戦姫絶唱シンフォギアDigitalize   作:ジャン=Pハブナレフ

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さてヴァルキリーサマー最大の目玉をアプリでは数話掛けてやるとこを圧縮して1話にしました。そのアプリで最近始まった緊急出動イベントでキャロルちゃんが出てますが毎日のように殴られ、切られ、打たれの連続でマジでキャロル陣営が心配になるくらいなことになってます。毎日のようにやられてもうお疲れどこじゃないようなww


第124話 誕生!!水着ギア!?

 戻ってきたマリアたちは早速、平行世界の一件を伝えた。

「うむ、それでそのカケラを手に入れたというわけか。」

「少なくとも、今の所その聖遺物が関係してることは間違いないようだな。早速エルフナインくんに調査させるか?弦十郎。」

「うむ、頼めるか?エルフナインくん。」

「はい、少し時間はかかりますがこれならすぐに…」

 エルフナインが早速カケラを持って行って分析を始めた。休憩時間中、マリアは切歌たちと映画を見ていた。それはホラーテイストの映画だった。

「う、海はマズイデスよおおおおお!!!」

「危ない!」

 切歌と調は興奮しながら映画を見ていた。

「こ、怖い…」

「ひいいいいいいい!!!」

 2人のデジモンはすっかり怯えていた。

「安心させて一気に怖がらせるっていうのは流石だね。にしても、セイレーンの歌ってのは恐ろしいねえ。」

「ユーも怖いみたいだな。ミーもだが…ホラー映画とは面白いが何回も見たいものではあまりないな。」

 爽谷も若干震え気味だが興奮していた。

(セイレーンか…)

 それから映画を見終えた4人はエルフナインの元に向かった。どうやら今回はその聖遺物のカケラはノイズ側が持っているらしいがまだ完全には調べ尽くせないらしい。

「すみません、色々調べたのですがまだ…」

「いいのよ。それが聖遺物と分かっただけでも収穫だわ。」

「これを。」

 友里が大きめのカバンを3人に渡した。どうやら中には現地に適応した格好が入ってるらしい。

「ありがとうございます。これで向こうの活動は潤滑に進むはずです。」

「ああ、あんな日の光だ。動きやすい方がいい。」

「それじゃ行くわよ!」

 3人は再びゲートに飛び込んだ。

 

 

 カバンを開けると中には水着が入っていた。

「さすがね。こういう状況下だし分かってるじゃない。」

 水着に着替えた3人は砂浜に立った。

「さっきよりかは軽くなったな。」

「うむ、そのようだな。」

「どう?少し海にでも…」

 するとまたもや雄叫びが響き、ノイズが現れた。

「くっ、こんな時に!」

「Imyuteus amenohabakiri tron」

「Killiter Ichaival tron」

「Seilien coffin airget-lamh tron」

 翼とクリスがギアを纏う中、マリアは別の変化が起こっていた。

「なんだそれは!?」

「これは…」

 いつもは白銀の鎧であったアガートラームは水着を思わせるような軽そうな姿に変化した。

「ギアの変化?」

「今は行くわよ!こいつらを片付ける!」

 マリアが先行してノイズを攻撃した。

「すごい!ノイズの動きについていけている!」

「あたしらと違って軽くなってるから小回りが効いてるんだ!」

「はあああああ!!」

 アームドギアは短剣のままだったがスピードが飛躍的に上昇しているためあっという間にノイズを撃破した。

「まさかギアが変化するなんてな。」

「ヨソウガイノヘンカダケド、スピードガアガッテナカッタ?」

「ああ、何か雰囲気だけじゃない変化を遂げてる。そうは思わないかい翼?」

「うむ、しかしギアの変化は心象の変化…簡単に起こるものなのだろうか?」

「にしても、日が暮れて来たな。」

 翼が首をかしげる中、クリスが空を指差した。日はいつの間にかすっかり西に傾きかけていた。

「とりあえず寝所と食料ね。携帯食料はあるけどせっかくだし、この島で確保してみない?」

 マリアの提案で3人は岩場に向かい、釣りを始めた。

「くっ!なぜ釣れない!」

 初めて数時間経ったが翼は1人ムキになって続けていた。

「行くわよ翼。今日はたまたま悪かっただけ。明日があるわよ、明日ならきっとね。」

「う、うむ…」

 

 

 その後釣った魚を焼こうと薪を取りに行こうとした3人をまたも謎の声が襲った。

「また、この音!?」

「危ないマリア!」

 するとノイズがマリアの背後に立っていた。なんとか紙一重で、攻撃をかわしたが岩場ということもあってかクリスが滑り落ちてしまった。

「雪音えええええ!!!!」

「クソッ、クリス!」

 落ちながらクリスは聖詠を唱えた。

「Killiter Ichaival tron」

 唱え終えたクリスは海に沈んだ。

「クリスウウウウウウウウウウ!!!!!」

 ハグルモンが叫んだ瞬間、大きなミサイルが水飛沫をあげて浮上してきた。するとそこには水鉄砲を構えたクリスがニヤリと笑みを浮かべて浮上してきた。

「嘘でしょ!?」

 マリアが驚く中、翼がニヤリと微笑んだ。

「水着ギアか!」

「へえ、こんな軽いんだな。んじゃあ反撃と行くぜ!」

 ノイズから距離を取っていた翼とマリアも聖詠を唱えた。すると今度は翼にも水着ギアを纏った。

「翼も水着ギアを!?」

「行けるか先輩!」

「うむ!」

 翼とクリスは駆け出して変化したアームドギアで次々とノイズを撃破していった。

(初めて戦った時と段違い…!この足場が不安定な場所でも十分動ける!)

 そう思いながら2人は海からのノイズと空から襲いかかるノイズを素早く撃破していった。

「すごい!いつもより早いね、翼!」

「ええ!これなら戦える!」

<天水乱舞斬>

「はあああああ!!!」

 足元に水を発生させた翼は襲い来るノイズの動きを鈍らせて、水面を滑りながらノイズを斬り捨てた。

「ギアの攻撃で、水の無いところに水場ができるなんて!」

 一通りノイズを撃破した3人は食事をとって眠った後にまた探索を続けた。

「まさか、水着ギアがあるなんてな。」

「そうだな。しかし、この島は本当に無人島なのだろうか?」

「じゃあ明日は島の探索に行きましょう。この島、どうにも広いわ。今日はこの砂浜とあの岩場あたりだったけど反対側には行ってない。だから次は反対側ね。」

 そう言って3人は眠った。

 一方、島に小さな船が向かっていることに3人と三体は気づく由がなかった。

「オラ達の島を取り戻すだ!」

「おお!!」

「このままじゃ、お袋や家族の生活がますます辛くなるだけだ!俺たちでどうにかするんだ!」

「「おおおお!!!」」

 30から40くらいの年齢の男たちが漁船に乗る中、明らかに若い青年が1人乗っていた。

「僕たちの島を取り戻すんだ…!」

 青年はぎゅっと拳を握った。

 




最後の青年ですがある人物の並行世界の姿です。今後司令が出てこないイベントのストーリーでは誰かしらキャラを別にしてます。ブッ飛んでたりそうでもなかったりですがお楽しみに!
「はあ〜クジラさんは見てて癒されるデェース」
「そうだね切ちゃん。」
「調べとこんなに可愛いクジラさんを見れたのは嬉しかったデス。」
「切ちゃん…」
「調…」
(あーあ、まぁた始まったよ…)
(エンドレスだねえ…)

第86回 切歌、調、ワームモン、キャンドモン

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