【第二期完結】けものフレンズ ~セルリアンがちょっと多いジャパリパーク~   作:奥の手

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第一期のネタバレをこれでもかと含んでいます。
第一期未読の方は注意してください。


第二期
キャラクター紹介


「レミア・アンダーソン」

 

 彼女はこのお話の主人公の一人。非常に闘うことが得意なフレンズで、体術と射撃を用いて次から次へと湧いてくるセルリアンを倒していました。しかしセッキーとの戦いによって体が幼児サイズに退行しており、かばんさんと島から出た時点では5歳ほどの体躯です。これでは当然戦えないし、銃も撃てません。本人は早く元の体に戻りたがっていますが、なかなか回復は遅い模様。

 

 定義的にはセルリアンであり、セッキー曰く「半分セルリアンで半分フレンズ。だからジャパリまんによるサンドスターの摂取が下手くそ」とのこと。ドッグタグにサンドスター・ローが反応しているところまではわかっていますが、もう半分が何なのかはセッキーにもよくわからないそうです。とはいえレミア本人はそんなことどうでもいいとばかりに気にしていません。曰く「あたしはあたし」です。

 

 

「セッキー」

 

 彼女はこの物語の元ラスボスで現在はレミアたちの護衛兼お友達。一般的なセルリアンを使役することができ、セッキー本人も卓越した体術の使い手です。腕を見込まれセルリアンハンターとして活動していた時期もありました。体長は人で言う十五歳ほどの大きさで、レミアの元の大きさからすると頭ひとつ小さいくらいの身長です。

 

 定義的にはセルリアンであり、サンドスターがラッキービーストに作用して生まれた存在です。博士、助手によって「人の特徴を得たラッキービーストゆえにラッキービーストのフレンズ」として周知されています。

 

 

「アライさん」

 

 哺乳綱食肉目アライグマ科アライグマ属〝アライグマ〟のフレンズ。この物語の主人公の一人です。

 底抜けに明るくあさっての方向にいつでも全力疾走な彼女は、実はフレンズ歴がダントツで一番長いです。“前回”の事件を経験しており、パークに人がいた頃からフレンズの姿でそこらじゅうを走り回っていました。

 

 たくさんの思い出と共にミライさんの帽子を受け取っていたり、レミアのパーカッションリボルバーを受け取ったりしていますが、アライさんの信条としては「ヒトのものはヒトが身に着ける。思い出は宝物として自分の中に残っている」とのことで、帽子をカバンさんに返しています。リボルバーはどうするかな?

 彼女は今日もお宝と名声を求めて全力疾走します。

 

 

「フェネック」

 

 哺乳綱ネコ目イヌ科キツネ属〝フェネックギツネ〟のフレンズ。この物語の主人公の一人です。

 いつも冷静沈着、俯瞰した視点で物事を考えたり、持ち前の聡明な頭脳で問題を解決したりしています。アライさんがアクセル役ならフェネックはブレーキ役でしょう。

 

 落ち着いた性格とは裏腹にちょっぴり臆病だったり、心配性なところがあります。本人は、特にアライさんにはバレないようにいつも取り繕うのですが、アライさんはよくわかっています。

 

 

「カバンさん」

 

 彼女はこの物語の準主人公。ヒトのフレンズで、戦うことはあまり得意ではありませんが、代わりに卓越した頭脳の持ち主です。困っている子のためにいろいろなことを考えてあげて、ピンチも喧嘩も問題も課題もいろいろな方法で解決しています。優しいフレンズです。

 サーバルのためなら自らの身をも投げ出すほど、サーバルのことを信頼し、心の底からの親友としてこれまでも旅を続けてきました。

 

 ヒトのいる場所、ヒトの縄張りを目指して海を渡り旅に出ています。レミア、セッキーもそれについていく形で同乗しました。

 ミライさんの帽子に付着していた髪の毛からフレンズ化した、ヒトのフレンズです。

 

 

「サーバル」

 

 哺乳綱食肉目ネコ科サーバル属〝サーバツキャット〟のフレンズ。この物語の準主人公です。

 どんなものにも好奇心旺盛で、あらゆる物事を楽しみながら吸収していきます。知らないこと、知らないものにもガンガン首を突っ込んでいく、そんなムードメーカーです。

 

 元々はサバンナの自分のナワバリしか知らなかった、小さな世界の住人でしたが、カバンさんとの唯一無二の旅の経験によって現在進行形でメキメキと知識が拡大しています。

 カバンさんのことが大好きで、心から信頼し、親友としていつまでもそばにいるつもりです。

 

 




 アニメ「けものフレンズ」第一期放送から五周年。おめでとうございます!
 いろいろな騒動があり、私も自らが傷つきたくない一心でけものフレンズから距離をとっていました。そんなこんなで五年が経ち、時間と共に傷が癒えてきたのでしょうか。そうしてくると不思議なことに、なにかあの優しい世界に触れていたいと思うようになりました。

 節目の五周年。私も自らの作品に向き合いつつ、ここに第二期の執筆を手掛けていこうと思います。
 なにぶん遅筆ゆえ亀更新にはなるかと存じますが、みなさんとまた、あの優しい世界を手に取れたらなと思います。
よろしくお願いします。

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