戦姫絶唱シンフォギアDigitalize   作:ジャン=Pハブナレフ

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今回からシンフォギアXDUのイベントストーリー「ヴァルキリーサマー」編に突入します。
このストーリーは割とギャグシーンが多くて色々突っ込んだ記憶があります。今回はマリアさんメインでいけたらなあって思ってます。ぶっちゃけこのストーリーで「マリアさんは一体何者なんだよww」という感想が第1だったりしてます。


第123話 新たなる旅立ち!マリアの悩み

 アレキサンドリア号の一件から時が経ち、世間ではお盆の終わりが迫っていた。そんな中、マリアはイギリスで一人悩んでいた。

「休みは!?休みはないのおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーー!!!!!?」

 人のいない場所でマリアは叫んでいた。

「いや、そんなこと俺が知るか!」

 アグモンが呆れながらマリアの質問に答えた。するとマリアはデジヴァイスをぐっと掴み画面に思い切り顔を近づけた。

「いいこと、アグモン!世の中には"夏休み"というものがあるの。それなのに私にはどうして休みがないの?私だって働き詰めじゃ辛いのよ!年中無休なんて私には無理なの!」

 国連組織SONGとしてだけではなくアーティストとしても働くマリアに夏休みなどなかった。

「そうは言ってもだな…」

 マリアの我儘にアグモンは本格的にうんざりしていたが御構い無しにマリアは愚痴っていた。

「あー聞きたくない!聞きたくない!いいこと!?夏__それは暖房もいらない暑い日、

 夏__それは開放に満ちた時…

 夏!それはお野菜も美味しくなる時!夏…」

「はいはい、んなことより仕事はいいのかよ?あれ以来まるっきし奴らに関しちゃ分からずじまいなんだろ?」

 アグモンがマリアのポエムを遮った。実際、あれからSONGはリコリスを追跡とパヴァリア光明結社の実態等洗い出そうとしたところ、以前マリアたちが交戦した地下鉄の拠点らしきものから彼らを代表するエンブレムの類が多数発見されたらしく今その解析に当たっていた。すると、ため息を付いているマリアの通信機が鳴った。

「はい、マリアです。」

「マリアくん、翼と共に本部に来てくれ。今本部はロンドン近郊に向かってる。」

 弦十郎の連絡を受けてマリアと翼が本部に戻って来た。

 

 

「集まったようだな。」

「どうしたの?急に呼び出したりなんかして…」

「はい、実はまたギャラルホルンがアラートを探知して別の世界と繋がったんです。」

 エルフナインがモニターで今のギャラルホルンの様子を映像で見せた。

「また別の世界に繋がったんですね…」

「で、今回も調査に行くのか?オッさん。」

「ああ、カルマノイズなんて奴が出て来た今、並行世界の要素は調べられるだけ調べておかないとな。ただでさえ忙しい中これ以上災いの芽を増やすわけにはいかん。今回の調査は前回同様スリーマンセルで頼む。」

 弦十郎が首を縦に振ってモニターを見た。

「それなら、私が行こうかしら。」

(もしかしたら、これはご褒美になるはず!日頃お疲れな私でも任務と言う名の休暇ができるチャンス!)

 そうこう思ってるうちに、翼とクリスが行くことになった。切歌と調に響は夏休みの宿題がまだ終わってないと言うことで学業優先とし、残り組になった。

「お土産、楽しみにしてるデスよ!」

「ええ、切歌。2人を頼むわよ爽谷。」

「うん、行ってらっしゃい!」

 3人がゲートに飛び込んだ。

 

 

 3人がゲートを超えるとそこは太陽が燦々と輝く砂浜だった。

「ここは?」

 3人が辺りを見回すと、あたりは森と海に包まれていた。

「南の島のようだね翼。」

「マサカウミニデルナンテヨソウガイダネ。」

 ハグルモンがキョロキョロ辺りを見回すがこれといって大したものはなかった。

「だれかの記憶ってわけでもなさそうだな。」

 そんな中マリアは一人黄昏ていた。

(こんなところ、いいじゃない!こんなバカンスに最適なところ見たことないわ!くっ、水着があれば!)

「どうしたマリア?」

「い、いえ!なんでもないわ!」

 すると目の前にノイズが現れた。

「へっ、どうやらお出ましのようだな。」

 マリアと翼がデジモンたちを呼び出して先陣を切って攻撃を仕掛けようとした。しかし、ノイズたちはいつもよりも素早く動き出し、2人を積極的に攻撃しようとした。

「くっ、敵が素早い!」

 翼とマリアはなんとか攻撃を防ぎながら攻撃を当てることには成功していた。

「この砂上では翼たちは不利だ!僕らに任せて!」

 ペックモンが前に出てノイズたちを苦無羽で動きを止めた。

「これで攻められるよ!一気に決めるんだ!」

「ありがとう助かったわ!

 はあああああああああーーーーーー!!!」

 マリアの一閃でノイズが全て倒された。するとノイズから虹色のかけらが出て来た。

「これは?」

 マリアがかけらを取ると雄叫びのようで叫び声のようなものがわずかに響いた。

「さっきの戦いだが危なかったな。砂で足元がとられて思うように戦えなかった…」

「うむ、どうやらここは日本とは言えるかどうかはさておきこの聖遺物の情報を分析してもらうとしよう。」

 マリアたちはゲートをくぐって元の世界に戻った。この先この島で一体どんな事件が待っているのだろうか?




「あー、しんど…どうせまた任務かなんかでしょう?どうせ私なんか…」
「ヤッホー、マリア。あーあ、やさぐれちゃって…もうマイターンもたやマも無いわね〜地獄姉妹になんかなんなきゃいいけどwww」
「うるさいわよ!アケミになんか…アケミになんか分からないわよ!バカァ!」
「すごいコントだ…」

第83回 マリア、アケミ、ピコデビモン(in出発前)
ぶっちゃけGXのcmのマリアさんのあのやさぐれ具合は違和感マックスだと思うのは私だけではないはず…というか、AXZのあの抜剣ネタは禁句だろ!ノリノリでいうとか可笑しすぎるんだよ!

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