戦姫絶唱シンフォギアDigitalize 作:ジャン=Pハブナレフ
アプリでは片翼の奏者イベントがまさかの復刻に驚きが隠せないです。やっぱ、人気だったんだなあって思えます。その一方でセレナは…まあ事情がありすぎるから難しいんだろうなあww
中の人とか楽曲とか色々ありそうだし…5期でそろそろなんか貢献しないもんですかねえ?
港ではスフィアゴーストが次々出現し、街へと向かおうとしていた。
「早く逃げてください!」
「すまない!」
拓実と爽谷はアルボルモンとグロットモンにスピリットレボリューションし、パートナーをと共にスフィアゴーストをなんとか港から出るのを防ぎ、周囲のSONG隊員たちを逃していた。しかし、増殖はなおも続きいつ尽きるのかさえわからずにいた。
「こいつら倒しても倒してもキリがねえ!このままじゃジリ貧だ!」
「ギガデストロイヤー!」
その時2人の背後からミサイルが飛んで来た。
「これは立花さんのメタルグレイモン!?」
するとデジモンたちとともに響たちが駆けつけた。
「助かったぜ!靄がどんどん大きくなって来てて厄介なんだ!俺と爽谷はこの最終ラインを守る!だから立花さんたちは根元からどギツイのを頼む!」
「分かりました!じゃあパートナーのみんなと一緒にここは任せました!」
「おう!」
響たちが船の中に入るとスフィアゴーストが現れた。
「行くぞみんな!」
「おう!」
散らばる中、拓実はデジメモリを読み込んだ。
<トリケラモン!メタルファントモン!デジメモリオン!>
拓実が前線にトリケラモンとメタルファントモンを送って攻撃させたがまだまだ増え続けるスフィアゴーストには何の意味もなかった。
「お次はこれだ!勝手に先に通らないでもらおうか!通行許可証がねえとなあ!」
<デスメラモン!レオモン!デジメモリオン!>
デスメラモンとレオモンが現れ、拓実より先に行こうとしたスフィアゴーストをなぎ払った。
「大した実力もないのにこの数じゃいずれやられるよ!」
「分かってる、メタルグレイモン!お前のパートナーを信じろ!俺たちの目的はこいつらを一歩も街に行かせないことだ!できることをやってりゃいいんだよ戦いってのはな!」
そして船内に侵入した響たちは船底から先回りしてエントランスを目指した。しかし、スフィアゴーストがまたも立ちはだかった。
「こんな時に!」
「響さんたちは先に!」
「私たちが食い止める!」
切歌と調が前に出て襲いかかってきたスフィアゴーストを食い止めた。
「けど…!」
「いいから行くぞ!ここで残ったら外の連中も持たねえし何よりこの2人ももちゃしねえ!」
クリスに手を引かれ響は奥へ向かった。
「やるデスよ調!」
「うん!切ちゃん!」
2人はアームドギアを構え次から次へとスフィアゴーストを切り捨てるがなおも増殖するスフィアゴーストに対して次第に息も上がってきていた。
「苦しい…」
「けど信じてる!響さんたちならきっと!」
調はヨーヨーを投げ、結界のようなものを張って一気にスフィアゴーストを圧死させた。
<終β式 縛戒斬鋼>
調を見て切歌はニッと笑ってスフィアゴーストをにらんだ。
「出なきゃ堂々とこの場を引き受けた意味がないデスね!調と一緒に最後まで戦うデス!」
<暴殺 魔ッ怒Haっター>
切歌もアームドギアのエネルギー光弾状に集中させ回転斬りを放った。
「これって、どんどん力が湧いてくる?」
「歌を思いを繋ぐ!だからもう負けないデス!」
「「切ちゃん(調)!!!」」
2人は背中合わせでまだ増殖するスフィアゴーストに向かっていった。
「ここまできたらやれるだけ行こう!」
「うん!調がいるんなら怖いもの無しデス!」
そして響とクリスはツタンカーメンのマスクがある場所へと向かった。
「きっとあそこであの塊をぶっ壊せばファラオゴーストだって止まる!急ぐぞ!」
「うん!クリスちゃん!」
しかし、あたりに黒い靄がさらに発生し出した。
「くっ、この靄が濃くなったってことは近いみたいだな。ご丁寧にあれを見ろ!」
黒い靄がまたもやツタンカーメンのマスクを覆い、一瞬蛇のエンブレムをよぎらせた後カースドファラオが出現した。
「復活してるとはな!だが負けねえ!」
「うん!こんな偽りの呪いなんかで私たちは倒れない!」
響の脳裏にはエルフナインの言葉がよぎっていた。
「存在自体曲げられて王様は苦しいんだよね?だったら、まってて!私たちが王様を助けるから!」
響は決意の表情で構えをとった。
「祝!片欲の奏者イベント復刻!」
「やったね奏!」
「まあな!AXZでもまあああいった形だけど出れたし、あたしもまだまだ負けないよ!」
「うん、そうだね。奏!」
「なんだぁ〜?翼もしかして照れてるのか?」
「そ、そんなわけないじゃない!ただ、嬉しかったから…」
「全く、かわいいな翼は!」
(物陰からセレナがのぞく)
「いいなあ…私なんて…」
第92回 奏、翼、セレナ