レオナルドに憑依した俺の転生生活   作:あるアルミン

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裏切りの刃

「どうしちまったんだよ………………木場ぁぁッ!!!」

 

 

イッセー君、君のその悲痛の叫びがもっと聴きたい♪もっと聞かせてよ♪♪♪♪♪

 

 

「僕はね、魂を売ったんだよ♪『ファウスト』と言う物語を知っているかい?悪魔に魂を売った男、ファウストと悪魔メフィストが騙し騙し合うストーリーさ♪彼女はその狂気なる科学者Dr.ファウストの名を語るまさに真の悪魔たる存在♪そして僕の新たなるお母さんさ♪」

 

 

「ふふふ、それだけじゃない、闇の力をそして真の僕を引き出してくれた師匠も今まで僕を支えてくれた友達もいる♪ああ、安心してこの復讐が終わったらみんなで仲良く部活をしよう♪ずっとずっとみんなで一緒にいられる永遠に寂しくないようにして上げるから♪」

 

 

スー、シャキン!!鞘から止まりだした刀の刃は禍々しいオーラを纏いながら美しく輝いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャッ!!全くもって道化だね〜♪な、お前もそう思うだろ?ダークファウストさんよ」

 

 

本当の邪心剣をもっている魔人、それは邪悪な闇の力を手に入れそして光の友に刃を向けた魔人の模造、現し身、マガオロチのような鎧を来た女性

 

 

 

最悪の魔人『無幻魔人ジャグラス・ジャグラー』

 

 

 

そして、その隣にいる赤と銀をメインにした女性、滲み出る闇の力は全ての感情を狂わせる。

 

 

『ダークファウスト』

 

 

「ふざけないで、この作戦は奴らの目を欺く為のカモフラージュだと言うことを忘れないで」

 

 

「あー、そうだな…………クックックッ、友人の騎士君を探しにはるばる仲間を集めてやって来たのに、肝心の騎士君は既に闇落ち♪暴走した騎士君を止めるために赤き龍は拳を振るう…………………感動的だ〜♪ま、無意味だけどね!!いやーここまで本当、苦労したよ〜♪記憶の改竄をして戀鬼を憑依させてわざわざ邪心剣の模造品までやってな〜♪

 

本当、思い出すだけでも笑いがこみ上げてくるぜwww.本当に馬鹿だろ、怨み〜?復讐〜?バッwww.!!バッカじゃねぇ〜の!!?さも幸せそうに日常を語ってたけどさ、そんなんあるんだったら復讐なんてやんねーっの、

 

無自覚で言ってるみたいだけどさ、所詮、お前も道連れを作りたいだけなんだよ。」

 

 

 

見下ろす。ふざけた口調も最後には真面目な口ぶりに変わる。

 

 

「ん、ジャグラー………そろそろいいでしょう。シトリー達も加勢に来ました。ここで彼女達にゲームオーバーしてもらっては困ります。」

 

 

「わかってるよ、しっかしあいつら本当に気づかないんだな。自分たちの仲間が入れ替わってるって事によ」

 

 

「仕方ありません、内部通告者を増やす為に誰か1人が犠牲にならなければいけないのですから、しかし心配は要りません。物語は原作どうりにそして、私達の思い通りに動くのですから」

 

 

「あーそうだな、マイナスエネルギーの貯蓄も溜まった事だし、『滅亡の邪神』の復活も近いって訳だな♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽しい楽しいよ!!兵藤くん!!もっとだもっと楽しませてくれ!!

 

 

「いい加減眼を覚ましなさい!!」

 

 

部長〜、駄目だよ〜こんな楽しいことを止めるなんて〜

 

 

 

ザシュ!!?

 

 

………………あれ?………僕は…何………………してたんだっけ…………おかしいな…………………目が霞んで………………きちゃっ………た…………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「実に勇気ある戦いだった♪この戦いは人々に受け継がれていくだろう!!我が弟子よ」

 

 

ゲスい笑みを浮かべ邪心剣を舌なめずりしながら、黒い結晶のようなものを手にもっている。

 

 

「お前は誰だッ!!」

 

 

叫ぶイッセー、だが、

 

 

「命とは儚い……………僅かな時の中で夢見る一瞬の灯火、復讐に取り憑かれた哀れな騎士に剣士としての名誉ある死を送ろう、と言う俺の粋な計らいさ♪」

 

 

「お前達のおかげで効率よくマイナスエネルギーを抽出できた、見ろよこの結晶を………美しいな〜!!一体これで何十年分のマイナスエネルギーがてにはいったんだろうなぁ。なあ、お前ら想像してみてくれ!!こいつの復讐心を増幅させて取り出したんだ!!どれだけの憎しみが溢れているか/////あぁ、見ているだけでうっとりしちまうぜ/////」

 

 

「なんで………なんでそんな事を!!お前らには無えのかよ!!!!心がッ!!可哀想だと思わねえのかッ!!!?なんで………なんでなんだよッ!!!!!!」

 

 

 

ジャグラーはムカつきながら、

 

 

 

「知らねーな?俺、怪獣だし〜♪怪獣ってのはな、理不尽が形をもったもんなんだよ。そう言うもんなんだよ、足元に誰が居ようが容赦なく踏み潰す。その場所に大切なものがあろうが無意味に破壊する。それが怪獣ってもんだよ。いやーでも大変なんだよね〜、マスターに秘密にしながらやらなきゃいけないから」

 

 

 

何も言えなくなる。確かに、我々を助けてくれたものもいれば、仲間を助けようとレーティングゲームを滅茶苦茶にした奴や愛のために襲いかかって来た奴もいた。だが、この、こいつだけは吐き気の催す邪悪、忌むべき悪、

 

 

悪魔より悪魔らしい存在、

 

 

 

「俺はここでおさらばさせてもらうぜ。そこに倒れてる騎士様、サッサと助けないと大量出血で死ぬかもよ♪じゃあねぇ♪ウハwウハハハwww.」

 

 

 

闇の中に消えていくジャグラー、その笑い声はいつまでも闇の中に響くのであった。




次回予告

襲いくるコカビエルにグレモリー眷属達は勝つことが出来るのか!!?そして動き出す真の黒幕の狙いとは何か?

次回『狙われた学校』

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