では、どうぞ御ゆるりと。
敗北とは、心が折れた瞬間の事を言うのであろう。
事実が、理性が負けてはいないと語っていても、心が認めていなければ…それは勝利ではない。
故にそれは、謎の敗北感と言うのであろう。
腐海の中に落ちている物を一つ、また一つと拾い上げる。
これはまるで、今まで自分が投げ捨ててきた物を救い上げるかのようだった。
「私は、一体…何をしてるんだろうな」
「はいはい、変に黄昏てないでドンドン片付けましょうね~」
皮肉な笑みを浮かべて
ゴミを拾い集める女性は千冬…そう、いま彼女はIS学園の自室の掃除を(強制的に)やらされていた。
事の始まりは波乱の臨海学校から帰ってきたところからである。
臨海学校最終日の次の日が休日になる様に調整されていたので、生徒も教員もIS学園に着くと
足早に自室へと向かう者が多かった。
千冬もその一人で、仕事が終わると一直線にIS学園で用意されている自室へと向かう。
臨海学校での疲れもそうだが、一人きりに成りたい理由もあった。
「…もう、いいぞ」
「はいっ、…て、うぁぁ」
千冬は部屋に入ると鍵を掛け、自分一人である事を確認する。
彼女は確認し終わると、バックを机の上に置いた。
すると、中から手の平サイズの人形の様なモノが声を出しながら出てくる。
人形は女の子のようでバニーガールとナースとメイドをごちゃ混ぜにした様なデザインであった。
が、・・・・・千冬の部屋の荒れ具合にドン引きする。
腐海、ゴミ部屋、干物女の末期部屋など、女性に対しては思ってはいけない事が少女の頭に
「さて、お前は一体何なんだ?束から通信用に預かったのだが」
「はい、私は束様のD-Phone、フレア・ナビットのシロウサと申します。けど…」
少女の名前はシロウサ、束が所有する少女型携帯電話だ。
フレア・ナビットシリーズの色は何種類かあるが、この子は全身が白と基調とされ名前から
連想する通りに白兎をモチーフにされているようである。
愛くるしくどこか儚げに見えるD-Phoneであるが、今の表情は苦虫を噛み潰したような見た目と相反するものであった。
「けど、なんだ?」
「何なんですか!この部屋は!?」
「いや、何だと言っても普通の部屋だが」
「普通の部屋?
こんなゴミだらけの部屋が普通であってたまるものですか!!」
「…ぬぅ」
そう、シロウサが驚いたのは部屋の汚さであった。
そこら中に脱ぎ散らした綺麗か汚いか分からない服、ゴミ箱は溢れすぎて埋もれている、
幾つもある半透明のゴミ袋の中身はちゃんと分別されているか分からない。
…この一言で言えばいいだろう。足の踏み場がない程に散らかった部屋、コレが千冬の部屋であった。
はっきり言ってしまうと、千冬は私生活困難者だ。
仕事中は凛とした女性であるが私生活はだらしなく、幼かった一夏が家事で姉を支えようと決断したくらいである。
「掃除」
「なに?」
「掃除します!ええ!!何が何でも、掃除します!!!」
「いや、別に掃除などしなくても。それよりも大事な要件が」
「嫌です!絶対に掃除します!!
だって、千冬様が今度の夏休みに
こんなゴミだらけの所なんて嫌です~~!!こんな見た目でも私は精密機械なんですからぁ!」
「ぬっ、う~ん…」
「私、充電君を借りてきます!千冬様はゴミ袋と掃除用品の準備でもしてください!!」
シロウサはそう叫んで千冬に部屋の出入り口を開けさせると、自分の飛行ユニットを
小さいが故にあっという間に見えなくなる彼女を見送った千冬は、しょうがないと掃除のための準備を始める。だが、その準備の為にますます部屋が散らかったのは言うまでもない。
「別にキッチリ掃除などしなくても大丈夫なんだが…」
「
「くっ…」
「そこぉ!なんで、空の段ボールを必要エリアに入れてるんですか!」
「いや、まだ使え「使うかどうか分からない物は廃棄候補です!!」る…」
この後もシロウサの叱咤を受けながら、千冬は部屋の掃除を進めてゆく。
実際に彼女よりも指示を出しながら充電君を操って掃除するシロウサの方がテキパキと片付けていった。
「ふぅ、とりあえずスッキリです。本当は拭き掃除もしたいですが」
「…この部屋、こんなに広かったのだな」
なんということでしょう、あんなに汚かった汚部屋が…並みのビジネスホテルの一室の様になりました。
これで一息つけるとシロウサは胸を張り、千冬は綺麗に片付いた自室に妙な感想を抱く。
「まぁ…ともかくだ。これでようやく聞き出せるな」
「そうですね。早速、束様に連絡をとりますか?」
「その前に気になる事があるのだが」
「はい?」
「お前、D-Phoneとはなんなんだ?私には少女型の小さなロボットにしか見えないのだが」
「パンフレット等の謳い文句的な説明しか出来ませんよ?」
元々、シロウサは銀の福音事件の直後に緊急搬送された十千屋に付いて行った束から預かった物である。
この臨海学校で込み入った話をすると彼女は思ってたのだが、そうも言ってられなくなった。
その為に自分に秘匿直接通信が出来るからとシロウサを千冬に預けたのである。
見た目から束か十千屋、はたまた両者の趣味だと千冬は思ったが…
喋るわ、自室の駄目だしするわ、色々と感情豊かでまるで生きているようだ。
その為、彼女の今一番の興味はシロウサに移っていた。
とある島国で画期的な携帯端末が開発された。
『A.I.Doll-phone(Artificial lntelligence Doll-phone)』通称『D-Phone』
『人工知能内臓』-つまり“意志を持つ”携帯電話『D-Phone』は、
『超・情報技術革命(Super IT revolution)』と評された。
人々の生活をより高度で豊かなものへと導く“携帯秘書”-それが『D-Phone』である。
『D-Phone』最大の特徴は【
これにより『D-Phone』はありとあらゆる情報・機能を取得でき、家電・機械や兵器にとどまらず、史実に記された遺物や架空のキャラクターなど“有形無形に問わず”全てを拡張装備として纏う事が可能なのだ!
「…と、まぁ。コレが
「なんだ、それは…ある意味でIS並みにマズイ気がするんだが」
「ちゃんと独自セキュリティ【3D(Disaster&Disclosure&Defender)】が組み込まれてるので、
私たち“意志を持つ”携帯端末による『災害・事故の抑制/情報漏洩』はまず起こりえません。
その基本概念は“拡張機能の悪用”“指定外端末のとの
千冬は思いっきり溜息をついてしまった。たった全高約8cmに秘められた超技術に頭が痛くなってくる。
D-Phoneのあり様はまるで
それは否定できなくなってきた。
臨海学校だけでも疲れたというのに、これ以上疲れたくないと彼女は早々に話を切り上げる事にする。
「……束との連絡はまた後でだ。もう、疲れた。寝る」
「あら?おやすみなさいませ、千冬様。
あっ、束様への連絡でしたら二・三日後の方が宜しいかと。
雄喜様の御検診が終わってると思いますし」
「そう、だな。そうする――おやすみ」
「おやすみなさいませ」
千冬はスーツを放り投げ、楽な格好になるとベットへ身を投じる。
今までの疲れか、久し振りに綺麗になった自室の清涼感のせいかあっという間に睡魔が襲い掛かってきた。
そして、明日の朝にスーツを放り投げた事をだらしがないとシロウサに怒られるのであった。
後日…
「はろはろ~、束さんですよ~?ちーちゃん、シロウサ?元気~」
「はい、
「…お前って、意外と性格がキツいんだな」
さて、二日程が経ち千冬は改めて束に連絡を取った。
シロウサが自分の背面とタブレットをコードで繋ぎ、通信を始まる。
直ぐに通信は繋がり、元気そうな束と返答が何気にキツイシロウサとの会話で始まった。
最初に話す内容は、まずは懸念事項である十千屋の体調である。
結果は健康上は問題なし。但し、ISを使った自己修復のせいで色々と体質が変わったらしい。
肉体の金属系原子含有量の増大、骨密度・筋肉繊維の密度の上昇――それに伴う肉体の頑強さの向上。
阿頼耶識システムの度重なる過剰使用によって、機能不全が右半身全体に及んだこと。
左腕肘上までの焼失は左足と同じ様に義肢で補う事になった。
色々と問題しかないようだが、命には別状無し。
新しい義肢や専用機に
これらの報告を聞いた千冬は微妙な表情になるが、一応の納得をしておく。
もう、彼がある種の改造人間になってゆく事にツッコムのはもう疲れていた。
今年に入ってから事ある
彼女は皺をもみほぐしながら、思っていた事を口にした。
「なぁ、お前は…私の知っている
一体、何を言っているんだ…と、彼女は自分の発言に嫌悪を抱くが、
束はキョトンとした顔を一瞬してから透明な笑顔でそれに答える。
「う~ん、それだと…そうじゃないって答えた方がいいかな」
「束?」
「だって、篠ノ之束はもう壊れちゃったんだもん」
「……(パクパクパク)」
「あ、驚いてる?」
「お、驚くに決まっているだろうが…。それだとお前は一体、
何でもないかの様に話す彼女であったが、その内容に千冬は言葉を失った。
珍しい物を見たという表情をしながら束は千冬を
そして、千冬の質問は――十千屋と束の出会いまで話が遡る事になった。
今から約三年前、束が467個のISコアを残して全世界から失踪した時まで遡る。
最初の数週間は自由気ままに逃亡生活を楽しんでいたが、ふと思い立ち十千屋に接触しようと思った。
ISコアの基礎構造はTクリスタルに繋がっており、世間的には彼の父親が発見した事になっているが本当は十千屋が発見した事を調べ上げていた。
だから、直接会いに行ったが…まさか、ワンパンKOされ囚われるとは思ってもいなかった。
↑ここの時点で既に千冬はドン引きである。
彼はIS発表直後から束の動向を気にしており、いずれ来るだろうと待ち構えていたらしい。
監禁された束は、そこで壊された。
「ねぇ、ちーちゃん。拷問の肝ってのはね、心をへし折る所に有るんだよ」
気絶している間に身体検査を受けたのか、彼女の持っていた道具-無論、隠し持っていた物を含めて全部取り上げられ、貫頭衣を着せさせられた。
その姿で、ベット、トイレ、シャワー、簡易な食事が出てくる穴しかない白い密室に閉じ込められたのである。
そして、彼女にはとある
その内容は【想定できる現実に起こりえる、最悪の未来の想像】である。
その想像は、今の世の中に不満を持つ奴らが暴走した世界。
これだけでも、心を壊すのは十分かも知れないが…優秀過ぎる束の脳は他の可能性を綴り続けた。
それは、千冬、一夏、箒の誰かが生き残り、この様な世の中を生み出した束に対して復讐しにくる。暴走した者達の対束の
この想像は彼、彼女らが殺された時とは別の方向から心を蝕む。
そして、寝ても覚めても最悪な想像は止まらない。
何故なら、彼女の脳は常に覚醒状態…いや、暴走状態だからだ。
彼女の意識が在ろうが無かろうが、脳は思考する事を止めない。
だから、
自分で考えられる故に、心が最も傷つく想像を思い浮かべ続けた。
彼女が思いもよらず自分を責め続け、廃人の一歩手前で十千屋とリアハが現れた。
彼らは彼女の起こした罪を見つめさせ、どうすれば最善であったかを教える。
「実はね、白騎士事件を起こした日から一週間後に国際宇宙ステーションの全世界への生放送が
予定されていたんだよ」
白騎士事件は学会にISを発表したが、認められなかった事で自棄を起こして仕出かしたものである。
しかし、それを押し止めその生放送にISで乗り込めば、全世界がISを見る事になっただろう。
想定されたスペックを現実で発揮されている所を見せつける事が出来れば、
学会の嘲笑など吹き飛ばす事が出来たはずだ。
ISは机上の空論ではない、現実で在ると学会の頭でっかち達に突きつけられる事が出来るのである。
だが、束はそこまで考えつかなかった。自分の感情に振り回され、ISの理想とは反する世界を
結果的に作ってしまったのだ。
その事実を知らされた彼女の心は遂に…砕け散った。
心砕けた彼女は自分の可能性を求めて、幼児化してしまう。
そうしてしまった彼女を育て直したのが、十千屋達である。
元から優秀な彼女の頭脳と体は、十千屋とリアハから褒められたらり叱られたり、
それと同時に肉体の制御も教えられ、人並みの感性を得られた。
こうして、今の
「束…お前はっ」
「あ、とーちゃんとかーちゃんを責めるのは止めてよね。」
「だがっ!」
「こうでもしないと
「……そうするしかなかった。その事については、そうしておこう。
だが、やはりお前は篠ノ之夫婦の事を」
「あー、その遺伝子提供者でしかないモノね。
私の父ちゃんと母ちゃんは
彼女の口調から、本当の親である篠ノ之夫妻の事は何とも思っていない事を知る事になった。
彼女の言い分はこうである。
篠ノ之流に固執している祖父の言いなりである父親、
その夫に付き従い自分の理解を超えていた束を見て見ぬふりをし続けた母親。
こんな者が親といえるだろうか?
それに比べ、正しい事を誉め、間違っている事を叱り、束を正面から見つめ続けた十千屋と
リアハの方がよっぽど親らしいではないか。
「それにね?ちーちゃんと違って、本当に叱ってくれたのはとーちゃんとかーちゃんだけだもん」
「なに?」
「だって、ちーちゃんが私を叩き付けのって
私は別に他人が居ても居なくても関係ないし。
でも、とーちゃんとかーちゃんは何がイケなくて、どうしたらいいかを
千冬は気づけていなかったからかも知れないが、束は認識欲に飢えていた。
親も回りも異常な束を拒絶するか、存在を無視している。
その為、自分にいつも突っかかって自分に付いてこれる千冬を認めていたし、
何の思い込みもなく接してきた幼い箒は大切なものであった。
そして、その二人に関係する一夏も自分の認識内となった。
だから、ISと言う自分の存在を否定した
だが、千冬による束の矯正は彼女自身に届いてはいなかった。
千冬は社会の常識と自分の
彼女にとってはどつかれるのが嫌だから従っただけである。
束にとっては余計なお世話、自分のお気に入りであった千冬だから聴いてみただけ、
結果的に得をしているのは他人の方。
だから、束にとって千冬の行動は
しかし、十千屋とリアハ、その周りの人々は束の事を普通に扱い、理解しようと向き合った。
特に十千屋とリアハは束を自分の子供様に扱い、彼女の心を育てていく。
「こうしたとーちゃんとかーちゃんの
一度壊し、作り直す。人にそれを行う事は洗脳と言っても過言ではないだろう。
その事に千冬は恐怖し、それと同時に後悔もする。
当時の自分がもっと束に対して近寄って考えていたら、違った結果になっていたのではないかと思わざるおえなかった。
「どうしたの、ちーちゃん?」
「いや、いい加減この話が長くなったからな。話を切り上げようと思っただけだ」
「そう?じゃ、他に聞きたい事はあるの?」
「ああ、お前のISとD-Phoneは
自意識を持つ超AI、電子情報を具現化する能力、全ての関連するAIが繋がりネットワークを形成する。
これらは全て、ISとD-Phoneの特徴だ。
「アハハ!やっぱり、ちーちゃんもそう思った?」
「ああ、気味が悪い程に似すぎている。…その態度だと、そういう事だな?」
「うん!D-PhoneはISの技術を利用して、束さんととーちゃんで作った物だよ」
「…危険だな」
「あー!ちーちゃん、D-PhoneをISコアの代わりになると思ったでしょ。それ、無理だから。
ISコアとD-Phoneは似て非なる物だから流用出来ませ~ん!!」
束から告げられたISとD-Phoneの関係性に危機感を覚える千冬であったが、それは束から否定された。
もし、D-PhoneがISコアの代わりになるとしたら、とてもマズイ事になったかもしれないがソレは回避された様である。
しかし、「ISとD-Phoneを同時に使って面白い事は出来るかもね~?」と、
不安になる様な事を束が言っていたのは聞き流したいが。
「で、もう聞きたい事は無いの?」
「そうだな、今のところはもう無いな」
「じゃ、折角の通信だし世間話でも~」
「た、たばちゃん!お願い、加わって!!」
千冬にとって頭と心が痛む束との会話が終わろうとしたとき、束が居る部屋の右奥に隣部屋の
ドアがあったのかリアハが飛び込んできた…全裸で。
束はなに?という感じで振り向いていたが、流石に千冬は吹いた。
「今回のユウさんは、凄すぎ「RuOOOOOOONNNNNN!!!」きゃーー!?」
隣部屋から飛び出してきた彼女であったが、何かの咆哮が聞こえたと思ったら出てきた部屋へ引きずり込まれる。
そして、開きっぱなしのドアからは…獣ような叫び声と何かを
「かーちゃん…今、束さんが行くからね!!」
束は通信中にも関わらず、その場でマタニティドレスを脱ぎ去り、下着を放り投げ、リアハが消えていった部屋へ駆け出す。
千冬は束の裸体、張ってきた乳房、黒ずみ出した乳首、肥満と違う膨らみの腹部、
それを間近で見てしまい目が点と化した。
その十数秒後、
「とーちゃんっ、注ぎながらうごかさないでっーー!?」
「UurrOooOoooOOooooo!!」
「あぁっ、あぁん!あぁあん!!!」
ケダモノの咆哮、束の嬌声、何かがぶつかり合う音、粘着性の何らかの音が響いてくる。
もう、何も言えない雰囲気が千冬の部屋に漂う。
「あ、あの…もう、通信を切りましょうか?」
「あぁ…頼む……」
シロウサが何かを察し、通信を切る事を尋ねると千冬は了承した。
彼女は通信が切れた後も、組んだ手の上に額を乗せて黙ったままである。
何かこう…女性として負けた気がして、何もする気が起きなかった千冬であった。
それに苦笑しながら見守るしかなかったシロウサであった。
因みに、何とか復帰した千冬が向こう側で一体ナニが起きたのかをシロウサに聞いてみると。
十千屋は死に掛けて復帰すると、種の存続欲求の塊となり
そして今回、ここ近年一番死にかけたのに、それを検査の為に抑圧していたのが家に帰って解き放たれたようだ。
もう、野獣を通り越して魔獣となった彼は自分の妻や愛人達を食い散らかしていたのではないかと、シロウサは考察する。
それを聞くと、また謎の敗北感を千冬は味わい……その日は何もやる気が起きなかったみたいだった。
はい、今回の大人サイドは学園側--というより、千冬・束のお話でした。
原作でも、巻末にだいたい束サイドのお話があるので流れ的に書いてる感じですね。
あとは裏話的な要素も兼ねてます。
しかし今回は、原作ISファン・束ファンにとっては胸糞な展開かもしれません…
自分の限界でした…あの理解不可能で病んでる束を真っ白に漂白するには、
一度人格再構成する方法しか思い浮かばなかったのです!
スマヌ、こんな展開しか浮かばなくてスマヌ!!
本当に今年最後の話がこれになるなんて、申し訳ない気分です……
そして、感想や誤字脱字・ここが文的におかしい等のご報告も謹んで承ります。
では、もし宜しければ次回お会いしましょう。