とても安易なゆめロラ   作:凪紗わお

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H.A.N.A.B.I.

虹野ゆめ「ねぇローラ、コレやろ!」

 

桜庭ローラ「……花火?」

 

ゆめ「うん!冬は空気が澄んでいるから花火が綺麗なんだって!」

 

ローラ「へぇ、面白いじゃない!」

 

ゆめ「学園長に許可は貰ってるから早速行くよ!」

 

ローラ「随分手回しがいいわね…」

 

ゆめ「だって早くやりたいんだもん!」

 

ローラ「わかったわかった!ところで真昼とか先輩方は?」

 

ゆめ「今日は2人だけで花火したいの……だめ?」

 

ローラ「2人きりでやりましょう」

 

ゆめ「なんで敬語?」

 

ローラ「(上目遣いにやられたなんて言えないよね)」

 

ゆめ「? 早く行こ!」

 

ローラ「あ、ちょっと待って!」

 

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ゆめ「……よし、あとは」

 

ローラ「打ち上げ花火だ!」

 

ゆめ「ごめんね、閃光花火入ってないタイプだったみたい」

 

ローラ「でも変わりにこの打ち上げ花火があるからいいじゃん!それに私こっちの方が好きだし」

 

ゆめ「そう言ってもらえると助かるよー……あ、チャッカ●ンなくなりそう」

 

ローラ「予備持ってるよ」

 

ゆめ「ありがとー!」

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ローラ「たーまやー!」

 

ゆめ「かーぎやー!」

 

ローラ「ゆめの言う通りね!打ち上げ花火の細かい所までくっきり!」

 

ゆめ「そうでしょ!?えへへ」

 

ローラ「でもなんで今日?確かゆめって明日の朝、生放送番組があるんじゃ…」

 

ゆめ「……私達は友達として、ライバルとしてアイカツ頑張ってるでしょ?」

 

ローラ「うん」

 

ゆめ「でもそれだけじゃいつか……なんて言えばいいのかな、何か思い出作らないと爆発しちゃう感じがして……怖いんだ」

 

ローラ「ゆめ…」

 

ゆめ「私達のこれからのために、明日からまた笑ってアイカツするために……ねぇローラ」

 

ローラ「なに?」

 

ゆめ「私、ローラに勝って絶対S4になる!」

 

ローラ「それはこっちのセリフ!ゆめ、負けないよ!」

 

ゆめ「かかってこい!……なんちゃって」

 

ローラ「ふふっ でもその意気がないとS4になんかなれっこない!……だよね」

 

ゆめ「うん! あ、もう一つだけ伝えたいことが」

 

ローラ「もう、なーに?」

 

ゆめ「ねぇローラ 私、ローラのことが…」

 

 

 

 

ゆめ「――大好きだよ」

 

 

 

 

ローラ「……私も。ゆめが大好き」

 

ゆめ「……ふふっ」

 

ローラ「……プッ」

 

 

あはははは!

 

もー!真面目に話してるのにー!

 

ごめんごめん、なんか照れくさくて!

 

こっちはもっと恥ずかしいんだよ!?

 

あはははは!

 

また笑ったなー!?あはははは!

 

ローラも笑ってんじゃん!

 

だってぇー


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