戦姫絶唱シンフォギアDigitalize   作:ジャン=Pハブナレフ

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先日響ちゃんが誕生日でした。今更だけどおめでとうございます!最近XDUのガチャで星5があんまこない…限凸できるからいいけどグレ響が来たツケなのかなあ…メモリアでも持ってないのが来るのはまだいいけどダブんのは勘弁だしなあww


第106話 カルマノイズの呪い!

響とマリアは元いた世界に戻ってエルフナインにイグナイトモジュールの異変の調査を頼んだ。

「どうやら、大変そうだったみたいだな。」

「まさか、奏さんがあっちにいるなんてな。」

「私と切ちゃんに爽谷は資料とツヴァイウイングでしか知らないけど…」

響とマリアはクリスたちにも経緯を話した。

「それにしても意外デスね、司令」

「確かにそうだね。変わってるよ。」

切歌の発言に周りは苦笑いしていた。

「そんだけうちのコマンダーはあれだってことさ。」

キャンドモンも首を振りながらうなづいた。

「そういえばそっちは大丈夫?ギャラルホルンのアラートのせいでなにか大変なことにはなってないの?」

マリアが話を振るとクリスたちの表情が重くなった。

「まあ、最近はノイズメインですのであっさり片付けられてはいます。ただ、昨日あたりに黒いタコのようなノイズ___カルマノイズが現れたんです。」

「ああ、べらぼうに強かったよ。しかもあいつの前でイグナイトモジュールを使おうとなると突然苦しみ出してな。」

「嘘!?そっちでも!?」

響が驚きながら並行世界での戦いを語り出した。そしてクリスたちもなんとかその場はカルマノイズが撤退するまでの間、爽谷と拓実が足止めをしたためクリスたちにそれ以上のダメージは与えられなかったが2人にも相応のダメージを負うことになってしまった。

「いてて…」

「大丈夫なの?」

「いえ、大丈夫です…」

「もうじきしたらエルフナインのとこに行くか。」

 

 

「来たか…エルフナインくん、たのむ。」

弦十郎がエルフナインに合図を送った。

「イグナイトモジュールに関してですが響さんとマリアさん、それにクリスさんたちのペンダントからは特に以上は見られませんでした。」

「おいおい!なんかの間違いだろ!?」

クリスが机をバンと叩いた。

「いえ、ただ考えられることはきっとダインスレイフの呪いとカルマノイズの"人に破壊衝動を植え付ける呪い"は互いに作用しあってしまうのではないかと考えられるんです。実際クリスさんたちが避難を行う際一部の犠牲者には突然暴れ出した人がいたことによる推測でしかありませんが…とにかくこのままだとカルマノイズは実体を持って並行世界からこちらにやってきてしまいます。」

「そうねえ…今後カルマノイズに対してはイグナイトモジュールの使用は控え通常形態さらにはデジモンたちでどうにかやりくりするしかないわね。」

マリアと響がペンダントを取った。

「それってピンチじゃないデスか!」

「けど、どうにかするしかないね。」

「アア、クリスタチデココハマモルンダ。ナニガアッテモムコウニイルツバササンノガンバリハムダニハデキナイ。」

「つーわけでだ。早く先輩のとこに行ってこのことを伝えてこい。向こうでどうにかしなきゃこっちにもカルマノイズが現れちまうんだ。」

「うん、行ってくる!」

エルフナインは自分だけではどうしても呪いに関して解決することができずに響たちに自分がまとめたデータを向こうの世界の了子に渡すように頼み2人はゲートへと向かった。

 

 

一方、一人残った翼は奏と共にノイズの軍団と交戦していた。しかし、数はますます増え2人ではどうしようもない状況になった。

「余計なことはすんなよ。あたしはあたしのしたいようにやるだけだ。なんなら帰ってもいいんだぜ?」

「帰らない!私は最後まで奏と戦う!」

「なら気合入れろ!デジモンが来るぞ!」

翼と奏の前にリリモンとライラモンが立ちはだかった。

「頼むぞディノヒューモン!」

奏がデジヴァイスを構えた。

「ディノヒューモン超進化!!キュウキモン!」

ディノヒューモンが光に包まれ薄紅色の妖獣型デジモンに進化しライラモンとリリモンに向かってきた。そして翼はヤタガラモンを全体のサポートに回した。

「はあっ!」

<千ノ落涙>

「どおおりゃあああああ!!!!」

<LAST∞METEOR>

2人の範囲攻撃で空からの攻撃を防いではいたもののノイズたちの怒涛の流れに少しづつ押されかかっていた。

「こうなったら、やるしかない」

「まさか…!」

翼が青ざめた。

「他に方法あんのかよ!?お前が止めてもあたしはやるぞ!」

奏がアームドギアを構えた。

「なら、私もやる。二度と奏だけには絶唱をうたわせはしない!」

「翼!?」

「そういやそうだったな。じゃあ…派手nぶち込むか!」

2人は絶唱を唱えようとした。

「Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el baral zizzl」

その時空から二つの光が落ちてきた。

「その絶唱…ちょっと待ったあああああああああ!!!!!」

上から響とマリアがノイズたちをあっという間に殲滅した。これには奏も笑みを浮かべた。

「おいおい、遅いんだよ。」

「それにしてもかなりの数を相手にしてたのね。」

マリアが辺りを見回した。

「2人は休んでてください!後は私が…って、もういない!?」

「アホ、もうとっくに全部やられてんだよ。」

「すまないな立花、マリア。」

 

 

その後二課本部に戻った響たちは自分たちが知ったことを一通り話した。

「私たちの世界にもカルマノイズが現れたのか!?」

「ええ、いよいよ他人事ではすまなくなってるわ。というかあなたはイグナイトが原因だってことには気がついていたそうね?」

マリアが了子を見つめた。

「そりゃあそうよ。実際いくつか研究してたしギアだって私が作ったのよ?あのノイズの特徴がギアに干渉してるのは十分に高い可能性だってことからの推測でしかなかったけどね〜」

「となると、今後はイグナイトなしとなるか…」

「イグナイトだけが私たちの力ではありません。」

イグナイトという決定的な戦力を失い腕を組んだ弦十郎に対して響は胸に手を当てながら答えた。

「はは!そうだな!大事なのは気合だな!ははは!!」

了子はその後エルフナインのデータを調べに拓実とともにラボに戻った。

「それより重要なのは私たちがもっとお互いの連携を高めるべきじゃないかしら?何処かの誰かさんのようにね。」

マリアが立ち上がって奏を見つめた。その後装者全員でシミュレーション室で連携訓練をしたが一通り終えると奏が1人出て行ってしまった。

「もういいだろ?よくあんたらの動きはわかったよ。」

「奏!待って!」

翼が追いかけようとしたがマリアに止められた。

「翼、ここは私に任せて。当事者でない方がいい時だってあるわ。」

マリアが奏を追った。果たしてカルマノイズを前に装者たちは力を合わせられるのだろうか?

 


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