レオナルドに憑依した俺の転生生活   作:あるアルミン

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前回のタイトルの元ネタは『怪獣殿下』です。

ゴモラ、可愛いですよね!擬人化前も!!ではどうぞ


怪獣達の秘密

オカルト研究部

 

「私達が悪魔と言う種族である、と言う事は理解したわね?」

 

「はい、にわかには信じ難いですが………………」

 

リアス先輩及びオカルト研究部の面々が全て悪魔と言う種族であると言う事を聞かされ更には自分自身も悪魔だと知った。

 

「さて、次は……昨日、貴方を助けたスクール水着のゴモラと名乗った少女の事だけど…………」

 

「はい、その事で知っている事があるんです」

 

オカ研の面々は揃って驚いた。

 

「彼女の名前、ゴモラってテレビ特撮でやってる『ウルトラマン』ってのに出てくる怪獣の名前なんです」

 

「…………でも、それって想像の産物の中のものでしょ?」

 

「でも、あの三日月型のツノに太くて茶色い尻尾、あの子の特徴がどれも一緒なんです」

 

「でも、そんな事…………『有り得るはずがない』ッ!!だれ!!」

 

いつの間にか俺の隣にスーツ姿の女性が座っていた。………………胸でけ!!!!

 

「ふふ、別に怪しい者じゃない…………隣の君には、この姿の方が馴染みがあるのではないか?」

 

スーツの女性が顔を腕で撫でると、その姿は異形の存在に変わった。

 

「ッッ!!え?!!え?!!ケッ!!ケムール人……いや、ゼットン星人か?!!」

 

「ご名答、私はゼットン星人エド、エドと呼んでくれ」

 

エドはまた顔をスーツの女性の顔に戻すと、朱乃さんに紅茶を頼む。

 

「で?エドさん、貴方は一体何者なの?本当に宇宙人なのかしら?」

 

「そう、いきり立たつな、急がなくとも逃げやしないよ、今はね。優雅にティータイムと洒落込もうじゃないか」

 

エドは足を絡めると、出された紅茶を優雅に上品に飲む。……小猫ちゃん、どうしてエドさんの胸を親の仇の様に見てるんですか?

 

「まず、私達は何者か?…………と言う質問だが、私達は神滅具『魔獣創造(アナイアレイション・メーカー)』によって創造された魔獣だ」

 

「なッ!!魔獣創造ですって!!」

 

「えと、あの、部長…神滅具ってなんすか?」

 

エドさんが説明してくれた。

 

「神滅具と言うのはね、文字どうり、神をも殺せる程の力を持った神器の事を指すんだよ。その中でも、魔獣創造は所持者の考えた生物を作り出す事が出来る。私達はそれで生まれたんだよ」

 

えっ!!つまり、それってアニメの中のキャラやゲームの中のモンスターまで作れるって事か!!

 

「コレで、私達が何者か、わかっただろう」

 

エドさんはまた、紅茶を飲む。

 

「ええ、貴方達が神滅具によって作られたのは分かったわ。なら貴方を創り出した創造主の事を聞きたいのだけれど…………」

 

「おっと、それは出来ない。マスターの事は企業秘密だからね。そうだな…………………………マスターの事は、これから『アンノウン・ハンド』と呼んでくれたまへ」

 

「アンノウン・ハンド、闇の見えざる手…………………………………………」

 

「そうだ!エドさん!!聞きたい事があるんだけど!!」

 

「何かな?兵藤一誠君」

 

アレ?俺、エドさんに名前教えたっけ?

 

「え?何で俺の名前を…………?」

 

「すまないね、此処に来る前に少しばかし調べさせてもらったんだ」

 

そ、そうなのか、びっくりした。だが、そんな事でいちいち驚いてられない!!

 

「あの、エドさんの所の怪獣達はみんな、女の子の姿なんですか?」

 

コレ!!これが最大の問題!!もしそうなら!!ちょーーー羨ましいぞ!!

 

「?……ああ!…いやそう言う訳では無い。普通に怪獣の姿をした奴もいれば私の様に人間に擬人化している者もいる。彼らは皆、マスターを溺愛しているからね、皆、マスターに好かれようとして女の子の姿になっているんだ」

 

なん……………………だと…………………………………………………!!!!なんて!!なんて羨ましいんだ!!!!!!!!!!

 

こんな女の子たちに好かれまくるとか!!まじ羨ましいぞ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「ハックチュンッッ!!」

 

ううーん、誰かが噂してるのかな?…………………………………………………

 

「どうしたの?風邪?そんな格好してるからだよ」

 

「万年スク水のお前が言えた事じゃ無いだろ」

 

どうしてみんな、女の子の姿になるかな?うち、擬人化女の子6割、怪獣形態4割だよ…………

 

 

 

 

 

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イッセー

 

 

 

 

エドさんが帰った後、俺たちははぐれ悪魔なるものが現れたと報告された倉庫跡に来ていた。

 

「貴方には、これから悪魔の戦いを知ってもらうわ」

 

「え?…………俺、なんの戦力にもなら無いと思いますけど、」

 

「今回、貴方には見てもらうだけだから心配いら無いわ」

 

暗闇の物陰より何かが出てきた。

 

「はぐれ悪魔バイザー!!貴方を滅しに来たわ!!」

 

部長が叫ぶと、闇の中から上半身裸体の女、下半身化け物の異形が出てくる。だが、その様子がおかしい。その時、バイザーが前のめりに倒れこむ。

 

「あら〜♪ゴメンなさ〜い、もうこの娘は私がハントしちゃった」

 

その化け物の隣から黄色いマダラ模様が特徴的な服を着た黄色い髪のエロいお姉さんが出てきた。

 

 

「貴方、何者かしら?私の領地で勝手な事『あら?貴方の領地だったの?ゴメンなさい♪でも、貴方の領地の治安はとても悪いのねぇ。この一ヶ月間30匹程のはぐれ悪魔を倒したのだけれど、あのまま放置していたら、ふふ、どうなっていたかしらね』なッ!!…………朱乃、他に依頼はあったかしら?」

 

 

「いいえ………………この依頼以外来ていませんわ」

 

 

エロいお姉さんはクスクスと笑うと、

 

 

「ウフフ、貴方たち、エドとはお会いになったのでしょう?なら私の正体、当ててごらんなさい」

 

 

と、名前当てゲームを仕掛けてきた。普通なら初対面の人の名前なんてわかるはずが無い、だが、彼女の特徴とエドさんの知り合いなら導き出される答えは1つ。

 

 

「エレキング…………さん、ですね」

 

 

「ふふ、正解よ。ボーヤ、私はエレキング、以後よろしくね」

 

 

エレキングさんはウィンクを飛ばしてくる。正直、心臓がドキドキする!!

 

 

「貴方には聞く事があるわ、はぐれ悪魔の事、貴方のマスターの事…………」

 

「あら?簡単に聞けると思って?」

 

「なら、力ずくで!!」

 

 

木場が動き出す。すごいスピードでエレキングさんに近寄る。

 

 

「もう、レディに刃物を向けるものじゃ無いわよ」

 

エレキングさんは木場が振り下ろした剣を難なくかわし、木場の唇にキスする。瞬間、木場が一瞬痙攣し、口から煙を吐き倒れる。

 

 

「木場!!」

 

「裕斗!!」

 

 

 

 

「大丈夫よ、殺してはいないわ。ただ、少しばかし刺激が強すぎたみ・た・い♡」

 

 

エレキングさんは唇をなぞるとそこから、なぞった指が光りだし、その指をこちらに弧を描く様に振るう。

 

ビュンッッ!! ズガァンッ!!

 

 

 

光るカッターの様なものが、足元のコンクリート床を削る。

 

飛び跳ねて避けた小猫ちゃんがエレキングさんに突進する。小猫ちゃんのパンチは当たる直前、エレキングさんに腕を掴まれ止められた。

 

 

「なかなかだったわよ。貴方には40点あげわ」

 

 

小猫ちゃんに落雷が落ちた。いや、エレキングさんから流れる電撃をくらい失神してしまう。

 

 

部長も朱乃さんも、強く警戒する。

 

 

「………………時間切の様ね。……なかなか楽しい時間だったわ、ありがとね」チュッ、

 

 

お別れの投げキッスと共にエレキングさんの周りに煙が立ち込める。

 

 

 

煙が消えた頃にはエレキングさんの姿は何処にもなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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レオナルドSEED

 

 

「エレキング!!抱き着くなよ!!」

 

「え〜?いいじゃ無い、ちょっとくらい」

 

「だからって全裸で抱きついてくるなよ!!恥ずかしいだろ!!!!」//////

 

変態狂乱ピンクのエロキングに襲われていた。誰か助けて(涙)




次回

世界最強達に忍び寄る魔の手、絶体絶命のアーシアの前に現れたのは何とゼットンだった!!しかも女の子!!?


次回『ゼットンは娘』次回もお楽しみに!!

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