IS……雪語り   作:クリスティア・ローゼン

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やっと小学生編入れたよ・・・・・

これからどう展開させていくかかなり迷う・・・・・

とりあえず頑張ろ・・・・・


小学生編 第11話

白騎士事件から数年後、一夏と円は小学4年生に、雪七は小学2年生になっていた。もちろん、箒も一緒に同じ学校に通っている。

 

その日も普段通り学校が終わり、帰宅する時に篠ノ之道場によるという形をとっていた。そして稽古が終われば帰宅し、一夏と円と雪七は家事を手分けして行う。この3人が家事をするのは長男である秋十と長女である千冬がまるで家事をしないからだ。(いや、押し付けてるという方がしっくりくるだろう)

そんな状態で特にひどいのは秋十だ。秋十は千冬の下であるが上の立場の人間だと思い込んでいるところがあるため、頻繁に雪七に命令しては拒否すれば責め立て、半ば強制的に家事をさせていた。

 

「雪七、今日の洗濯だが、お前がやっとけな」秋十はいつものように雪七に命令しだした。その言葉に対し雪七は

「・・・・・うん、分かった。やっておきます・・・・・」と兄に対してはおかしいと思われる言葉遣いで了承の意を示した。その答えに納得したのか、秋十はニヤニヤしながら気分が良さそうに自室に入っていった。

 

そのタイミングを見計らったのか、自室に秋十が入ったあとすぐに一夏と円が雪七に近づき、「ユキ、その洗濯、一緒にしような。」「洗濯終わったら宿題、見てあげるね。」と双子が話しかけた。これが小学生になった頃から起き始めた生活の一部である。

 

なお、本来であれば長女である千冬が止めるべきなのだろうが止めなかった。いや止めることが出来なかった。なぜならば、千冬はいま、第1回モンドグロッソにて日本代表として参加しており、海外に出ているからである。そのため、家庭環境があまり良くないことを知らないでいた。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

数日後、モンドグロッソにて、千冬が決勝でライバルを下し、優勝、さらに全部門MVPに与えられる称号《ブリュンヒルデ》を与えられ、全ての女性から尊敬の眼差しを受けるようになった。

 

だが、このことが悲劇の始まりであることにまだ誰も気付かないでいた。

 

 

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千冬が日本に帰ってきてからは織斑家はだいぶ風当たりが変わった。

秋十は頭がよかったため、成績は常にトップ。そのため周りからは《神童》と呼ばれるようになり、一夏は頭と身体能力はそこそこだったが、家事に関しては幻○郷のメイド長(パ⚪︎ド嬢)や、貧乏執事も涙目のスキルを持っており、特に料理に関しては近所の方々からかなりの評価をもらっていた。円は一夏以上の頭脳を持ち、さらに千冬までではないが、身体能力が高かったため、将来のブリュンヒルデと言われていた。

 

だが、雪七だけはいい評判はなかった。なぜなら、努力をしても頭脳は一夏と同じくらい(つまりは平凡)身体能力も人並み、家事をさせても人並みにしかできなかった。そのため、周りからは《織斑家の恥さらし》、《織斑家の出来損ない》などと心にもない呼ばれ方をされるようになった。

 

どれだけ頑張っても、どれだけ努力しても、人の何倍も勉強して、運動もしても、一度ついた呼ばれ方はやめてもらえず、努力を見られず出来損ないの烙印を押され続けた。

 

学校でもその影響がではじめていた。初めはクラスメイトからの無視から始まり小物などの紛失、さらにひどくなれば、兄であるはずの秋十が率先して雪七のことを殴る、蹴る、投げ飛ばすなどの行動をとった。暴力と言っても過言ではないそれが終わると必ず「このことは誰にもいうんじゃねえぞ?言ったら命がねぇと思っとけ。」と言われるため、雪七はそのことを耐え忍ぶしかなかった。

 

この頃から少しずつだったが頭髪が綺麗な深い漆黒の髪だったが、白髪が増え始めたのだ。一夏達はそのことに心配していたが、学年が違う以上手何もすることが出来なかった。

 

雪七が学年全体からイジメとも取れることをされ続けていたある日、転校生が来ることになった。内訳としては6年生に2人、4年生に2人、2年生に2人だ。まとまっての転校生だったため、体育館での挨拶になり、紹介が終わると各教室に戻り、転校生のいるクラスは賑やかになった。

雪七のクラスも例外ではなかった。

 

雪七のクラスにはキレイなプラチナの肩甲骨あたりまで伸びた髪をした男の子とショートヘアの黒髪でヘッドドレスが特徴の女の子の2人だった。

 

「はーい、今日から新しいお友達が増えるからみんな、仲良くしてあげてね?」と担任の先生が告げると、「はーい!」と元気な返事をしてみんなが答えた。

 

転校生の挨拶となり、プラチナの髪の男の子から自己紹介が行われた。「はじめまして、御門千早《みかどちはや》です。この学校に来てまもないので、どうかよろしくお願いします。」「度會史《わたらいふみ》と申します。これからよろしくお願い致します」

 

--[ゆーくん、この2人はきっとゆーくんのことをちゃんとみてくれる気がするよ?だから仲良くしてあげて?]--

 

と雪花が雪七に伝えた。この2人が雪七にどのような影響を与えるかはまだ誰も知らない




・・・・・(*´・ω・`)=3

小学生編難しい・・・・・

なんとか最後におボクさまのキャラのふたりを出せた〜ちなみに度會史は千早の一つ下なのですが、敢えて同じ年にしました。

キャラ説明入れておきますね。

御門千早《みかどちはや》
『乙女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー』のダブル主人公の1人。年齢は雪七と同じで、御門グループの御曹司。前の学校は長い髪と髪の色のせいである事件が起こりそれが原因で転校し、この学校に来た。家族構成は母親の御門妙子、双子の姉で病弱な御門千歳、滅多に合わないどころか1度もあったことのない父親の4人だが実質3人とも言える。文部両道で容姿端麗、ある意味完璧な人物

度會史《わたらいふみ》
千早の侍女。千早の世話をすることに生きがいを感じており、千早の世話は私の仕事と豪語する。千早同様文部両道であり、女の子でありながら機械に強く、機械弄りなら束、雪七に次ぐ実力(雪七は自覚無し)なお、大好物はビスケットサンドアイス。夜中にこっそり買いだめしたBSI(ビスケットサンドアイス)をいっぱい食べることが最大の至福の時だとか

とこんな感じです。

なんか一気に駄文感が増しましだがそれでも読んでいただけると嬉しいです。

では、また次回

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