これからは1週間に1話投稿になると思いますので、今後ともよろしくお願いします。
旅館 作戦室
「なんですか…あのIS、データ照合しても、似たようなISがありません!」
「敵なのか……それとも味方かもわからないか…」
と山田先生と織斑先生はとても険しい表情でモニターに映ってる謎のISを見ていた。
海上にて
黒いISは福音に向かって攻撃を仕掛けた。
福音は黒いISに右パンチをした。しかし、左手で止められた。
そして、左手で福音の右手のフレームを壊した。福音が怯んだ隙をみて、右手に装備を展開した。棒のようなものが出て、すると、先端の部分から、ビームが展開された。まさに、鎌そのものであった。
その鎌を使って福音を斬った。
福音の絶対防御が作動した。
その後、黒いISは鎌のような武器で福音を斬った。
1回、2回、3回と…
斬撃のダメージを受けて、福音の動きが徐々に鈍くなってきた。
すると、黒いISは左手に装備されていたシールドを撃った。すると、そのシールドの先端が開き、福音の頭を捕らえた。
徐々に福音の動きが遅くなり、しばらくすると、福音は停止した。
福音の暴走は止まったのだ。
機能停止したそのまま福音は海に落ちた。
黒いISは福音の落ちた場所を見ていた。
「俺たち5人がかりで相手した福音をたった1人で倒したのか…」
と一夏はとても驚いてた。
「あいつ、何者なのよ!?」
と鈴が言い放った。
「少なくとも敵ではないのかもしれないね」
とシャルロットは言う。
すると、黒いISは福音の落ちた場所に潜った。
そして、しばらくして上がってきた。左手で福音の腕を掴んでいた。
「あのIS、なぜ福音を回収するのですか?」
とセシリアが疑問に思いながら呟いた。
そして、黒いISはブースターを思いっきり噴かして、専用機持ちがいるところから離れていった。
「「「速い!」」」
あっという間に黒いISは見えなくなった。
しかし、
「待てェ!!」
箒が黒いISを追いかけた。
箒のIS赤椿は展開装甲でとてつもないスピードを出せるため、
すぐさま追いつくことができる。
しかし、レーダーには黒いISが映っていなかった。
追いかけることもできなかった。
「レーダーに反応しないんだ!?」
「あのISのワンオフアビリティなのかもしれないな…」
「少なくとも今回は敵ではなかったってことね……」
ラウラと鈴が険しい表情で言っていた。
専用機持ちたちは、疑問が残るなか福音撃破の任務が終了した。
遼side
太平洋 海中
潜水艦内 操縦室
サリィが医務室から戻ってきた
「どうですか?サリィさん」
遼はレーダーをみながら、サリィに聞いていた。
「福音のパイロットは戦闘中から意識を失ってただけで、命に別状はないわ」
「そうですか…福音の方はどうしますか?」
「ほぼ使用不可能。まぁ、また暴走する危険もないわ。解析して、原因を調べるしかないわ。コアだけでも残っててよかったわ」
しかし、遼は少し疑問が残った。
「でも、アメリカとイスラエルはなぜにパイロットまでを見捨てたのでしょう?それに暴走を止めようともしなかった……」
「うーん…調べてみるしかないわね」
「そうですね、しかし、軍事用のISを作ったってのは…また戦争でも起きるんですかね…」
「可能性は0ではないわね。そのためにも私たちプリベンターがいるのよ。そろそろ着くわよ」
「了解です」
海岸に着き、彼はすぐさま旅館に戻った。
自分の部屋を見ると、そこには山田先生と織斑先生がいた。
「虹村…どこに行ってたのだ?」
「いや、目が覚めて、体も動くようだったので、海を見に行ってました。」
「虹村君、心配したんですからね、てっきり織斑君たちとともに戦いにいったのかと思いましたよ!!」
「すみません、お騒がせしました。それじゃまた休みます」
と彼はそう言って部屋に戻った。
無人機、軍事用ISの暴走、ここ最近でなにかと立て続けにISに関する事件が起きてる。これらの事件が[始まり]だということはいまの彼らに知る由もない。