森久保ォ!ヒーローになるぞ森久保ォ!   作:うどんこ

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第四話

 机とベッドが大半を占領している、六畳ほどのシンプルな部屋。それが個人授業開始の時から森久保に割り当てられた部屋だ。

 二階にあるその部屋の窓から見えるのは、どこまでも続く豊かな森林。暖かな日差しが差し込み、小さく開けられた窓の隙間からは小鳥の心地よい音色と、冬とは思えぬ爽やかな小風が入り込んでくる。

 

 その部屋の主は、現在休暇の真っ最中である。

 か細く、本当に注意しなければ聞こえない程の歌を口ずさみながら、少女は割り当てられた自室で物書きに熱中していた。

 

「白い光に……包まれて~……高らかに歌い……あげましょう……♪」

 

 森久保乃々の趣味はポエム作りだ。

 内心の清清しさを反映するかのような日本晴れで迎えた休日の朝、物静かな自然音だけが響く中、ゆっくりと、時間の赴くままにポエムを書く。それは彼女にとって何よりも至福の瞬間。

 普段の厳しさとのギャップの大きさに、それが普通だというのに「こんなに幸せでいいのだろうか」などと考えてしまい、彼女は否応なく舞い上がってしまう。

 しかも休日はまだ始まったばかり、これから丸二日間は休みなのだ、と考えると、大人しい森久保も高揚を隠せない。

 

 そんな幸せ真っ盛りの森久保の今日の予定は、終日を自室で過ごす予定である。

 赴くままに筆を走らせ、紅茶を飲み、小腹が空けばクッキーを齧り、時々詩を朗読する。

 ……今日は日差しが気持ちよく、歩き出したくなる気分だ。気が乗ったら、気分転換に散歩をするのもいいかもしれない。

 

(今日のもりくぼは……ヒーローはお休みです……)

 

 元よりヒーローになるつもりはないが、改めて自答することで絶対に休むという意志を強め、思うが侭に字を連ねていく。

 今この場は森久保にとっての聖域(サンクチュアリ)――森久保の、森久保による、森久保のための絶対不可侵領域であった。

 この領域侵すべからず。何者も近づけさせない結界を心の中だけ展開して、森久保は孤独だが幸せな時間を過ごし続けていく。

 

 ――そうして朝10時に差し掛かった辺りで、彼女の詩のひとつが纏まった。

 頭を悩ませて生み出したこの詩は、自分の子供と同然。

 そんな我が子を愛おしそうに眺めながら、森久保は書き連ねたノートを手に取る。

 読まれてこその詩。声に出してこその詩。誰かに朗読されて、初めてこの子は命が乗り移る。

 気分は我が子に最後の命を吹き込む、聖職者。

 朗読、と言うより詠唱。詠唱、と言うよりかは聖唱。

 我が子よ、今まさに息吹の時。

 自身の聖域で、すぅ、と小さく息を吸い、彼女はか細くも朗々と詩を口ずさみ始める。

 

「朝もやに――」

 

「アツハッハッハ――! ハーイ、元気してる森久保ちゃんー!

 お姉さんがあっそびに来たよー!」

 

 勢い良く開いた自室の扉の音と共に、森久保の体がびくん、と跳ねた。

 残念な事に森久保の絶対不可侵領域は唐突の乱入者によって容易く侵されてしまい、詠唱はキャンセルされてしまった。

 

「え。今何かしようとしてた? 一人を楽しんでた自分を妨害した私に対しての告訴? 用意いいね! ウケル! ブフーッ!!」

 

「……ふ、福門さん……」

 

 振り返った森久保の視界に入ったのは、部屋の前で立つ背丈が170cmほどある女性だ。

 上はカーディガン、下はロングスカートの装いで、服越しからもグラマーである事を感じさせている。そんな彼女は人当たりの良い、快活そうな笑みを称えて森久保を見ていた。

 

 彼女の名前は「福門(ふくかど) (えみ)」。ヒーロー名は「Ms.ジョーク」。

 イレイザー・ヘッドと同じプロヒーローであり、雄英とは別の高校ではあるが現職教師であり、また彼の知己でもある。

 彼女もまた森久保の訓練を受け持っているプロの一人だが、彼女の授業の頻度はそこまで多くない。精々月に一回程度だ。

 

 背中まで伸ばした髪を、様になる動きで掻き分けた福門は、おもむろに椅子に座る森久保の両脇に手を入れて、持ち上げる。

 

「相変わらず軽いねー! ちゃんと食べてる?

 あ、まさかイレイザーにシゴキをされ過ぎて痩せちゃった? 

 あいつ手加減しないからな! 私が結婚して手綱握ったら緩和してあげるから、待っててよ!」

 

「ふぇ!? え、た、食べてはいますけどあの……」

 

「え? それじゃ雄英受かるまでに間に合わない? おっと一本取られたぜ! HAHAHAHA!」

 

「あうぅ……つ、突っ込んでないんですけどぉ~……」

 

 快活に笑い、一人でボケて一人で突っ込んだ福門は、森久保の目を覗き込もうとしながら「元気~?」と尋ねてくる。対する森久保は必死に目を逸らしながら「は、はい……」と小さく返事をし、その返しに抱きしめられた。豊満な胸に埋まり若干苦しいが、何とか耐えられる絶妙な強さのハグに、「ぐぇ……」という声が漏れた。

 

 福門は森久保が大のお気に入りだ。

 気に入った理由はその見た目もあるし、"個性"の系統が似通ったという点もあるが、それ以上の理由があった。森久保は彼女の"個性"の影響を受けないのである。

 

 福門の"個性"は『爆笑』。

 

 近くに居る相手を強制的に笑わせ続けるという、聞く限りでは使え無さそうな個性ではあるが、ひとたび"個性"にハマってしまえば延々と笑い続ける事になり、思考力や行動が低下する。最悪、笑い続けて呼吸困難、その他ショック状態を引き起こすというエゲツない"個性"である。

 彼女が活躍した現場は、ヴィランと本人が笑い続けるという狂気に満ち溢れた現場にいつもなってしまうとか。

 

 そんな"個性"を持っているからか、はたまたお笑いが好きなせいか、福門は自然に誰かを笑わせようとするし、よく自分から笑う。

 プロともなればその技術も卓越したものだ。

 初対面の人を朗らかに笑わせる事など、彼女には造作もない。

 

 が、そんな技術にも、そして"個性"の力にも森久保は揺るがず、ただただ怯えるだけだった。

 搦め手で笑わせようとしても怯え、涙目になる程度で効かない。

 それは福門のプロ根性をいたく刺激し、こうして会うたびに笑わせようと画策しているくらいには気に入っていた。

 ちなみに知り合いである相澤も、自身の個性で『爆笑』を消滅させてしまい意地でも笑わないため、師弟揃って笑わせようとしているとか。

 

「あ。そうそう森久保ちゃん、今日休みなんだって?」

 

「は、はいぃ……実は今日と明日、おやすみで……。

 も、もりくぼは今日は家で……自由に過ごそうと思います……。心と体を……十二分にリフレッシュさせる予定……です……。……あ、あの……そろそろ降ろし」

 

 未だ抱き上げたまま問いかける福門に、森久保は視線を逸らしながらぼそぼそと答える。

 騒がしい人は苦手だが、森久保は福門の事は嫌いではない。

 それはプロヒーローへの尊敬の念や、自身と似た"個性"を持ち、使いこなしているからでもあるし、自分の意を汲み、親身になって社会復帰の手伝いをしてくれるのもある。つまりは全体的に気に入っている。……惜しむらくは時々、汲んだ意をそのまま流して別の意見に捻じかえるような強引さがなければ、もっと好きになっていたようだが。

 

「ふんふん、そっか分かった! 買い物いこうか!」

 

「えっ」

 

 説明しているそばからコレである。

 予想外の回答に虚を疲れた瞬間、森久保は降ろされるどころか肩に担がれてしまった。

 

「丁度さっき会った相澤に頼まれてさー! 寮の食材が地味に枯渇寸前で、明日どっさり届くから今日は調達しなきゃなんないんだって! っつー訳で!」

 

「ふ、福門さんっ、お、おろし……おろしてくださぁぃぃ~…!」

 

「森久保ちゃんは軽いから担ぎやすいなー!

 このまま高い高いしていい? え? ここじゃ天井が低い低い? ウケル!」

 

「ぴぃぃ、い、行きます、行きますからぁ……! お、降ろしてぇぇ~……っ!」

 

 肩に担いだまま、その場で回転も加えて森久保からYESを引き出した福門は、満足そうな表情で彼女をベッドに下ろした。

 森久保はベッドに突っ伏しながらゼェゼェと精神的に疲れ果て、崩壊し、廃墟寸前の聖域のイメージを頭に思い浮かべていた。

 

 

 § § §

 

 

「森久保ちゃんはお昼とか夕飯何食べたい? 相澤からは食材の費用として結構ふんだくってるから、好きなもの食べていいよ! ちなみにあたしはカレーがいいから、カレーね! 好きでしょカレー?」

 

「え……も、もりくぼは……す、好きですけど……もうカレーで決定なんですかぁ……?」

 

「冗談冗談、本当に森久保ちゃんが好きなものでいいよ。

 ハヤシライス? ビフーシチュー+ライス? カレードリア?」

 

「か、カレーでいいです……」

 

 現在二人は、寮から徒歩で30分程先にある商店街を歩いていた。

 本日が平日である事と、今が午前中である事からか、行き交う人の数もまばらな中、福門がずんずんと先導し、森久保はそのちょっと後ろをおずおずと付いて、二人して今日の献立の事を話し合っている。

 

「よし、そんじゃ今日はカレーで! おっ肉っ屋さんっ、豚肉下さいなっ。この高そうな奴、半額くらいで!」

 

「ぃらっしゃいッ! 別嬪さんのためなら喜んでって言いたいが、半額はウチが潰れちまうなぁ! 200円引きぐらいで勘弁してくれっ!」

 

 献立が決まるが早いか、福門は丁度通りかかった肉屋でノリ良く豚肉を購入しようとし、肉屋の店員も同様のノリで彼女へ返す。

 そこを何とかお肉屋さん、いいや駄目だね別嬪さん。と値切り合戦が続くのを見て、森久保から感嘆の息が漏れた。

 恐らくは互いに初対面であろうというのに、長年の友人であるかのようなこの振る舞い。何と言うコミュニケーション能力の高さか。これがプロヒーロー、いや福門笑の実力!

 自分が同じレベルにまで辿り着くには、恐らく数十年程かかっているかもしれない。と、彼女は一人次元の違いを感じて戦慄を覚えていた。

 

 様子を若干遠巻きに見守っていると、値切りが済んだのか先程よりも眩しい笑顔で森久保の下へ福門が戻ってきた。

 

「300円値引でゲットしたぜ」

 

「…………」

 

「反応が物足りないな~、うりうり」

 

「はうっ、あの、は、拍手してたんですけど~……頬むにむに、や、やめてくださいぃ~……」

 

 小さい拍手をしていた森久保を福門が弄り、その反応が彼女の御眼鏡に叶ったのか、「本当に弄り甲斐がある子だね~」と頬を揉んでいた手を頭に移動してわしゃわしゃと愛犬にするように可愛がる。

 「あうあう」としか返せない森久保は、自身の抵抗が通じない事を知っているのか、ただなされるがままに撫でられ続けた。

 

「はっはっは! じゃあ次は人参じゃがいも、玉ねぎと野菜軍団だね! ついでにらっきょうを買って行こうか! 福神漬け? ノーサンキューだね!」

 

 満足した福門は買い物袋片手にずんずんと商店街を突き進む。

 取り残されそうになり、慌てて後追いする森久保。

 視界に移る彼女の後姿はぴん、と背筋が伸び、まるで彼女自身の生き様を表すかのように自信に満ち溢れている……ように見えた。

 

 彼女の生き様は森久保には眩し過ぎる。

 堂々と道を歩むことも。

 見ず知らずの人と気安く話すことも。

 目を合わせることも。

 誰にでも朗らかに笑う事も。

 

 羨ましい。

 

 もしも過去に、「あの事件」がなければ。

 もしも自分にこんな"個性"がなければ、自分も福門さんのようになれたのだろうか。

 

 無理だ。 

 

 あんな事件があったとしても。こんな"個性"がなかったとしても。

 自分が何かの間違いでヒーローになっていようとも、自分では福門さんのようにはなれないだろう。

 

 福門さんが光なら、自分は闇だ。

 福門さんには光が当たり、自分はその影に溶けてしまう。

 福門さんは自分から光り、周りの人を照らし続ける。自分は闇を振り撒き、周りの人を影に引きずりこんでしまう。

 

 一度始まった負の感情は次から次へと溢れてしまう。こうしてすぐに暗い考えをしてしまうのは自分の悪い癖なのに。でも止まらない。止まってくれない。――だから自分は嫌いだ。

 人を羨ましがる事しかしない、自分の怠惰さが嫌いだ。

 人の目すら合わせられない、自分の気弱さが嫌いだ。

 人を悪戯に傷つけてしまう、自分の"個性"が、嫌いだ。 

 人と関わらない事を好む、自分の趣向が、嫌いだ。

 

 ――気が付けば、福門に追随していた自身の歩みは完全に止まってしまっていた。

 靄がかかったかのように、目の前が見えず、暗くなっている気がする。

 

(……訓練、やっぱり今日でやめよう……もりくぼには、もりくぼには施設で過ごすのがお似合い……)

 

 どんよりとした気分も今なら頼もしい。暗い自分にはぴったりだ。

 こんな陰鬱とした存在が社会復帰を目指すこと自体がおこがましく、ヒーローなんて夢のまた夢だったのだ、と森久保は自分に言い聞かせた

 

(お父さん、お母さんごめんなさい……もりくぼは駄目な子で、親不孝者でした……。

 でも駄目なんです……今度説明しに行きます――例えそれによって叱られ、頬をぷにぷにされようとも――ぷにぷに?)

 

「強制スマ―――イルっ!!」

 

「ふにぃいいぃぃ~~~っ!?」

 

 気付かぬうちに至近距離まで近づいていた福門は、森久保の頬をつまんで引っ張っており、頬に走る確かな痛みと、公衆の面前で頬を引っ張られる恥ずかしさに、瞬く間に今までの思考が霧散してしまう。

 にゃにをするんだこの人は、と森久保が引っ張る手を剥がそうとするが、遠慮がちな抵抗では彼女の行動を阻めやしなかった。

 

「まーた暗い事考えてるっしょ、森久保ちゃん。

 駄目駄目そんなんじゃ、叶うものも叶わないよ。

 まずは何よりも笑顔だぜ? 楽しかったら笑顔。困ったら笑顔。辛かったら笑顔だ!」

 

「ふに、は、はなひへくださいぃ~……!」

 

 ぐいぐいと思うが侭に頬をつりあげられ、涙目で懇願したところでようやく開放される。

 ひりひりと痛む頬を押さえる森久保の頭に、福門は手を置いた。

 

「ちょっとお昼には早いけど、そこの喫茶店で軽く休憩にしよっか。

 それでさ、もし良ければお姉さんに聞かせてみなよ。何か悩んでるっしょ?」

 

「あう、いや。悩んでるというかそんな、もも、もりくぼはただ……勝手に自己嫌悪してただけで……ご、ごめんなさい……。

 もりくぼは、どうしようもない重度の社会不適合者でふにひぃ~~~っ!?」

 

「自己嫌悪そのものが悪いとは言わないけどね、

 嫌悪してる事には近寄らないし、遠ざけようとするのが人。でも自分は遠ざけられないっしょ? それでも嫌いなら、改善するしかない。極論で言えば自己鍛錬の一種だもん。

 でも行き過ぎた自己嫌悪はただの毒だかんね、ねぇ聞いてる?」

 

「ひ、ひいてまふ、わ、わひゃってまふぅ~~~~っ!!」

 

「よろしい、それじゃあ行こうか」

 

 再度の強制笑顔の刑をくらい、頬が若干赤くなった森久保は福門に引かれるるがままに喫茶店へと連れられた。

 そこはチェーン展開している喫茶店だ。

 昼時に近づいているため店内に見える客の量もそこそこ。店員さんは笑顔を絶やさず、されども忙しそうに店内で仕事に準じていた。

 

「いらっしゃいませ、二名様でしょうか」

 

「うん、二名。あ、煙草は吸わないよ」

 

「かしこまりました、こちらの席へどうぞ」

 

 二人用の小さな机のある席に通され、福門と森久保が着席する。

 そして着席するや否や福門がメニューを取り、自らは一瞥せず森久保に何が飲みたいかのみを尋ねた。

 

「……ぁ、あの……じゃあ紅茶で……」

 

「んじゃあたしはカフェラテ。ポチっとな」

 

 福門が机上にあった呼出ボタンを押すと、フロア中に気の抜けるコール音が響き渡る。

 しばらくして店員が水とおしぼりを片手に二人の下に来ると、それを置いてさっと注文を受けて厨房に戻っていった。

 迅速な動きだ、自分はあれすらもできないのだろうなと森久保がぼーっと見ていると、ずいっと福門が机から乗り出してきていた。

 

「さ、言ってみよーか」

 

「……」

 

「大丈夫。生徒のプライバシーは命に代えて守るし、笑ったりはしないわ」

 

 そうは言うが喫茶店には結構人が居る。これではプライバシーもひったくれもないのではないだろうか。一瞬そんな想いが過ぎったが、そもそも自分の個人情報を気にする人など居るわけがない。どこまで自意識過剰なのだと、森久保はまた闇に沈みそうになる。

 すると、不意に何かが顔に近付くのを感じ、森久保がばっと身を引くと、一瞬まで頬があった所に福門の手があった。

 

「あ。惜しい。というか、今沈みそうになったっしょ。

 そんな暗くなるくらいなら言ってみなって、また強制スマイルされたい?」

 

「……もも、もりくぼごときの悩みで先生を煩わせるわけには……」

 

「馬鹿。若いうちはそんな事考えなくていいの。

 子供のうちは迷惑かけてなんぼよ。むしろかけないと将来が心配になるわ。

 迷惑をかけて、そこから学ぶ。そうでないと、大人になんてなれないんだから」 

 

「……」

 

 福門の真摯に心配する態度に、森久保はついつい俯き、逡巡してしまう。

 話すか、話すまいか。

 分かりきった事を聞くのは恥ずかしいし、本音を吐露すれば恐らく絶対に失礼になる。

 だが、世話になってる上に折角ここまで気にかけてくれた好意、無碍になど出来ない。

 ならば自分はどうするべきなのだろう。あちらが立てば、こちらが立たず。

 あぁでも待たせ続けてしまうのも失礼。でもでも、と、唸りながらぐるぐると堂々巡りを繰り返し――

 

「たてたてよこよこひだりうえひだりうえびーえー」

 

「は、はひぃぃ、はなひまふ、はなひまふのでぇ~…」

 

 ――結局たっぷりと待たせてしまい、焦れた福門により森久保の頬は再度スマイルを描くことになってしまうのだった。




福門はヒロアカの中で一番好き。
俺も森久保の頬ぷにぷにしたいなぁ!

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