とある無力の幻想郷~紅魔館の佐天さん~   作:王・オブ・王

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13,魔術結社<執行人>

 目の前の“魔術師”と名乗った男の人はタバコをくわえたまま私たち、佐天涙子と上条当麻を見下すような表情を浮かべた。

 ダメだ。この人には勝てないって私の勘が、本能が警報を鳴らしている。

 絶対に能力開発なんてしてない目の前の人だけど、パチュリーさまみたいに魔法のようなものが使えるとすれば私が勝てるはずなんてない。

 上条さんと魔術師が話をしているけど、私はそちらに意識を向けることもできずに逃げる方法ばかりを頭の中で思考する。

 

「それを斬ったのは僕じゃないし、神裂も血まみれにするつもりは無かったんじゃないかな? その修道服、歩く教会は絶対防御なんだけど、なんの因果で砕けたのか」

 

 笑いながら言う魔術師に、私は歯を食いしばる。

 一発でも入れられれば話は別なはず。上条さんが相手の気を引いてるうちになんとか……。

 ん、10万3000冊の本……何言ってんの?

 

「あるさ、その頭の中に……一度見たものを一瞬で覚えて、一字一句を一生記憶し続ける頭を持ってるんだ」

 

 そして持ち出すことが許されないものを一瞬で覚える。

 だからこそ『保護』する?

 

「保護だよ保護、それにいくら良識と良心があったって薬物と拷問には耐えられないだろ。僕たちだってそんな奴らに女の子の体を渡すのは、心が痛むだろう?」

 

「っ……」

 

 待って、まだ動かないで上条さんっ!

 

「てんめぇっ! 一体なにさまだよっ!」

 

 その拳は目の前の魔術師を打とうとするけれど、軽く避けられる。

 魔術師は私なんか気にもせず私に背を向けて上条さんを見た。

 

「ステイル・マグヌスと名乗りたいところだけど、ここはFortis931と言っておこうかな日本語では『強者』と言ったところか……魔法名だよ」

 

 その聞きなれない言葉を、ステイル・マグヌスは懇切丁寧に教えてくれる。

 曰く昔からの風習で、殺し名であるということを……。

 なら、上条さんはっ!

 

「炎よ!」

 

 捨てられたタバコから溢れる炎が、ステイル・マグヌスの手のひらに集まる。

 タバコの残り火から溢れ出したとは思えないほどの炎は辺りを高温にした。

 私のナイフもジャケットから晒して彼に投げようものならそのまえに溶けて落ちる。

 

「巨人に苦痛の贈り物ぉ!」

 

 そう叫ぶと同時に、ステイル・マグヌスの手から放たれる紅蓮の炎。

 でも大丈夫、上条さんの手には“アレ”がある。霊装と呼ばれるあれを破壊できた右手なんだから、確実にできるはずだよ!

 逆巻く炎に包まれる上条さん。

 ステイル・マグヌスは後頭部を書いてため息をつく。

 

「やりすぎたかな? それじゃなんどやっても勝てないよ」

 

 なんでもないように言うと、次は私の方を向いた。

 

「誰が」

 

 そんな声に、私は笑みを浮かべてステイル・マグヌスは驚愕を浮かべる。

 炎の中から現れる上条さんには傷一つない。

 

「誰が、何回やっても勝てないって?」

 

 そしてもう一度放たれた炎を、上条さんは打ち消す。

 あの右手の力に私は言葉一つ出せずに、今はインデックスと上条さんと共に逃げることも同時に考える。

 だけど、またステイル・マグヌスの腕には炎が宿った。

 

「世界を構築する五大元素の一つ、偉大なる始まりの炎よ。

 それは生命を育む恵みの光にして、邪悪を罰する裁きの光なり。

 それは穏やかな幸福を満たすと同時、冷たき闇を滅する凍える不幸なり。

 その名は炎、その役は剣。

 顕現せよ、我が身を喰らいて力と為せ!」

 

 炎はより一層燃え上がり、その姿を変えていった。

 私の視線にはその巨大な炎は死を呼ぶ何かに見える。

 その存在により一層あたりの温度は上昇していく……。

 

「魔女狩りの王イノケンティウス、その意味は……“必ず殺す”」

 

 魔女狩り、なんて不吉な言葉だろう。

 私の嫌いなワードの一つだ。パチュリーさんが魔女だから、余計に嫌いだ。

 火炙りなんて御免。

 その炎の巨人が腕を振るい上条さんを襲おうとするけれど、上条さんは片手でその巨人をかきけす。いや、正確には片手だけがその巨人を消せるんだけど……。

 

「邪魔だ!」

 

 上条さんがそう言って消した炎は、再び集まりその背後で再び巨人の姿を形作る。

 あれじゃ魔女も苦戦するはずだ。

 パチュリーさんの本当の力というのは見たことはないけれど、不死の炎の巨人はさすがに……。

 上条さんが背後からのイノケンティウスの攻撃をその右腕で防ぐけれど、消しては集まるその炎に一見つば競り合っているように見える。

 だけど上条さんがかき消してもまた生まれているというだけ、それだけでも一方しか防げない上条さんにとっては不利としか言えない。

 目の前の魔術師に近距離戦を挑もうものなら焼き殺されるかもしれない。ナイフに関しては出して彼に近づけた直後に溶ける。ならどうすればいいの!?

 そんな時、インデックスが突然ルーンのことを話始める。別人格と考えて良いんだと思う。

 

「ふん!」

 

 突然近寄ってきた魔術師は私の目の前でインデックスの顔を踏んで黙らせた。

 カッ、と頭に血が上った私はそのまま立ち上がると同時に魔術師の腹部に左拳を打ち込む。顎は高くて狙えない、なら!

 さらに追撃として膝蹴りをその腹に打ち込むと、ステイル・マグヌスは上条さんの背後まで転がる。

 これでも気絶しないなら、やっぱり並ではない。

 

「ちっ! 君も面倒だなぁ! 灰は灰に、塵は塵に……」

 

 両手に集まる炎。

 確実に私だけを殺る自信があるということで、私も背筋に悪寒を感じる。

 殺される。あの銀行強盗の時や、不良たちの時や、虚空爆破(グラビトン)事件、姉御さんとの時だって死は覚悟しなかった。

 けれど今回ばかりはあれに当たれば確実に死に至るという感がする。

 

「吸血殺しの紅十字!」

 

 私に迫る紅十字の炎。

 咄嗟に廊下の柵を超えて5階の高さから落ちる覚悟をする。

 途中でナイフを出して壁に突き刺し、なんとかぶら下がると三階の廊下に入ってから体を横にしたまま大きく深呼吸をした。

 死ぬ。殺される。今度こそ殺される……。

 さっきからステイル・マグヌスは妙に私の身内を殺そうとする技ばかり、そのうちメイド殺しと龍殺しと悪魔殺しでもやるんじゃなかろうかとドキドキする。

 私は上条さんの声を聞いてとっさにそちらを見ると、4階ほどの高さから落ちていく上条さんの姿が見えた。死なない辺りさすがだなと思う。

 

「佐天さん! はやくマンションを飛び降りろ!」

 

 そんな声が聞こえて私は思わず飛び降りてしまう。

 三階と言えど私怪我しますよねこれ? でも仕方ない、なんの考えもなしにあの人がそんなこと言うはずがないんだから!

 飛び降りる私の下にスライディングしてくる上条さんは、見事両手で私をキャッチ。さすがっす先輩。

 でもそんなふざけてる暇もなくて、私は上条さんにおろしてもらった後に上を見る。

 イノケンティウスは私の先ほどまで居た場所で吠えた。

 

「ルーンの刻印ってやつを見つけるまではしたんだけど……そういや携帯持ってない!?」

 

 上条さんのは今朝踏み潰したもんね、と思って電話を開くと、充電が切れる。

 くそっ! なんでこんな時にっ……!

 上条さんは『公衆電話』と言って立ち去ろうとしたが、止まった。

 たぶんインデックスのことを思ってるんだと思う。逃げたいけど、そこで逃げないのが上条さんだ。

 

「佐天さん、俺と一緒に……アイツを地獄から引きずり上げてくれるか?」

 

 一人で大変なら二人で、か。

 私としてはなんの問題もない。こんな私でも誰かの役に立てるなら、やってみせる。

 上条さんと私は頷いて、案を出す。

 

 

 

 まず、火災警報を鳴らしてスプリンクラーを起動させる。

 ビショビショになるのは構わない。二人でエレベーターを降りて、ステイル・マグヌスのいる廊下へと立った。これですべての項目がクリアされたはずと言っていい。

 私も上条さんも、これで本気でアイツを殴れる!

 ステイル・マグヌスは本気で私たちがスプリンクラーでイノケンティウスを殺すと思っていたらしい。とんだ間抜けだ。

 そして私たちの目標は紙を溶かすことでもない。私たちの背後に現れるイノケンティウス。

 

「殺せ」

 

 ステイル・マグヌスの言葉により動き出すイノケンティウスも、こうなればただのウドの大木。

 上条さんの右手が炎の巨人をかき消す。

 

「コピー用紙は破れなくても、水に濡れりゃインクは落ちちまうんじゃねぇか?」

 

 重福さんがまゆげ事件で使ってた油性ペンは一週間は落ちないらしいけど、自前かな?

 ほんと書くものが違ってたら私たちが死んでたわけだ。

 消える魔女狩りの王。

 上条さんと私は一緒に第一歩を踏み出す。

 魔術師は焦りながら私たちを殺そうと両腕を構えるけど、遅い!

 

「灰は灰―――ガッ!?」

 

 魔術師の手に刺さるのは私のナイフ。

 ナイフ投げ選手権があれば一位決定だねこりゃ。

 走る私と上条さんが右手をふりかぶる。

 拳はまっすぐステイル・マグヌスの顔面をとらえて、二人の拳で彼を一発でKOした。

 

 

 

 マンションから出たあと、私はコンビニにてビショビショのまま止血剤を買って上条さんとインデックスのもとに急いだけど、それも無駄だった。

 あと数十分の命しかないインデックスを救う方法は上条さんでも私でも無理で、能力開発をしてない大人しかできないものだった。

 そして私たちは上条さんの担任の教師である小萌先生のもとへとやってきた。

 何度もノックして出てもらった直後に図々しくも上げてもらった私たち。

 幼女みたいな先生だけど、間違いはないみたいだった。

 ていうかこんな幼女みたいな先生にまでフラグ建ててんですか上条さん……。

 

 インデックス、いや自動書記(ヨハネのペン)が上条さんを追い出したので私も同じく外に出ることにした。

 いやぁ、ほんと上条さんが居てくれて助かったというか……。

 はぁ、私だけだとダメだなぁ。

 でもなんとかできるはず。いや、なんとかしたいんだ私は。

 私と上条さんがアパートの敷地内から出てブロック塀に寄りかかる。

 

「ごめんな佐天さん、とんでもないことに巻き込んじまって」

 

「いえ、それは私も同じようなものですよ」

 

 なんとか笑みを作って笑う。ほんと今日は厄日としか言い様がない。

 携帯端末を見て時間を確認した。

 まだ時刻は夜の8:30か……寒いなぁ。

 

「上条さん、私着替えたいんで一度帰りますね」

 

「あ、ああ……」

 

 少し驚いた顔をしてる。そうだよね私がここで帰るとは思えなかったんでしょ?

 でも悪いけれど私は帰らせてもらう。真の無能力者には真の無能力者でやることがあるんだから……。

 魔術やらなんやらの話を聞いているなんて、私の頭はパンクしてしまう。ただでさえ能力開発で頭が一杯一杯なんだから勘弁してほしいよねほんと……。

 私は軽く上条さんに手を振ると走ってビルに目を向ける。

 視線を感じたのはあのビルからのはず、私は全力で走った。

 でも走ってる途中で私は異変にすぐ気づく。

 

「人が消えた……あぁ、俗に言う人払いの結界ってやつですか?」

 

「なぜわかるのです?」

 

 私の前に現れる黒髪ポニーテールの日本刀を持った女性。

 

「簡単じゃないですか、ライトノベルで良く出てきますよ」

 

 そう言って笑うが相手の女性はわけがわかっていないようだし、まぁ魔術結社の人だもんね。

 しかも明らかに強い。さすがに私も死ぬ覚悟をしないとダメかな。なぁ~んて思いながらも死ぬ気はない。

 レミリア様たちにもらった命を粗末にするなんてこと絶対しない。

 

「上条さんとインデックスには指一本触れさせない!」

 

 私は叫んでから、眼帯をむしるように取る。

 ゴムが切れて勢いよく外れた眼帯を放り投げると私は走った。

 相手の女の人も刀を持ち構える。

 

「フッ!」

 

 鞘のついた刀をそのまま振る女性。確かにそのスピードは早いけど、美鈴さんの拳ほどじゃない!

 私はしゃがんで避けると女の人の懐に入って拳を打つ。

 驚いた様子の女の人だけど、私の拳の方が早―――っ!?

 私の拳は確かに女性に直撃した、けれど女性はその場で踏ん張っている。

 

「ぐっ、ただの女子中学生だと思って甘く見ていましたね」

 

 私の右拳、女の人の腹部にめり込む右腕を掴む。

 先ほどのステイル・マグヌスと同格に扱ったのは私のとんだ計算ミス。

 桁違いなほど接近戦が強い。吹っ飛んだ方が圧倒的にダメージをおさえられるのにそうしないということはそういうことと考えて問題ない。

 私は右腕を掴まれたまま左腕をその顔面につき出すけれど、首を横に傾けるだけでよけられた。

 

「神裂火織と申します。貴女のような人がこの学園都市に居たとは……」

 

 レベル0でも戦う私のことを言ってるんだと思うけど、この状況は全然嬉しくない。

 神裂の膝が私の腹部に直撃した。吹き飛ぶ私は地面を転がるはめになる。

 

「がっ、えほっ!」

 

 久しぶりの打撃の感覚に頭がクラクラするけど、打撃ならまだなんとかなるかもしれない。

 希望は持つ。けれど同時に絶望感もある。私はたぶんこの人を倒すことはできないと心の中で思ってしまってるから……。

 それでも希望だけは捨てない。

 どこかに勝機があるかもしれないって信じて……。

 

「ま、まだまだっ」

 

 ステイル・マグヌスの戦いで消費した体力が未だ回復しきっていないのは確かで、しんどい。

 まったくこの痴女は強すぎっ。

 私は再び接近して拳を叩き込む。

 何度も拳を打っていると、ようやく私の拳が神裂火織の腹や鳩尾にはいったりする。

 初撃にくわえてこれならまだいける! と思っていたら神裂さんは私から一旦距離を取る

 

「圧倒的に私が不利だ……」

 

 そう言って笑うと、神裂火織は相変わらずの無表情で私を見据えるのみ。

 

「でも私に数度当てるというのは並ではありませんよ。貴女は強い」

 

「嘘ばっか、手抜いてるくせに……」

 

 私の言葉に、神裂は静かに目を伏せた。

 まったく手を抜かれてもねって感じだよほんと。

 

「……七閃!」

 

 放たれ他言葉と共に刀がわずかに抜かれる。

 その瞬間、地面を削って何かが私に迫ってきた。

 これは目にも見えない斬撃とか、そのたぐい!?

 とりあえず迫る未知の攻撃を回避するために私は横に転がって避け、走る。

 避けた後は走り続けて神裂へと接近しようとするが銀色の線が見えて私は止まった。

 

「良い眼をしています。私の七閃を喰らわずに見切れるとは」

 

 なにが七閃よ! ただのワイヤーじゃんか、って!?

 目の前で鞘のついた刀を振る神裂、その刀は私の腹に直撃して私を吹き飛ばして地面を再び転がす。

 痛みと勢いで肺に空気を送れなくなる。呼吸の困難になりそうになりながらも私はなんとか息をしようとする。

 ならしょうがない。私は私がやるべきこと、やらなきゃならないことのために―――今を全力で戦う。

 

「はぁっ、上条さんと二人で、っ誓ったんです……あの子を、ぐっ、インデックスを……地獄から引っ張りあげるってねぇっ!!」

 

 私は両耳にイヤホンをつけたまま立ち上がる。

 そのイヤホンから流れる曲は独特で、なんとも言えず、独創的な雰囲気をかもしだす。

 神裂は私を見て怪訝な顔をするけどすればいい。これが私の切り札なんだから……。

 お願い。

 私の能力、私に……。

 

「私にみんなを助ける力を!」

 

 叫んでから私は神裂を紅の左目でしっかりと見据えた。

 

「見える……見えますよ……」

 

 私は笑みを堪えられずにいた。

 だって当然、私にはようやく念願の力を手に入れたんだから……副作用がどういうものか知らないけど、重福さんがメールに出なかった時点で薄々感づいてはいるつもりだ。

 意識不明か最悪死ぬか、どっちでもいいけど私は今、インデックスと上条さんを助けたい!

 幻想御手(レベルアッパー)によって手に入った力を私は振るう。

 

「なにが目的で―――ッ!?」

 

 神裂は何かを感じたのか地面を蹴って今居た場所から離れる。

 正解だけど、悔しい。一撃で決めることができなかった。

 私の私だけの能力。

 仕切りなおして、この視界に映る“ソレ”を私は“掴む”。

 

「なっ!?」

 

 驚いたような表情をする神裂だけど、もう遅いよ!

 だって貴女は―――もう私に壊されるんだから。

 私は立ち止まったまま左手を前に出す。

 そしてその紅の眼でしっかりと“視覚”してその腕でしっかりと“握る”と、私は口元に笑みを浮かべたまま引く。

 地面が抉れて、私を引き裂こうとした神裂の『七閃』ことワイヤーはすべて地面にたれる。

 

「なにを……したのですか?」

 

 見ての通りワイヤーを“引き抜いた”だけだ。

 ようやく焦ってくれた。所詮拳一撃でダメージを与えたと言っても神裂にとっては“その程度”にすぎない。

 なら“キュッとしてドカーン(壊す)”しかないよね。

 ここからが本番、能力者になっただけの私にどこまでいけるかわからないけど……。

 

 上条さんとインデックスを守る。助ける。

 インデックスを地獄の底から引き上げるって言ったんだ。

 

 私は絶対に―――私の能力で!

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あとがき
まぁ佐天さんの能力については次回なぁなぁと説明しようと思っているでござる。
敢えて言うと佐天さん無双とは行かないでござるよ? あと能力無双ともいかないでござる。
まぁ次回は、という話でござるが、とりあえず幻想御手で能力者になった佐天さん、さてさてこれからどうなることやらで候。

では、次回もお楽しみにしていただければまさに僥倖ォッ!

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