
その時威厳のある声が爽谷の脳裏に響いた。
「あなたは?」
「名乗るほどのものではない。君にこれを託そう。我ら聖なる王の力をうけたまえ。そして光を…」
それは黄金のデジメモリで分かるものでメタルガルルモン、プレシオモン、ダークドラモン、ロゼモン、セラフィモン、オファニモン、ケルビモンのメモリだった。しかし、数枚には何も描かれてはいなかった。
「この力を君たちに託す!一抹の光のために!」
「勇気のために!」
「心のために!」
「見通す目のために!」
「「「「我ら四聖獣の力、今ここに!そして明日を導くものたちへ!!!!」」」」
眩い光が解き放たれ、次に爽谷が目にしたのは謳っているマリアだった。
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一方、ウェル博士により月に送られたナスターシャは椅子をパワードスーツに変化させ難を凌いでいた。しかし、ナスターシャのいる制御室はフロンティアの中では重力に関する耐性は一切ない上、危篤状態のナスターシャの死は免れないものになった。
「世界中の人々のフォニックゲインがフロンティアを経由してここに収束している。」
ナスターシャは真剣そうな表情を浮かべ何かを決心した。
「マリア!」
「マム!?」
「これだけのフォニックゲインがあれば月の遺跡の再起動をするのには十分です!月は私が責任を持って止めます!」
その言葉でマリアは涙を流した。
「マム!?」
「爽谷…あなたは生きなさい。生きて姉と再会し自分の成し遂げたいことを成し遂げなさい。マリア!行きなさい!行って…あなたの歌を聞かせて…」
それ聞いたマリアは涙を流しながらも笑顔を浮かべた。
「OK!マム!世界"最高"のステージを始めましょう!行くわよ!」
その時、マリアのデジタマからデジモンが孵った。
「これは…アグモン!?」
マリアのパートナーは腕の爪が従来よりも変化したアグモンだった。
「行くぜ、マリア!」
「ええ!!爽谷も行くわよ!」
「はい!」
爽谷が黄金のデジメモリを取り出した。
<フュージョンレボリューション!セラフィモン!>
爽谷がレボリューションしたのは秩序と法を司る三大天使型デジモンの一体セラフィモンである。
「この戦いを終わらせる!そしてみんなを助ける!」
マリアのデジヴァイスが桔梗色に変化した。
「アグモン進化あああああああ!!!
ジオグレイモン!! 」
アグモンが進化したのはグレイモンの亜種、ジオグレイモンだった。パワーではグレイモンに勝るとも劣らない実力を発揮する。
「ジオグレイモン超進化ーーーー!!!
ライズグレイモン!」
ジオグレイモンはさらに光に包まれ左腕がリボルバーに変化した。
「行くわよ!」
「「おう!!」
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一方表ではリヴァイアモンの猛攻をデジモンが、ネフィリムをシンフォギア装者が止めていた。
「ムゲンキャノン!」
「アルティメットストリーム!」
メタルシードラモンとムゲンドラモンが先手を切ったが、リヴァイアモンの尻尾に薙ぎ払われてしまった。
「天尾羽張!」
「ガイアフォース!」
続いてレイヴモンとウォーグレイモンの連携を放つが、ロストルムで相殺されてしまった。
「小虫どもが!カウダ!」
尻尾で全てのパートナーたちが薙ぎ払われてしまった。
「くそっ!負傷しててもこの強さなんて…」
「顔を上げろ!そして立ち上がれ!こんな所でお前らは諦めるのか!?」
その時、激しい声が響いた。
「お前たちの希望はそんなものではないはずだ!まだ行けるなら私たちと戦うのだ!」
「あなたたちは!」
拓実が現れたデジモンを見て驚愕した。
「ロイヤルナイツ___情熱の闘士 デュナスモン!」
「ロイヤルナイツ___神速の闘士 スレイプモン!」
「ロイヤルナイツ___策謀の闘士 ドゥフトモン!」
「ロイヤルナイツ___美麗の闘士 ロードナイトモン!」
「ロイヤルナイツ___新星の闘士 ジエスモン!」
「「「「「我らロイヤルナイツ!デジタルワールドの秩序とイグドラシルの命により貴様を倒す!!!!!」」」」」
「スレイプモン!?もう怪我はいいのか!?」
ウォーグレイモンたちが顔を上げた。
「久しいな。しかし、今は私たちと共に戦うぞ!」
リヴァイアモンがロイヤルナイツを見て妖しく微笑んだ。
「久しいな!スレイプモン!貴様ともう一度戦える日を待っていたぞ!」
「邪悪なる魔王よ!私たちが相手だ!」
「では…」
ドゥフトモンが猫背になった。
「ドゥフトモン!レオパルドモード!!」
ドゥフトモンが人型から獣人型へと変化した。
「姿が変わった!?」
メタルシードラモンとムゲンドラモンが驚く中、スレイプモンとロードナイトモンがリヴァイアモンに向かって行った。
「オーディンズブレス!」
「スパイラルマスカレード!」
超低温の冷気を纏った帯刀がリヴァイアモンを攻撃した。
「くっ!しみるわい!」
リヴァイアモンがタックルを放とうとした。
「ドラゴンズロア!」
「エアオーべリング!」
2体の前に立ちふさがったデュナスモンが両腕からエネルギー弾で攻撃を防ぎ、ドゥフトモンの尻尾から放たれた光弾で初めてリヴァイアモンが退いた。
「あのリヴァイアモンが退いた!?」
「フッ、当然だ。我らは対立が多くとも共に戦う仲間でもある。さあ、ここからが本番だ!」
ジエスモンが手を取った。
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一方、装者たちもネフィリムのパワーと強靭なボディを前に苦戦していた。
翼が蒼ノ一閃を、響が拳で攻撃するも手応えがあまりなかった。
「喰らえ!全部乗せだ!」
クリスも自らのギアの重火器を出せるだけ出して集中的に攻撃したが火球で相殺され吹き飛ばされてしまった。
「くそっ!あっちを助けに行きてえがこっちも心配だ!こういう時に限って俺は…!」
拓実はデジメモリでどちらを攻撃するか悩んでいた。さらにネフィリムは体から触手を生やして響たちを攻撃しようとした。
「デエエエエエエス!!」
「スパイクホーン!」
その時、上から断殺・邪刃ウォttKKKを放った切歌とジュエルビーモンがネフィリムの腕を切り裂いた。
「えいっ!」
「ヘビーメタルファイアー!」
デスメラモンの炎を纏った非常Σ式・禁月輪をネフィリムの背後から調が攻撃した。
「どんなもんだい!」
「あれは!」
レイヴモンが立ち上がった。
「イガリマ、ジュエルビーモンと!」
「シュルシャガナ、デスメラモン…」
「「参上(デス)!!」
2人と2体の登場にクリスと翼は唖然としていたが、響は目を輝かせていた。
「来てくれたんだね!2人とも!」
「とはいえこいつをやるのには骨が折れそうデス…」
切歌が苦笑いを浮かべながら振り返った。
「だけど、歌がある!」
装者たちが振り返るとセラフィモンにレボリューションした爽谷にライズグレイモンそしてマリアが立っていた。
「トライデントリボルバー!」
ライズグレイモンの左腕に取り付けられているリボルバーから発射されたエネルギー弾がネフィリムの脚部を貫いた。
「セブンヘブンズ!」
セラフィモンが7つの高熱光球をネフィリムとリヴァイアモンに放った。
「忌々しい天使めが!ロストルム!」
リヴァイアモンはロストルムでセラフィモンの立っていた地を噛み砕くが、素早く回避したセラフィモンはレボリューションを解いた。
「マリアさん!」
響が目を輝かせる中、マリアは空を見上げていた。
「もう迷わない!マムが命がけで月を止めようとしている…」
その様子を見ていたウェル博士は装者を見ても動じずにネフィリムに火球を放つよう端末で命令した。
「出来損ないどもが集まったところでこちらは未だ優勢…まとめて蹴散らしてくれる!行け!ネフィリイイイイイイーーーム!!そして、蹂躙しろリヴァイアモン!」
「ふん、ロストルム!」
リヴァイアモンがロストルムを飛び道具として装者たちの立つ岩に発射した。ネフィリムも火球で攻撃した。
「あいつ!」
拓実がデジメモリを使う間も無く攻撃は命中した。
「そんな…!」
「ヒャハハハハハハ!!何が装者だ!笑わせる…な?」
「Seilien coffin airget-lamh tron」
次の瞬間、ウェル博士たちが見たのは光に包まれた響たちだった。
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(ここから先は始まりの歌-バベル-を聴きながら読むのを勧めます)
「調がいる!切歌がいる!爽谷がいる!それにマムとセレナもついている!みんながいればこれくらいの奇跡なんて…安いもの!!」
「そうだ!こんなところで終われない!これを!」
爽谷が全員に黄金のデジメモリを渡した。
「これは!」
「あれは…!四聖獣の力を受けたのか!?」
ドゥフトモンが驚愕した。
「これを使ってください!」
響たちがデジメモリをデジヴァイスに挿入した。
<マキシマム!デジメモリオン!>
<バースト!デジメモリオン!>
<マキシマム!デジメモリオン!>
<マキシマム!デジメモリオン!>
<マキシマム!デジメモリオン!>
<バースト!デジメモリオン!>
<アルティメットジョグレス!デジメモリオン>
<フュージョンレボリューション!セラフィモン!>
デジヴァイスから眩い光が放たれ、パートナーデジモンたちは光に包まれた。
「なんだこの光は!」
拓実が光となってメタルシードラモンへと収束した。
「ウォーグレイモン超究極進化ーーーーーーーーー!!!!!」
「レイヴモン爆裂究極進化ーーーーーーーーー!!!」
「ムゲンドラモン超究極進化ーーーーーーーーーー!!!」
「キャンドモンワープ進化!!!ボルトモン!」
「ワームモンワープ進化!!!グランクワガーモン!」
「ライズグレイモン究極進化ーーーーー!!!シャイングレイモン!」
調と切歌は実力としてはほぼ完全体止まりだったが、Linkerによって一時的な究極進化だった。しかし、黄金のデジメモリと自らの心の高まりで究極進化を可能にしたのだ。
「メタルシードラモン!プレシオモン!ジョグレス進化ーーーー!!!」
眩い光にリヴァイアモンも目を瞑った。
「なんだこのバカみたいに明るい光は!」
そして光が消え姿を現した。
「ビクトリーグレイモン!」
ビクトリーグレイモンはグレイモンの中でも異質な存在で、両腕のドラモンキラーは巨大な剣__ドラモンブレイカーへと変化した。
「レイヴモン・バーストモード!」
レイヴモンは白と黒の翼が紫色に変化しオーラを放っている。
「カオスドラモン!」
ムゲンドラモンはスレイプモンの鎧と同じレッドクロンデジゾイドに包まれた。
「イージスドラモン!」
メタルシードラモンはプレシオモンと融合した拓実と合体した。
「これは…!」
拓実が目を開くと光が溢れる空間に立っていた。
「拓実!僕と拓実は一つになったんだ!」
「一つに!?嘘だろ!?」
拓実が狼狽えていた。
「狼狽えるな水琴!防人として冷静でいろ!」
「翼さん…」
「派手に行こうぜ拓実!」
「クリス…」
「拓実さん!奇跡を信じてください!ハートの全部を解放するんです!」
「立花さん…ヘッ、仕方がない。ここまで来ちゃあ狼狽えていられねえな!行くぜ!イージスドラモン!」
「少し姿形が変わったとて、たかが十数人の奏者とデジモンに何ができる!」
ウェル博士がネフィリムに指示を出した。
「装着時のエネルギーをそのままバリアフィールドにしたとてそんな芸当がいつまでも通じるものかあああああああ!!」
ネフィリムが火球を再び放った。
「セット!ハーモニクス!S2CA!フォニックゲインを力に!!」
響の拳で火球が相殺された
「響き合う音色に理由なんていらない。」
「あたしもつける薬はねえな…」
「それはお互い様デス!」
翼が調と、クリスが切歌と手を取った。そして響が調と切歌の手を繋いだ。
「あなたのしていることを偽善でないと信じたい…だから、私の近くで見せて。あなたの言う"人助け"で。」
「たった6人ぽっちの絶唱で何ができる!」
ウェル博士は響たちをなおも嘲笑するが響たちに変化が訪れた。
「6人なんかじゃない!この歌は世界中の…"70億人"の絶唱だあああああああああああああーーーーーーー!!!」
そして、響たちは奇跡の形態XD(エクスドライブモード)へと変化した。そして6人はネフィリムに突撃していった。
「響き合うみんなの音色がくれたシンフォギアでええええええええ!!!!」
70億人のフォニックゲインで高められてXDの攻撃を受け一瞬でネフィリムは塵と化した。
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「ええい!小虫どもが!」
リヴァイアモンがデジモンたちを薙ぎ払ったがデジモンたちに受け止められた。
「何い!?」
「リヴァイアモン!これが光だ!人類の希望の光だ!」
「黙れスレイプモン!フフフ…はーっはははは!!」
リヴァイアモンが突然笑い出した。
「こんなにいい汗かいたのはあの時以来だ…さあ!楽しませろ!ロストルム!」
リヴァイアモンが噛み砕こうとしたが、ドゥフトモンが変化を発見した。
「皆の者!奴の弱点は顎だ!連続してロストルムを放てないのは奴が噛み合わせを気にしているからだ!今のうちに諸君の必殺技を決めろ!」
「おう!」
全員宙に浮いて集合し一気にリヴァイアモンに向かって行った。
「徹剣成敗!」
ジエスモンが超スピードで両腕の剣でリヴァイアモンを攻撃した。
「怒涛闇供喪ノ舞(どとうやみくものまい)!」
続いてレイヴモンが乱舞攻撃でリヴァイアモンを攻撃した。
「スパイラルマスカレード!」
ロードナイトモンも帯刀でリヴァイアモンの尻尾を攻撃した。
「ディメンションシザーズ!」
「トマホークシュタイナー!」
グランクワガーモンがハサミで、ボルトモンが手斧を投げリヴァイアモンの弱り切った尻尾を切り裂いた。
「ぐおおおおおおおお!!!おのれええええええ!!!」
リヴァイアモンが突撃しようとしたところにドゥフトモン・レオパルドモードが立ちふさがった。
「ヴォルケンクラッツァー!」
ドゥフトモン・レオパルドモードが機雷を放ち、動きを封じた。
「トライデントガイア!」
「グロリアスバースト!」
「シャインブレイカー!」
「セブンヘブンズ!」
ビクトリーグレイモンとシャイングレイモン、イージスドラモン、セラフィモンの一撃が放たれた。
「フハハハハ!!いい戦いだったぞ!満たされたぞ!人間ども!」
リヴァイアモンは攻撃を受け、笑いながら爆死した。
「よし!」
ウェル博士の切り札だったネフィリムとリヴァイアモンはここに倒された。
「ふう、今回でワシの出番は終わりか。さてと、次に誰が現れるのか楽しみだな。」
「あらら…その様子じゃ酷くやられたみたいね。」
「リリスモン…」
「まあ何はともあれお疲れ様。次の魔王は誰か予想でもしましょうか?」
「ふん、そんなものなどどうでもいいわい。ワシは寝るぞ。」
「やれやれ…けど、人間って面白いわね。」
第45回 リヴァイアモン、リリスモン(inダークエリア)
次回でGが完結します。一期よりもGは区切りのいいとこが分からなくなった時も多々ありエピソードが多くなりましたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございます。前から少し言っていますがGXに関してはGから作中では何ヶ月かのブランクがありますのでその間に日常やギャグエピソードを書こうかと思います。