レオナルドに憑依した俺の転生生活   作:あるアルミン

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ジード面白かったですね。スカルゴモラカッケェ。

次回予告を変えました


夏が来たら

「スイーツが食べたい」

 

 

その一言から俺はコンビニへ出かけた。皆さんも突然甘い物が食べたくなる事ってありませんか?俺もそうです。

 

 

「新作スイーツがあって本当に良かった」

 

 

ガサゴソとビニール袋の中には様々なスイーツが入っている。うまそーと涎を垣間見せながら家に帰ろうとするオリ主、らんらん気分でスキップと鼻歌を歌いながら帰宅する。

 

 

「………あ、マスター」

 

 

なんと、散歩していたアギラこと、アギちゃんとばったり出会ってしまった。

 

 

「あ、アギちゃん、アギちゃんも一緒にスイーツ食べる?」

 

 

「………!!ハイ!!」

 

 

せーかいじゅうがー、君をまーっていーるー、やーみよを照らせ、光ーの戦士ーよー、あ、ここ例の学校じゃん、プールの方でワイワイやってる………いいな〜、俺もプールに行きたいな〜、プールなんて何年も行ってないし、最後にプールに行ったのって前世の中学生の時だったっけ?

 

あの時は楽しかったな、あいつが女子更衣室に特攻仕掛けに行ってボコボコにされてたな、それから耐水小型カメラ持ってきて盗撮してたやつもいたし、誰だったかの女子のパンツ被って顔面にコンクリート投げつけられてた奴もいたな〜、

 

 

「懐かし〜な〜」

 

 

あの頃が懐かしいよ………………『な〜にが懐かしいんですか?』ウォイッ!!?って、ルディアンかなんでこんなとこにいるんだよ、てかそれなんだよ、ラムネ?

 

 

「はい、実はラムネ売りのバイトをしていまして、あ一本如何ですか?美味しいですよ♪」

 

 

「それじゃ、一本貰おうかな、ほい100円、にしてもガーゴルゴンの奴はどうした?」

 

 

「ああ、ガーゴルゴンさんなら今、出かけてますよ」

 

 

あ、そう………………なんかやらかしてなきゃいいんだけどな〜、ルディアンと別れた後、そのまま家に帰宅した。帰る途中、銀髪のような白髪のようなイケメンと最遊記の悟空のようなコスプレした奴とすれ違った。それと一誠兄ちゃん、いや一誠さんともすれ違った、俺の事は分からなかったらしい。当然と言っちゃ当然だな、前まで自分より背の小さかった俺と今の俺を同一人物とは思わないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さっきの娘、どうも気にかかるな」

 

 

「どうしたんだ?ヴァーリ」

 

 

さっきすれ違った2人のカップル、両手に袋を持った彼とその隣にいたパーカーの彼女、特に彼女の方からは異質な力を感じた、彼女の存在自体が力であり生命である。そんな感じだ。

 

 

「調べる必要があるかもしれないな」

 

 

『その必要はありません』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やー朱乃ちゃん、死んだはずのサデスだよ〜♪」

 

 

鳥居の上になんとハイテンションの少女、その姿を見て朱乃は驚愕の表情をあらわにしていた。

 

 

「サデス………ちゃん………………………なんで………うそ………」

 

 

 

「本当だよ〜、久しぶりだね〜、お母さんは元気かい?」

 

 

「そんな………………貴方は誰!!」

 

 

「酷いな〜、サデスだよサデス、サ・デ・ス!君の親友で、君が堕天使に襲われた日に君を庇って死んだ、サデスだよ〜、と言っても僕は死ぬ事は無いんだけどね〜、ほら」

 

 

 

姫島朱乃には親友がいた。だがその親友は母と父の結婚に反対していた堕天使達の凶弾に倒れてしまった。だが、親友は生きていた。元々サイボーグであった彼女は自身の死を偽って彼女の前から姿を消したのだ。

 

 

「これは決別と餞別の攻撃だ、受け取ってくれるよね♪」

 

 

地面が盛り上がりそこから、1人の少女が出てきた。赤と黒の目に右腕は機械のアーム、左腕には巨大な銃を搭載、義足とバイザーのようなものが目立つそれは、

 

 

奇機械怪獣デアボリック

 

 

その背中に自身の腕をドッキングさせる、デアボリックの首からデアボリックキャノンが出現、そこにエネルギーがチャージされていく。

 

 

「バイバ〜イ♪」

 

 

デアボリックキャノンが発射された。

 

 

 

 

 

 

 

 

神社の裏山が丸々、宝石に変わったと言う事件が発生したが、誰もそれを気に留めるものはいなかったと言う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………ハア、ハア、ハア」

 

 

血まみれの白い鎧、今にも砕けてしまいそうなそれをまとう者は息も絶え絶えにかろうじて立っている。周りには仲間達がボロ雑巾のように倒れていた。死んではいない、だが、満身創痍で体を動かす事も出来無い。

 

 

「………………ハア、ハア、………なぜおまえが、ハア、ハア、グッ!!……………それに、その力は………本当におまえはグレイフィア・ルキフグスなのか………………」

 

 

 

確かに、そこにいるのは、少し若い気がするが、紛れも無いグレイフィア・ルキフグスだ、以前変わらなく、スカートから伸びる二つの触手の様なものを除けば、

 

 

「余計な詮索は自身を滅ぼしますよ、ね、白龍皇」

 

 

グレイフィアのスカートの中から、なんと多数のミサイルが放たれた。それは曲線軌道を描きながらヴァーリー達に襲い掛かった。




次回予告

ついに始まる三大勢力会議、動き出す怪獣達、もう誰にも彼らを止めることはできないのか!!?そしてレオナルドの平穏はどうなるのか!!?

次回『大変!!魔王獣が来た!!』

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