レオナルドに憑依した俺の転生生活   作:あるアルミン

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ベリアル様の最大の敵はやっぱり…………


皇の世界が始まる日

大地は唸り大気は震える、天には巨大な闇の渦が空に発生している。先ほどまで戦っていた破壊神も究極生物兵器も

 

悪魔の長も堕天使の総督も大天使もテロリストたちも、そこに存在するすべての生きとし生けるものたちがその目を向けた。

 

何か強大な存在がこの場に降り立とうとしている。

 

 

「なんだ…………なんなんだ!!!!」

 

 

旧魔王派達は全て恐怖に足がすくんでしまっている。刹那、雷と共にその中から何かが降りてきた、漆黒の鎧なようなスーツに身を包み全怪獣達の皇がこの地に降り立った。

 

 

「ベリアル皇帝陛下、お会いしとうございました」

 

 

「皇帝陛下バンザーイ!!ベリアル陛下バンザーイ!!」

 

 

「愚かなる人外どもよ!!我らが皇帝陛下の前に跪くがいい!!」

 

 

皇帝の登場に怪獣達は歓喜する。だが、彼の心は穏やかではなかった。

 

 

 

(ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ!!!!

 

 

あの場のテンションで大見栄きってきちゃったけど、どうすりゃいいんだよッ!!!!??俺のカリスマ(笑)でなにをどうしろと!!?俺なんてベリアル陛下様じゃ無いよ!!べリアルだよ!!べのところ平仮名だよ!!うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!マジどうしようッ!!?トトトとりあえずまずは落ち着け、落ち着くんだそうだ、そうだ!!ヤプールからもらった新しい兵器を使えばなんとかなるだろう…………………そうだよきっとなんとかなるさ♪)

 

 

 

 

ウルトラマンベリアルは辺りを見渡すと虚空より赤い機械『ジードライザー』を取り出す、そして新兵器『怪獣カプセル』を起動させた、

 

 

(ヒーヒーフー、ヒーヒーフー、落ち着け、あいつ(ヤプール)のよこしたマニュアルどうりにやれば問題なし、えと召喚のセリフとかどうしよう……………………)

 

 

 

「ゴモラ」

 

 

『ギャォォォンッ!!』

 

 

「レッドキング」

 

 

『ゴァァァッ!!』

 

 

「これでエンドマークだ」

 

 

 

『フュージョンライズ!!ゴモラ レッドキング

 

 

 

二体の怪獣が霧のような形になって更にベリアルのカラータイマーからも同じように紫色の霧のようなものが更に登る。その3つは空中で1つとなり新たな姿を形成した。

 

 

 

 

ウルトラマンベリアル!!スカルゴモラ!!』

 

 

 

スカルゴモラちゃん

 

 

 

『フュージョンライズ!!エレキング エースキラー

 

 

 

ウルトラマンベリアル!!サンダーキラー!!』

 

 

サンダーキラーちゃん

 

 

 

『フュージョンライズ!!ゼットン キングジョー

 

 

 

ウルトラマンベリアル!!ペダニウムゼットン!!』

 

 

ペダニウムゼットンちゃん

 

 

 

『フュージョンライズ!!ファイブキング ゾグ第二形態

 

 

 

ウルトラマンベリアル!!キメラベロス!!』

 

 

 

ウルトラマンベリアルの分身でもあり妹?キメラベロスちゃん

 

 

『フュージョンライズ!!ゴモラ タイラント

 

 

ウルトラマンベリアル!!ストロングゴモラント!!』

 

 

 

『フュージョンライズ!!キングジョー ギャラクトロン

 

 

 

ウルトラマンベリアル!!キングギャラクトロン!!』

 

 

 

『フュージョンライズ!!マガオロチ アークベリアル

 

 

 

ウルトラマンベリアル!!禍々アークベリアル!!』

 

 

 

『フュージョンライズ!!ベムスター ゼットン

 

 

 

ウルトラマンベリアル!!ベムゼート!!』

 

 

 

『フュージョンライズ!!ベムラー アーストロン

 

 

 

ウルトラマンベリアル!!バーニングベムストラー!!』

 

 

 

 

 

4人の怪獣娘と5体の怪獣が生み出された。彼らはベリアルの後ろに着く、すると突如更にその後ろに煙が立ち込め、それが晴れると新たな怪獣達が彼の真後ろに立っていた。

 

ザイゴーグにグリーザ、カオスダークネス、と最強のラスボス怪獣や劇場版怪獣達がこぞってその姿をあらわす。空の異次元空間の中にいる怪獣達でさえ三代勢力にとっては絶望的な状況なのにこれが更に絶望的な状況へと追い込んだ。

 

その周りには小型の球体型偵察機『ユートム』がこの映像を全世界の裏世界の者達に発信している。

 

 

「我らが皇よ、お待ちしておりました」

 

 

エンペラ星人は彼に赤いマントを渡す、ベリアルはそれを羽織る、そしてエンペラ星人は宣言した。

 

 

「聞け、愚かなる者どもよ!!我々の名はベリアル帝国!!我々の目的はただ一つ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

全宇宙の征服である!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あーあー!!あーあー!!あーあー!!いっーちゃった言っちゃった!!ヤバス!!俺の平穏なオワタ!!もうだめ、俺の精神ゴリゴリと削られる。SAN値ががががががががががががが

 

もうやめて!!俺のライフはゼロよ!!宇宙征服とかなんだよ(涙)もう、もう…………ヤケクソじゃァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!全員まとめて養ってやらぁぁ!!!!宇宙だろうがマルチバースだろうが支配してやらぁぁ!!!!(錯乱)

 

 

「聞けぇ!!俺様がベリアルだ、この世界、いや宇宙は俺様のものだ、歯向かうなら容赦はしない、テメェら全員ぶちのめすだけだ」

 

 

「皇のお言葉だ!!これより我がベリアル帝国軍は宇宙の統治をッ!!」

 

 

そう言いかけた途端、エンペラ星人の足元に謎の光の光線が飛んできて地面を砕いた。

 

 

「ッ!!何者だ!!」

 

 

「何者?…………それはお前達の主人が一番よく知っているのではないかな?」

 

 

校舎の屋根の上、絶望とした校庭に現れた。俺やあの似非正義の味方がいるんだから他にもいるとは思っていたけど、MAGIKAYO。

 

そう転生者と呼ばれるイレギュラー、そして今現在、ベリアルにとって最悪の敵、

 

赤と銀体にクリスタル状の発光体のメガネの少年が、

 

 

胸元にあるX状のカラータイマーにヘッドホンのようなパーツを持つ少女が、

 

 

青と赤と銀色の髪に整った顔、そして額のビームランプを持つ少年が、

 

 

彼の敵は奇しくも彼の憧れた存在達であった。




次回予告

光と闇、決して相入れない2つの力、転生者たちは何を望むのか!!そして平穏は訪れるのか!!?

次回『光と闇』

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