IS 真の平和の栄光   作:アルトロニオ

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21話

臨海学校中に起きた福音の暴走事件は謎に包まれたまま終わった。

夜、彼は旅館の近くの山のにいた。

 

そして、彼は夜空と海を眺めていた。

「とても、綺麗だ…」

「ねぇ~キミ?」

女の声が聞こえた。声が聞こえた方を見ると、天才であり、天災でもある篠ノ之束であった。

「この世界は楽しい?」

「楽しくないですね、篠ノ之束博士」

「そうなんだ。何故、お前は束さんの邪魔をするのかな?」

「気に食わないからだ。」

「フフ~ン、キミ面白いね~」

そう言って束博士は消えた。

 

………………

 

「天才であり、天災か…」

と彼は呟いた。

 

 

 

臨海学校は無事に終わった。

福音の事件は謎が多すぎて詳細な内容は発表されなかった。

学校に戻ってからはいつも通りの日々が続いた。

 

 

 

 

 

夏休み前日

 

一夏と遼はアリーナで練習をしていた。

 

「そいやー遼は夏休み中はどうするんだ?」

「僕は企業からだから、AE社でテスト稼動やデータを纏めるとかの作業でほぼ会社だな。」

「そうか…練習相手が少なくなるのは寂しいぜ……」

「そうですね…」

 

と色々話していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、夏休みが始まった!

遼は父がいる東北支部の工場に向かうためにいた。何やら新しいものが完成したらしい。

 

 

 

彼は駅から降りて、東北のターミナル駅のロータリーにいた。

 

「ここで、いいんだよな…やっぱ空気が違うな~」

「おーい!遼」

「あー父さん、久しぶり。で今度は何を作ったの?」

「それは着いてからのお楽しみだ」

「わかったよ」

 

と言って、遼は父の車に乗り込み、工場に向かった。

 

 

東北支部工場 地下エレベーター

「しばらくの間、お前のISに搭載された、3種類の機体チェックとアップデート、そして、機体の追加を行うからな」

「つまり、しばらく父さんに預けるってわけね。」

「そういうことだ。」

そう言われて、彼はISの待機状態であるカプセルケースを渡した。

 

 

 

ズシン!!

 

エレベーターが目的の場所についた

 

 

ドアが開くとそこには……

ジェガン、ジェスタ、スタークジェガン、バイアランなどAE社で作られたたくさんのMSがあった。

 

 

そして、奥の部屋に通された。

 

 

そこにはパワードスーツが置いてあった。

 

「父さんこれは?」

「お前の幽波紋(スタンド)能力を最大限に引き出すために開発したパワードスーツだ。」

「お前のISを預かってる間、このパワードスーツを使ってもらうぞ」

 

と言って遼はすぐさまパワードスーツをつけた。

 

「このパワードスーツはISと互角に戦うことができる。

ちなみに武器はお前のスタンドと同じように拳がメインだ。」

 

「なるほどね」

「それじゃ色々と試験しますか~」

 

 

と言われ

彼は新たなる武器のパワードスーツの試験や訓練を始めるのであった。色々なことをやり、完全に完成するまでに半月がかかった。

 

彼が試験を行っている頃、世界では謎の組織による、試験中のISの強奪が多発していた。

 

 

 


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