僕の目覚め
僕はある夢を見る…それは森に囲まれた場所で
ある女の子と遊ぶ夢を…その女の子の笑顔が可愛いかった…
けど、誰だか知らない彼女…ゆっくりとその彼女が遠く感じる。
僕は手を伸ばし叫ぶが彼女がまた遠くなる…
僕は叫ぶ「待って!」と…すると彼女は振り向き
何かを口にするが僕には何も聞こえなかった。
光が強くなり僕は目を閉じそして目を開けると
見覚えがある天井だった。
そこは自分の部屋の天井、朝日が差し込み
眩しい朝日が感じる。
「…夢?…あの夢か」
僕は起き上がると昨日のことを思い出していた。
「そうだ…小説の続きが書けなくてそのまま寝てたんだった」
昨日は小説の続きが書けなく少し休憩してから書くつもりだったが寝てしまったようだ。
僕の名は藤井 健太…19歳のフリータである
趣味は小説を書くことだけど最近 スランプなのか小説が書けないでいる。
「バイト以外に外に出ないしな…久し振りに外に出ようかな」
僕はパジャマから私服に着替え外に出た。
外に出たが何処に行くか考えてもないし…友達もいないから遊ぶ相手もいないボッチだ。
「はぁ…彼女が居たらどれだけ嬉しいかな…せめて友達が欲しい」
ブー!ブー!とバイブの音がすると
僕はケータイを取り出しケータイ画面を見る
ただ歩きながらのケータイは危ないことはわかっているが
あるメールには誰から来たメールとか分からず差出人は誰もいない…迷惑メールだと思って消そうとすると急に目眩に襲われた。目眩が強くなり僕の意識は失った。
ゆっくりと意識が戻り僕はゆっくりと目を開ける
僕は何をしていたんだろう?と…よく分からない
ただ目眩に襲われ意識を失った所までは覚えているが
そこからは何も覚えていない。
自分の部屋にいる?…僕は外で意識を失ったはずなのに
僕は分からずボーとしていると突然ドアが開き一人の少女が入って来た。
?「健太!早く起きなさい!学校に遅れるわよ!」
僕は彼女を見た瞬間、口が開く。
「霊夢…」
霊夢「あら?起きていたのね?珍しいわね…でも起きたなら早く用意をしなさいよ」
彼女は部屋から出ると僕は考える。
何故、僕は彼女の名前を知っているのか?
…僕が寝ぼけていたから?…彼女は博麗霊夢…僕の家の隣に住む幼馴染みで同じ学校に通うクラスメイト…やっぱり僕の勘違いかな?多分疲れていたんだろうと僕は頭の中で考え学校に行く用意をした。
リビングに行くとそこにはエプロンを着た霊夢の姿があり
テーブルには美味しそうな料理が並べられていた。
霊夢「早く食べなさいよ?早くしないと遅刻よ」
「あ、うん…そうだね」
僕は椅子に座り手を合わせた。
彼女が作った料理を食べる…すごく美味しい
それしか言葉に出来なかった。
僕は残さずちゃんと食べごちそうさまをして
洗面所に向かい歯を磨き霊夢の元に行くと彼女は鞄を持ち学校に行く準備をしていた。
霊夢「遅いわよ」
「ごめん!今行くよ」
僕も鞄を持ち霊夢と一緒に家を出て学校に登校する。
霊夢「しかし、アンタはもう少し危機感を覚えなさいよ?」
「そうだね…霊夢がいるから助かってるね…いつもありがとう!霊夢!」
霊夢「う、うるさい!アンタがだらしないからよ!おばさんにアンタの事を任されているから仕方なくよ!勘違いしないで!」
「わ、わかってるよ!あんまり大声で叫んだら…」
?「おーい!そこの熱々のお二人さん!おはようなんだぜ!」
後ろから現れたのは金髪の少女…僕と霊夢の友達の霧雨魔理沙だった。
「あ、魔理沙…おはよう」
魔理沙「あぁ!健太、おはようだぜ」
霊夢「何だ…魔理沙か」
魔理沙「何だって酷いんなんだぜ」
「あはは…魔理沙、今日は早いね?いつもなら遅刻ギリギリなのに」
魔理沙「今日は早く起きれたんだぜ!って遅刻ギリギリとか言うんじゃない!」
魔理沙は僕の背中をポカポカと殴るがあんまり痛くはなかった。
霊夢「早く行くわよ?」
魔理沙「そうだな!急ぐぜ!」
「ちょっ!待ってよ!」
僕たちは学校まで走り出した。