ぶち嬉しいです。
本編どうぞ
千早たちが雪七の友達となったその日の放課後、その時にはいなかった2人の男子と女子が雪七達に近づいてきた。その姿を確認した瞬間雪七は一夏の背中にすぐさま隠れた。その様子を見て千早は
「あの人達は僕達のお兄さんやお姉さんみたいな人だから大丈夫だよ。」
と伝えたが雪七は一夏の後ろから様子を伺う素振りを見せるだけだったため、千早は肩を竦めた。
「みんなごめん、日直の仕事があったから少し遅くなっちゃった。」と男の子の方が喋りだし、「瑞穂くんがもっと要領よくすればもう少し早く終わったんじゃない?」と女の子が瑞穂くんと呼ばれた人に口撃したが、「・・・・・まりあだって人のこと言えないよね?」とジト目で睨むとまりあと呼ばれた女の子は顔を逸らした。
そんなことをしていると奏が「瑞穂お兄様、まりあお姉様、自己紹介されては如何なのですよ〜」と伝えるとそうだと頷き、
「はじめまして、鏑木瑞穂って言います。歳は11歳の6年生だよ」
「同じくはじめましてね。私は御門まりあ。瑞穂くんと同じ6年生よ。よろしくね?」と瑞穂とまりあは自己紹介し、その後一夏と円、そして雪七の順番に2人に自己紹介をした。
自己紹介をしあってからは仲良くなるのはすぐだった。雪七はすぐ瑞穂になつき、「・・・・・瑞穂お兄ちゃん、明日も一緒に帰れる?」と首をかしげながらの上目遣いで聞くと、瑞穂は「・・・・・雪七君が僕達に内緒にすることがなかったら一緒に帰ってあげるよ?」と少しいじわるな質問をすると雪七は「・・・・・だったら隠し事しないもん。お兄ちゃん達と帰りたいもん・・・・・」とむくれていた。
その状態になり、瑞穂だけでなく千早と一夏は慌て始めたが女子のメンバーは比較的落ち着いていた。「・・・・・そうだ、雪七君。これから私たちが使わせてもらってるお家にくる?」と由香里が尋ねると、「・・・・・行く」とだけ答えて由香里の差し出していた手を握り歩き始めた。その様子を見ていた男子メンバーは少し哀愁が漂っていた。
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帰り始めて数十分がすぎ、隣町まで来ていた。雪七はその間歩き疲れており現在は一夏の背中に乗っていた。(要はおんぶ)
そしてようやくみんなの足が止まり、「・・・・・ここが僕達の住んでる寮みたいなところだよ。」と瑞穂が先導してみんなを中へ促した。
そこには「あら、おかえりなさいみんな。それと、見たことない子もいるわね・・・・・その子達は?」「そんなんはどうでもいいだろ?俺はちと買いもん行ってくるわ。」と大人の女性が2人いた。そのことに対し、雪七はすぐに隠れた。今回隠れた先は瑞穂の背中だったが・・・・・
そんな様子を見て女性のひとりは目線を雪七の高さに合わせ、「はじめまして、怖がらないでも大丈夫。私の名前はスコール・ミューゼル。ここの家の管理をしているの。で、さっき出ていったのはオータムって言うの。あの娘、口はすごく悪いけど、とても子供好きで子供思いなの。だからあなたに危害を加えることは無いわ。」と言って安心させようとした。
雪七は怖がっていたが--[・・・・・あの人たちはほんとにゆーくんのことを心配してくれてるみたいだよ?勇気・・・・・出してみよ?]--と雪花が励ましたおかげで、「・・・・・僕・・・・・は、織斑・・・・・雪七・・・・・。よ・・よろしくお願いしま・・・す。」と勇気を振り絞り、自己紹介をすることが出来たのだった。
(*´・ω・`)=3ようやくスコールとオータム出せたよ〜
ここでのオータムはかなりの子供好き(面倒みることが好き)な人です。
2人は元亡国機業のメンバーで、白騎士事件が起きた時に自発的に亡国機業から抜けた。
と言った感じです。
前書きでも書きましたが、お気に入り登録数が100に届き、更にUA数も万を超えていたのでこの場を借りて御礼申し上げます。
これからも頑張って書くので、感想、誤字などございましたら是非お願いします。
そして新しくお気に入り登録してくださった皆様、ほんとにありがとうございます。