魔法少女靖子~暁の水平線に平和と友情の絆を~   作:ラフィーネ

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靖子は再び鎮守府に戻り、艦娘としてしばらく暮らすことになりました。ほかのみんなも艦娘デビューです!


みんなと再会、ゆうきたちも艦娘デビュー!

 鎮守府にきた6人。それぞれが鎮守府は初めてである。早速全員応接室へ呼び出された。郡津提督と金剛は彼女たちを大歓迎した。そして、鎮守府あげての歓迎会を催すことも決定した。島雪は、天龍たちはいい提督をもったなぁと思った。そして、郡津提督はあの話を切り出した。

 

「艦娘?」

 

「そうよ!あなたたちも艦娘にならない?それがあなたたちをよんだ理由よ。」

 

5人はキツネにつままれたような感じだった。まどかは尋ねた。

 

「なんでまた?」

 

「私から説明するわ。」

 

なんと、この鎮守府にリンディ提督が来ていた。すべて提督に話は通していたのだ。倒した駆逐イ級と似ていたものの調査結果について結果がでていたのだった。

 

「あの生き物みたいなものに、ジュエルシードがあったの。」

 

「ジュエルシード?もしや・・・」

 

「そうよ靖子さん、ロストロギアよ。そこで、この郡津提督と話し合って、あなたたちに艦娘として戦ってもらおうと思って。」

 

「ええ、もう設計図はできてるわよ!あとは服装ね!」

 

「・・・ふーちゃん、ぼくやるよ!靖子ちゃんを助けてくれたここの人たちに恩返ししたいし。」

 

「あたしも!艦これの世界を体験するのもいいかも」

 

「わたしもやるよ」

 

「よし、みんなそういうなら俺も!」

 

「やらないわけにはいかないわね、いいわ。」

 

「ありがとう、みんな。」

 

郡津提督はうれしかった。5人全員が引き受けてくれたからだ。そこへ明石が現れた。設計図とスケッチブック、筆記用具をもって。

 

「さあ、好きな服装を決めてね。」

 

5人はよっしゃと言わんばかりに服装を描いた。そして、全員が軽巡洋艦として、艦娘デビューとなった。

 

「どうだ!俺のは。」

 

ふきのは球磨型6番艦木津としてデビューした。セーラー服で帽子付きだ。

 

「どう?おしゃれでしょ」

 

まどかは夕張型2番艦薄野(すすきの)としてデビューした。こちらもセーラー服だ。

 

「ぼくだって、お似合いでしょ?」

 

ゆうきは長良型7番艦鈴鹿としてデビュー。基本的な服のつくりは阿武隈と同じだ。

 

「うわぁー、かわいい。」

 

ひみかは川内型5番艦笛吹(ふえふき)としてデビュー。こちらは川内と基本的な服のつくりはかわらない。

 

「これ、すてきじゃん!」

 

妙子は阿賀野型5番艦奈半利(なはり)としてデビューした。ただ、服は異なるようだが。この鎮守府には阿賀野型はまだないからだ。みんなそれぞれ、仕様とかは異なるが、郡津提督いわく、特別仕様だという。一気に艦娘が5人も増えたとあって、さらに戦力が増強されたことになる。リンディ提督の説明には続きがあった。

 

「みんな、何かあったら、私に連絡してね。場合によっては、なのはさんたちにも協力してもらうし、時空管理局にも協力を仰ぐから。わかったわね。あと、ウィッチーズ基地の坂本少佐からも連絡があって、必要なら協力するって連絡があったわ。」

 

島雪は、なのはがいないことが気になって質問をした。

 

「なのはちゃんは?この世界に来ないの?」

  

「場合によっては来てもらうことになると思うわ。もちろん、できたらみんなと楽しくやれるかもよ。でも、原則お仕事であることを自覚するように!いいわね。」

 

5人ははいとはっきり返事した。

 

「はい!」

 

そして、そこへ間宮さんがやってきた。この日のためになんとパーティーの準備をしていたのだ。

 

「そうと決まったら、パーティよね!リンディさんもどうぞ!」

 

「ごめんなさい、今日はまだ仕事が残ってるし。じゃあみんな、わからないことがあったら、連絡いれてね。」

 

リンディ提督は、帰って行った。残念そうな顔をした島雪たちであった。そして、間宮食堂では、盛大なパーティーが行われていた。ゆうき(以降は鈴鹿表記)は長月に挨拶していた。

 

「ぼく鈴鹿、よろしくね!」

 

それを聞いて、時雨がよってきた。

 

「へぇー、きみも自分のことぼくっていうのか。ぼくは時雨、よろしくね。なんかぼくたち、気が合いそうだね。」

 

2人はすぐに仲良くなった。ふきの(以降は木津表記)は加古と挨拶していた。

 

「おれは木津っていうんだ、よろしくな。」

 

そこへ天龍がやってきた。

 

「なんだ、お前か、島雪が以前言っていた友達っていうのは。俺は天龍だ、よろしくな。」

 

「へぇー、俺以外にもじぶんのこと俺っていう子はいたのか。」

 

木津と鈴鹿は、ここにも自分と似たような艦娘がいることを知った。それは島雪とて同じだった。

 

「なぁ、荒潮から聞いたんやけどあんた大阪弁つかうんやて?」

 

「え?まぁ、関西出身やけど?あなたは?」

 

「うちは黒潮や。よろしくな。」

 

「あたし島雪言うねんよろしく!!」

 

「うち軽空母の龍驤(りゅうじょう)言うねん、よろしくね。」

 

島雪もハイテンションノリノリだった。ひみか(以降は笛吹表記)も似たような服を着ている那珂とすぐに仲良くなった。まどか(以降は薄野)は夕張と、妙子(以降は奈半利)は如月(きさらぎ)と仲良くなった。そこへ隼鷹もきた。

 

「なぁなぁ、せっかく6人そろったんだし、あたしと一杯のもうか?」

 

そこへ日向が止めに入った。

 

「何を言っている、この子たちは未成年だぞ!酒をすすめるな!」

 

「冗談だよ冗談!」

 

隼鷹は那智のところへ行った。楽しいパーティーが終わり、5人はそれぞれ自室に案内された。木津は多摩に自分の部屋を案内された。

 

「ここが木津のお部屋にゃ。」

 

「サンキュー、なかなかいい部屋だな。」

 

薄野は綾波の案内で部屋に入った。

 

「ここがあなたが今日から使うお部屋よ。」

 

「家電が充実してるわね。」

 

鈴鹿は曙に案内されて部屋に向かっていった。

 

「はい、ここがあなたのお部屋。」

 

「ありがとう。」

 

「でもあなた皐月と時雨、最上と同じ自分のことぼくっていうのね。」

 

「うん、まあね。」

 

笛吹は龍田に案内されて使う部屋にはいった。

 

「はい、あなたのお部屋はここよ。すてきなお部屋よ。お暇だったらいつでも私にあいにきてね。」

 

「あ、はい、ありがとうございます。」

 

奈半利は筑摩の案内により部屋をおしえてもらった。

 

「教えてくださってありがとうございます。」

 

「これくらいいいのよ、明日は朝礼でみんなとごあいさつよ。緊張してる?」

 

「あ、はぁ。」

 

「きにすることないのよ。リラックスしてね。」

 

そう、5人は緊張していた。あすの朝礼でみんなとごあいさつしなければならないからだった。そして翌日。

 

「みなさん知ってると思いますが、今日から皆様と一緒に戦うことになった艦娘さんたちをご紹介します」。

 

5人は緊張気味だったが、前にいる全員に挨拶をした。こうして、5人の艦娘としての生活がはじまったのである。

 

 

 

 

 

 

 

 




ようやく5人の艦娘がデビューです。ですが、まだまだ増えますよ。

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