ん?眼が覚めると、何時もより周りに違和感を感じる。見渡しても何も変化した所は見られない、しかし自身の姿を見て思い出した。
(そう言えば俺、ベリアルと一体化して身長が伸びたんだよな)
あの後、怪獣達から特にヤプール達に色々と尋問された。人体実験などは逃れる事は出来たが、あのままだったら何をされて居たかわからない。しかし、ウルトラマンと融合するだけでここまで変わるとは思いもしなかった。名前も、レオナルドから『レオン』に変えてバレないようにしたし、
「んー!!と、朝でも食べよう」
今日の朝ご飯は何かなっと、あれ?みんなリビングに揃って居た何事ぞ?
「おーい、どうしたんだ」
「あ、マスター!!見て見てッ!!」
ミクラスに呼ばれてテレビを見る。そこには、
『怪獣娘 ウルトラ怪獣擬人化計画』
と、タイトルが乗ったアニメがやって居た。
「な、な、な、な、な、な、なんじゃこりゃァァァァァァァァッッッ!!!!!!」
俺の絶叫が木霊する。デスシウム光線もビックリのこの威力、膝からガクリ、と崩れ落ちる。円谷プロさん………………そこまで追い詰められてしまったのですか?
いや、まあこの作品出来た当時にはこの計画PV見て書き始めましたけど、まさか本当にアニメ化するとは……………………てっきり東方projectみたいな感じになると思ってた。
ゴタゴタしてても仕方ないのでアニメを見ることにした。主人公はアギラ、ミクラス、ウィンダムの3人で怪獣の魂が入り込んだ人間が怪獣の魂を使って変身して平和を守るお話らしい。SDキャラなのでギャグ路線なのかなと思って居たらゼットンが出てきたり中々、と言うか本音を言うと凄く面白かった。
そう言えば、俺はベリアルと融合してるけど俺も怪獣娘の部類に入るのか?いや、男だから怪獣男?怪獣少年?ウルトラマン少年か?
考えるのもめんどくさいからみんなと一緒にウルトラマンを見て楽しんだ。
「エドッ!!貴方の仲間のおかげでレーティングゲームはめちゃくちゃよッ!!」
リアス・グレモリーはエドに問い詰める。あの後、レーティングゲーム会場は破壊され探索に出た上級悪魔達も行方不明となった。
「滅茶苦茶になった?それは良かったじゃないか、君はあのゲームに人生をかけて居たのだろう?なら、君は助かったと言う訳じゃないか良かった良かった」
エドはにこやかに笑いながら祝福した。それに、と付け足して、
「アレは
無責任な、と言ってももはや後の祭り、起きてしまったものはどうしようもない。
「ああ、それと…………………………君たちと私達は
「そんなッッ!!」
「君たちが不穏な行動を取らなければそんな事は無いさ」
と言って、紅茶を飲む。まるで見えない牢獄の中に閉じ込められた気分だ、何故なら彼らは気が向けばすぐさま世界を滅ぼせる程の軍力を持っている。
(さぁて、彼女達はどう出るのかな?ふふ、この勝負、勝つのは切り札を持つもの)
「ハックシュン、誰かが噂でもしているのか?」
机の中で紅い龍のソフビが怪しく光る。それだけじゃ無い。周りにはそれ以外にもユニコーンや雪男など様々な獣達の人形が怪しく輝いて居た。
真っ白な空間
マズイ…………………………コレデハ、セカイガ………イヤ………………スベテノジゲンガ、キキニサラサレテシマウ………………
ダガ、イマノワレワレニハ、テヲダスコトガデキナイ……………………………カレニ、マカセヨウ…………………アラタナル チカラ ヲ アタエル
タノンダゾ、ショウネンヨ
次回予告
一波乱終わったオカルト研究部に迫り来る、生徒会!!一体どうなる!!
次回『ファーストコンタクト』