数か月間を空けてしまいホントに申し訳なく思ってます(n回目)
ネタが尽きてきたわけじゃないんですが、他作品に熱が入ってました!
次の次辺りからは、原作の話をやろうかなと思ってます!(そろそろアンジェシカを登場させたいですし・・・でもまだ一年たってないんですよね~)
そんなこんなで、まだまだこの作品は完結いたしません!というか、原作が終わるまでは完結させたくありません!
では皆さん、今後ともよろしくお願いいたします!
PS:定期的にこの作品にアクセスがあり、それを見るたびに顔がにやけてしまいます・・・///
その後、俺と茜はそのまま真っ直ぐに家へと帰ってきた。
「もう、遅いよ優ちゃん!待ちくたびれちゃった~!」
「待たせた罰として、洗い物アンタがやりなさい・・・・・・って言いたいところだけど、今回は許してあげるわ」
素直に俺に対して文句を言う光とは違い、事情は知っていると言わんばかりのかなねぇ。これを見て何となく分かったが、かなねぇの隣にいた桜ちゃんの笑顔を見て確信した。
「その・・・待たせてごめん」
「ほんとだよ全く!私がどんだけ寒い思いして外で待ってたか」
「もとはと言えばお前が飛び出したのが悪いんだろうがっ!」
「まぁまぁ先輩。ご飯冷めちゃうので、早く食べましょう」
桜ちゃんに言われ、俺は渋々と引き下がる。その後はさっき茜と俺が深刻な会話をしていたのが嘘のように、家族+桜ちゃんで賑やかな夕飯となった。
「優ちゃんあーん!」
「しょうがねぇな」
「優、これも!」
「おまっ、それネギじゃねぇか!少しぐらい冷ましてくれ!」
「先輩、私のも食べてください」
「桜ちゃんに至っては豆腐!?しかも熱々だし、てか何で七味山盛りになってんの!?」
「ふふ、優君は人気者だね」
「花、呼んどけばよかったなぁ」
「呼ばなくて結構です」
「この熱さも、試練の一つなのか・・・!」
「お兄ちゃん、ちゃんとふーふーして」
「遥、私たちも負けてられないよ!」
「張り合うな岬!」
夕食が終わり、それぞれが自室や浴槽へ向かう中、俺とかなねぇは洗い物をしていた。
「やんなくていいって言ったのに」
「俺が好きでやってんだよ」
「あらそう。なら、これからもずっとやる?」
「それは違うだろかなねぇ・・・」
軽口を叩きながら皿を洗い、水で流してかなねぇに渡す。するとテーブルの掃除が終わったらしい桜ちゃんがこちらへとやってきた。
「先輩、布巾を洗いたいので少しいいですか?」
「ごめんね桜ちゃん、客人なのに手伝わせちゃって」
「私が好きでやってるので」
「んんっ!口じゃなくて手を動かしてもらえないかしら?」
かなねぇの一言で、俺と桜ちゃんはお互いに赤面してしまう。そのまま黙々と作業を終えると丁度、岬と遥がリビングへと降りてきていた。
「ねぇ桜ちゃん、今日泊っていきなよ!明日休みだしさ!」
「こら岬、先輩を困らせるな」
「じゃあ、お言葉に甘えて泊まらせてもらおうかな」
「あら意外。断ると思ったのだけど」
確かに桜ちゃんにしては珍しい。今までなら顔を真っ赤にして断っていたのだが、なんだか今日は落ち着いている。
「その、迷惑じゃ無ければ・・・」
「迷惑なわけ無いじゃん!着替えは私の貸してあげるからさ!」
「「あー、岬のだとブラが大き・・・」」
「先輩も遥君も、言いたいことがあるなら聞きますよ?」
俺と遥はつい思ってしまったことを言ってしまい、ハッと口を閉じる。だが勿論間に合うわけがなく、桜ちゃんのハイライトが消えた瞳が俺たちを見据えていた。
「泊るのはいいけど、桜さん何処の部屋で寝るの?」
「あっ、出来れば先輩と同じ「岬、お前のベッド使わせてやれ」むぅ・・・」
俺が岬にそう頼むと、桜ちゃんはちょっぴり不満げな顔をしてきた。そんな顔されても、茜と光がいる俺たちの部屋に桜ちゃんを入れようものなら地獄絵図になりかねない。
「じゃあ桜ちゃん、さっそく部屋来てよー!一緒に遊ぼー!」
「あ、まだ洗い物が・・・」
「いいよ桜ちゃん。後は俺らがやっとくから、行ってきな」
「す、すみません」
岬は桜ちゃんを部屋へ連行し、遥はその後を追って戻っていった。俺とかなねぇで残りの洗い物を片付けると、かなねぇが冷蔵庫から二人分のアイスを取り出した。
「真冬だけど、こういうのもいいでしょ。はい、お疲れ様」
「ありがとかなねぇ」
そのままリビングで二人、黙々とアイスを食べていると、急にかなねぇが口を開いた。
「ねぇ優。アンタ、生徒会に入らない?」
「やだ」
「即答しなくてもいいでしょ・・・。ま、バイトで忙しいってのは分かってるから、あまり拘束することはしないわ。副会長とかどう?」
「分かっててその役職進めるの?」
ジト目を向ける俺に対し、かなねぇは目線を合わせることなくアイスを食べ続ける。
「まぁ、今までずっと手伝いしてたし、いつかこんな日が来るとは思ってたけどさぁ・・・」
「大丈夫よ、今まで通り私が教えるから。ただ、新しい役員の教育係とかは任せるかもしれないけどね」
「それならバイトで慣れてるから大丈夫だと思う・・・・・・分かったよ。副会長やってあげる」
「ありがと優!私の後釜が居なくて困ってたのよ!」
かなねぇは両手を合わせて俺にお礼を言うと、食べ終わったカップをゴミ箱に捨てて部屋へと戻ってしまった。何とも薄情な姉である。だがかなねぇにもお世話になっているため、そこまで不満に思うことは無い。なんならこのまま生徒会長でもやってやろうかと思うほどだ。
そんなことを考えていると、ふとドアの方から視線を感じた。何となく察しは付いていたが、確認のために素早く振り向く。すると、それにビックリしたのか小さいからだが壁へと隠れた。だが、遅れて体に付いてきた黄色の長い髪が一瞬だけ宙にうねっていた。
「光、隠れてないで来いよ」
俺が声を掛けるとゆっくりとドアが開いた。そして予想通り光が姿を見せ、こちらに駆け寄ってくる。
「どうした光?いつものお前らしくないな」
「うにゅ・・・・・・」
どうやら光はかなり眠たいらしく、瞼は半分ほど下がっていた。しかも服は先程ご飯を食べた時のものである。
「風呂入っとけって言っただろ・・・」
「・・・・・・。」
光の視線は俺のアイスにくぎ付けになっていた。眠いくせに欲望に忠実な妹に呆れつつ、残りのアイスを食べさせてやる。片付いたところで光を風呂に入れてやり、髪を乾かして歯を磨いてやる。久しぶりに妹と入る風呂も悪くないと思いつつ、ふと脳裏に浮かんでしまった茜の裸を必死に振り払う。
「明日、桜ちゃんを紹介でもするかな」
俺も眠気でやられたのか、ふとそんなことをつぶやいてしまった。
ちょっとぐだぐだしてしまった感は否めませんが、許してください・・・。
ここでお知らせです!
私のハメ作家歴はかなり短いのですが、久しぶりに活動報告を更新しました!(これを書いてるときはまだ更新してませんが・・・)。そこである募集をやってますので、皆さん是非見てってください!
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