IS……雪語り   作:クリスティア・ローゼン

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・・・・・日をまたいでの更新・・・・・きついわぁ

小学生編はかなり駄文になりそうな予感しかしない・・・・・まぁ頑張って書きますか!

ではどうぞ


第12話

雪七のクラスに2人の転校生が来て1週間程たったある日、雪七は秋十に呼ばれ、昼休みに屋上へと足を運んでいた。この時後ろから誰かが見ていたことを雪七は知らない。

 

屋上につき、ドアを開けるとそこには十数人はいるであろう、年上の、それこそ秋十と同じくらいの生徒が集まっており、ドアが開いたことに誰かが気づくと人混みから誰かが出てきた。その人物は雪七もよく知る秋十だった。

 

「やっときたか・・・・・クズ」と秋十がいきなり言葉を発し、「俺が呼んだんだ。だから早く来ようとするのは当たり前だろうが!あまり調子に乗ってんじゃねえぞ?」と続け、雪七をまくし立てる。その後も秋十はとことん雪七を罵倒し、それも終わったため雪七は終わったのかと思い気を抜いた。いや、抜いてしまった。そのため、秋十の行動に対応出来なかった。

 

ーゴスっ!ー「ッ!!!!」秋十はいきなり雪七の腹部を殴りつけた。いきなりの攻撃だったため、その場にうずくまるとそのまま雪七を蹴りあげ、横に倒れた雪七を更に蹴りつける。しばらく経つと秋十の行動に便乗し、雪七を蹴り始めるものが1人2人と増え、その場にいた全員が雪七をサンドバッグのように扱い始めた。

 

その状態がどれだけ続いただろうか・・・・・雪七を攻撃することに飽きたのか秋十がほかの奴らが蹴り続けているのを止め、雪七を放置し教室に戻り出した。その時秋十は雪七に口止めをすることを忘れない。

このようなことが今まで何度もあった。雪七はその度にサンドバッグのように扱われては最後にはボロ雑巾のような姿になる。このようなことがあるのにも関わらず、誰にも言わないのには理由があった。

 

--[ゆーくん、なんで・・・・・なんでやり返さないの?!やり返すことが出来なくても誰かに助けを求めることだってできるよね?どうして・・・・・どうしてそれをしないの・・・・・?]--と雪七の専用IS雪花が心配そうに雪七に問うと、「・・・・・このことを誰かに伝えれば一兄とまど姉にも伝わっちゃう。一兄達には迷惑・・・・・かけたくないし、心配も・・・・・して欲しくない。僕なんかのために・・・・・悲しんで欲しくないから」と雪七は他人に知れ渡り、秋十の粛清よりも実の兄達の辛そうな顔を見たくなかったからだった。

 

--[でも・・・・・でも、だからってゆーくんが耐え続ける意味はあるの?!アイツはだんだん暴力がエスカレートしてきてる!このままだとゆーくん・・・・・ほんとに大変な目に遭っちゃうよ?!ワタシは・・・・・そんなゆーくんを・・・・・見たくないよ・・・・・]--と雪花はとても雪七のことを心配していた。それもそのはず、雪花は雪七のことを一番近くで見てきたため、雪七の努力を一番知っており、更に常に一緒にいるため、雪七の苦しみも共感しているからだ。

 

雪七と雪花が会話している姿をドアの近くで6つの人影がこっそり見ていた。

 

「・・・・・ねぇ、雪七は・・・・・誰と話してるの?」

「・・・・・分からねぇ・・・・・でも敵ではなさそうだな」

「でも・・・・・とても辛そうなのですよ〜」

「そうだね・・・・・私達で出来ることってなにかないのかな・・・・・」

「雪七君はクラスでもひとりでいることが多かったから、友達になれればと思うんだけど・・・・・」

「彼が心を開いてくださるのを待つしかないのでしょうか」

と上から円、一夏、転校生の1人の周防院奏、同じく転校生の上岡由佳里、千早、史が話していた。

 

6人は先程まで行われていた暴行を見ており、何度飛び出しそうになった一夏をみんなで止めたのかわからないほどであったらしい。

 

「・・・・・とりあえず千早君・・・・・だっけ?」「は、はい」一夏は千早に話しかけた。

「ユキはクラスでもそうだと思うけど、アイツの言いふらしたことのせいで友達どころか味方がほとんどいない。だから、ユキの友達になってはくれないか?」と頭を下げてのお願いをした。

 

「あ、頭をあげてください。雪七君のお兄さん。味方が少ないのは理解してます。それに・・・・・元々雪七君とは友達になりたかったですし。」とだけ告げるとドアを完全に開け、雪七に近づいていった。




軽く眠い・・・・・なんかまた中途半端なところで止まった気が・・・・・タグに残酷な描写入れとこ・・・・・

今回新しく出たキャラ説明行います。
周防院奏《すおういん かな》
千早達と同じ日に一夏と円のいるクラスに転校してきた女の子の1人。
後頭部に大きなピンクのリボンをつけているが、身長も低いため、本来の大きさよりも大きく見られてしまいがち・・・・・。また、独特な口調「〇〇なのですよ〜」と言った言葉遣いも特徴の一つだったりする。


上岡由佳里《かみおか ゆかり》
奏同様、同じ日に入学してきたためある程度学園中のこと(代表候補生といった)を理解している足がなかなかはやく、陸上競技を嗜んでいるため、足の速さは女子の中でもなかなか上位だ。そしてよく奏と一緒に過ごすことが多い。

と言った感じです。

誤字や感想お待ちしております。

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