雪結色「お兄様!」八幡「はい?」   作:わんぐ

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まず、謝罪します。すいませんでしたぁぁぁぁぁ!!!!!
言い訳をここでさせてもらいます。
私の本文は学生をやっていまして、テスト期間&インフルエンザにかかってしまって 
これからは、どんどん更新していくのでよろしくお願いします!!
では、どうぞ!


こうして、由比ヶ浜結衣主催のお家デートが始まる。【後編】

八幡「っで?なんでこうなった?」

今、俺の状況は、いわゆる修羅場である。

睨む雪ノ下、ニタニタと笑う一色…殺意ってやつだね✩

そして、しまいには由比ヶ浜ときたら、今俺の右手を掴んで離さない、困った子だ

結衣「ふふーん」

何勝ち誇ってんの?こいつは本当に…

八幡「なっなぁトランプでもするきぁ」

思わず声が裏返った。恥ずいやべーーー!恥ずいめちゃ恥ずい……こうして俺の黒歴史のページの1枚になるのだ。ハハハハハハ……

結衣「結衣はいやぁ〜だって〜今日は〜、結衣とぉおにいとのデートだもん!」

雪乃「まぁ、しょうがないわね。あっあと襲ったら?どうなるかわかりますよね?お兄様」

八幡「わわわ…かってるよ」

雪乃「いろは、行きますよ」

いろは「ではでは〜、お二人共ごっゆっくり〜」

しばらくの沈黙…なんなんだよこの感じ、息苦しいなぁ〜ホント。

結衣「あっ、あのさおにいの事さ、八幡って呼んでいい?/////」

八幡「あっあぁ、」

結衣「八幡?」

八幡「ひゃい!」

思わず出ちまったよ!てか何故、疑問系?

結衣「八幡!」

八幡「あぁ」

結衣「八幡ねぇ〜八幡〜」

なんなのこの子は、本当に馬鹿の一つ覚えみたいにはぁ、まぁこれも由比ヶ浜らしいと言えばそうなのかもしれんな。

八幡「なんだよ」

結衣「いや、呼んでみただけなよぉ〜」

なっなに!めぐりんパワーが滲み手でいるだと!コイツ…やるな!馬鹿なのか俺は…

八幡「そっそうか…」

結衣「あっそうだ!ならさ、結衣って呼んで?」

八幡「いや、呼んでるだろいつも」

結衣「そっ、そっか。むむっ」

八幡「ところで、結衣は何したいんだ?」

結衣「だから、お家デート」

八幡「いや、お前がこのままでいいならいいけどよ、いつもこんな感じだよな?」

結衣「そっそういえば!そうだ……」

うーん、この子は、本当にアホな子だ。由比ヶ浜は、ふと思いついたように立ち上がる。

結衣「そっそうだ!おままごとしようよ!」

八幡「はっ?この歳で?」

結衣「いっ、いいから早くしよ!/////」

無理やり、台所に連れてゆかれる。あっあれ、なんか忘れた。そうだ、あの由比ヶ浜に調理台に立たせてはいけない暗黙のルールがあるだった!どんだけなんだよ……

ふふーんと鼻歌を歌いながら厨房に立つ。

八幡「おっおい!」

結衣「んっ?なに?」

八幡「俺が作るから、あっちでゆっくりしててくれれ!いやしてください!」

結衣「えっ?なんで?」

八幡「いや最近の日本文化に習って、男の人が立った方が、スピーディーでハイリターンでノーリスク出切り抜けられるだろ?その、コスパも男の方がざっくりしてて、コスト軽減にもなるしな?」

結衣「言ってることはよく分かんないけど、わかった!」

あー良かった〜ホント、てか俺の言動矛盾してないか?まぁ、いいやどっかの玉なんとかさんみたいだったな、いや今回限りでは、玉なんとかさんには救われたな、ありがとう!玉なんとかさん!元気で!なんか、死んだみたいだな。

さて、何を作ろうか。

うーん、朝飯だ目玉焼きが王道ちゃ王道か。

目玉焼きに諦めが着いたのか、着々と2人分を作っていく。

結衣「えいっ」

八幡「えーっい、鬱陶しい!「きゃっ」あっすまん、ごめん強くやり過ぎた」

八幡が強く手を振ってしまい、結衣がフローリングに倒れ込んでしまう。

結衣「ぐすん」

八幡「いや、本当にすまん!」

思わず土下座してしまう。これで君も、社畜スキルをマスターしたね!脳内思考の中でこれだけ取り乱してしまうほど動揺してしまうとは…

結衣「ちがうちがうの。私がね泣いてるのは…その、八幡はさ私の事嫌い?」

八幡「えっ、なんで?」

思わず質問されてんのに質問で返してしまう。彼女から出た言葉は、あまりに彼女らしくなかったのだ。

結衣「だって…いつも結衣といる時は悲しそうにしてるんだもん」

何かが八幡の中で刺さった。それは、確信的にそして八幡にとっては致命傷であった。

八幡「いやいやそんな事ないぞ。俺は別に」

結衣「なら、結衣の顔ちゃんと見れる?私だけじゃない、雪乃お姉ちゃんもいろはも見れる?」

八幡「それは…」

分かっていた。

まだ俺には、あいつ達に引け目を感じている。兄妹じゃない俺は奉仕部として、同級生として後輩としてあいつ達を見てしまう。

結衣「ねぇ…八幡?何か隠してるでしょ?」

八幡「いや…別に」

我ながら自分を軽蔑してしまっている。なんだよ「別に」って関係が無いように。まるで俺は被害者の様じゃないか。違う知っている今俺は…『加害者』なのだから

結衣「ちゃんと見て!」

八幡「ひっ!」

結衣「おにい、私ねお願いがあります」

八幡「あっあぁ、俺に出来ることなら」

それまでの結衣の表情とは一変し、真剣に見つめられていた。

結衣「秘密教えて?」

八幡「分かった」

分かっていた。その事実は隠しきれない事だと。俺は全てを話した。奉仕部の事も、本当は俺達は兄妹ではなくただのクラスメイトであり、部活部員であると。

結衣「はぁ…そうだったんだ」

八幡「なんていうか、騙したみたいですまん!」

結衣「大丈夫だよ。顔を上げて?ちょっとはビックリしたけどでも秘密を知ったらさ。矛盾が全部合致してるから信じるよ!」

八幡「許して…くれるのか?」

結衣「もちろん!!」

八幡「由比ヶ浜…らしいな」

結衣「私らしいか…あんまり実感わかないなぁ〜。あっ!そう言えばさ私って、おにいの事なんて呼んでた?」

八幡「えっ、えーっとな比企谷さんだよ!そう!比企谷さん。うん比企谷最高!」

結衣「ちゃんと顔見る!」

八幡「ひっ!」

結衣「うそ?」

八幡「えっと…」

結衣「目をそらさない!」

八幡「ひゃい!」

結衣「っで?本当は?」

八幡「ヒッキーって呼んでました」

見事に見破られたぜ!流石がハマさん!尊敬ッス!

結衣「ヒッキーかぁ。ヒッキーね!ヒッキー!」

八幡「あっあぁ、なんだよ」

結衣「じゃあさ、私2人でいる時はヒッキーって呼んでいい?」

八幡「まぁ、いいけど」

結衣「やったー!ヒッキー大好き!」

八幡「うっうぅ近い近い」

ヒッキーって呼ばれると余計意識してしまうし、唯でさえこの立派なものからの意識を遠のかせるのに必死なのに。

結衣「じゃあさ、これは私たちだけの秘密ね?」

八幡「あぁ、そうなるな」

結衣「はい!じぁ指切りしよ!」

八幡「まぁいいけど」

この後、指切りをした。それは、奉仕部にいた頃より由比ヶ浜結衣との距離が縮まった気がした。

でもなりより、由比ヶ浜結衣の笑顔見れて幸せだった。




どうでしたでしょうか?
楽しんで頂ければなりよりです!
次回は、いろはす回なのでお楽しみに!!

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