この小説しかないけど、いいかな?
今回から、箇条書きに挑戦。
では、風紀委員導入編です。
「……というわけで、この時期は各部の間で、トラブルが多発するんだよ。」
「アッハイ。」
光は風紀委員会の仕事についての説明を受けている。なぜこんなことになってしまったのだろうと、内心色々な事があって落ち込んでいる光。
なぜこんなことになったか?
そう、これは少し前のことだった………
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深雪に連れてこられて来た生徒会室。そこでは、風紀委員会の仕事を説明されていた達也がいた。それに加えて光がそこにやってくると、
「おお!来たか、水原。待っていたぞ。」
「ちょ、ちょっと待って下さい?どういうことなんですか……?」
「ごめんなさい。……実は、今年教職員枠の人が急に休んでしまって……今週の見回りを変わりにやって欲しいの……。」
「いや、それは大丈夫なのですが……どうして私にそのようなことを?」
「あの、この話をした時にね?摩利がそれならいい奴がいるっ…て言ってたからお願いしようとしていたのだけれど…」
「ああそうだ。水原、お前真由美のサイオン弾から一科生を庇ったことがあっただろう?あの一撃を受け止めようとすることができる奴はそういないからな。」
(やはり、見られていたのか…(焦り)目立ったぁー!学園で平穏に過ごそうとしたのに目立っちゃったー!)
唐突な日常系学園生活終了のお知らせ。
だが、これはチャンスっ!ブランシュを突き止めるチャンスだっ!と感じた光は、これを快く受けることにした。
「わかりました。では、全力を尽くさせて頂きます。」
「ありがとう。女子があまりいないから肩身が狭いとは思うが、よろしく頼む。」
………その後の説明が長くなったのは言うまでもない。
そんなわけで、光の風紀委員会でのお仕事が決まったのであった。
終わり!閉廷!
☆☆☆☆☆☆☆
そういうわけで、説明を聞きながら生徒会室にて光と真由美以外の全員がお弁当の準備をしていて、自分も食べようかな?と準備する光。しかし、お昼を買っていないことに気がついてしまう。
「どうかしたの?」
「あの、すいません。お昼ご飯を買うのをわ、忘れてしまったのですが…」
「それなら、生徒会室に備え付けのダイニングサーバーがあるから。一緒にどう?結構種類があっていいわよ~。」
「はぇ~すっごい……。そうですねぇ……やっぱり私は王道を往く、日本食にします。」
それは、確かに日本人の王道を往く日本食であった。
でも、みんなが弁当なのに自分だけ使うっていうのも肩身狭い……狭くない?と感じていたが、真由美もダイニングサーバーなのでほっとした光であった。
「この期間は、各部が一斉にテントを出すからな。ちょっとしたどころではないお祭り騒ぎだ。
密かに出回る入試成績リストの上位者、競技実績のある新入生は各部で取り合いになる。
表向きにはルールはもちろんある。違反したクラブには部員連帯責任の罰則もあるが、陰で殴り合いや魔法の撃ち合いになることも、残念だが珍しくない。」
「CADの
「新入生向けのデモンストレーション用に許可が出るんだよ。審査はあるんだが、ほぼフリーパスの状態でな…。そのせいで、余計に学内が無法地帯と化してしまうんだ。」
当たり前だよなぁ?という気持ちで頷いた光。
「学校も九校戦の成績を上げてもらいたいから、多少は黙認状態なの。」
「そういう事情で、風紀委員会は一週間フル活動なんだ。いや、欠員補充が間に合ってよかった。」
(こりゃ大変なことになりましたね……)
気を重くする光の側で達也が少し抵抗していたが、バッサリカットされたためもう何も言う事はなかった。
その後の話をまとめると、
・巡回において、生徒会から中条あずさという生徒が応援に来ること
・その生徒がちっちゃいこと。
・その人がダイナモ感覚を操る系統外魔法を使うこと
・深雪が一緒に巡回できなくて落ち込むこと
・達也が博識であること
などが話された。
これらの事から、中条あずさはY〇Rである可能性が微粒子レベルで存在している……?!
☆☆☆☆☆☆☆
深雪に野獣の眼光で
その途中でエリカをたらしこんだ達也を生温い目で眺めつつ、本部へ入った2人は森崎とばったり出くわしてしまう。
「何故お前がここにっ!」
「いや、それはいくらなんでも非常識だろう」
「なにぃ!」
「落ち着いてください。」「やかましいぞ新入り」
口げんか(森崎が一方的に)していたふたりを光と摩利がたしなめる。
謝る森崎を横目に見つつ、着席を
新しく入った3人は軽く紹介される。そして、摩利からの説明を受けた。
「前回説明したとおり、部員争奪期間は各自で単独行動にて巡回してもらう。例外はない。」
(おい、待てぃ!そんなこと聞いてないゾ!)
つい、三浦のような言葉になる光であった。
というか、三浦がいた。がスルーする(激ウマギャグ)光。
「役に立つんですか?」
と、一年生の方を向いて言う風紀委員の生徒。多分、役に立たない人はこ↑こ↓に連れてこないと思うんですけど(正論)
「ああ、心配するな。司波と水原の腕前はこの目で見ているし、森崎のデバイス操作もなかなかだった。それでも不安なら、お前が森崎につくといい。」
と投げやりな摩利の回答に、「やめておきます」と嫌味に言う質問した人。そんな短気で大丈夫か?
「他に言いたいことのあるやつはいないな?」
との一言で全員しんとする。
その後、各自巡回を始め、一年生は説明をうける。
「これを渡しておこう。
このレコーダーを胸ポケットに入れておけ。レンズが外に出るようになっている。スイッチは右側面だ。」
というわけで、光も胸ポケットに入れようとする。
胸が大きい光は、その母性によってカメラが見えなくなる。……ということもなく入った。むしろそれにより、隠密性が増した。
それを見てドキドキしていた森崎を当然光はわかっている。
(お前ノンケかよぉ!(驚愕)喧嘩するホモ仲がいいっていうダルルォ?!)
※言いません。
この後、
・通信コードも送られて通信にはこれを使うこと。
・風紀委員はCAD携行を許されている。しかし、不正使用はしてはいけない(戒め)
・それをした人が退学した。
という情報も得たところで、達也が風紀委員の備品のCADを使うことに許可を貰い、巡回はスタートした。
中条さんファンすいません。
次から風紀委員としての見回りがスタートします。