IS 真の平和の栄光   作:アルトロニオ

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第15話

グラウンドでISの実習が始まった。

まず、セシリアと鈴が呼ばれた。この二人の模擬戦が始まると思った。しかし、相手は山田先生であった。

セシリア・鈴VS山田先生の模擬戦が始まった。

結果は山田先生の圧勝であった。そのあと、専用機持ちがリーダーのグループ練習を行われた。

 

 

<昼休み>

「遼。一緒に飯食いに行かないか?」

「すみませんちょっとは考え事があるので、パスさせてください。」

「おう、わかった。あとアメ渡しとくぜ~」

「さんきゅー」

 

彼は考え事をしながらアメを口に入れた。

 

その日は転入生が入ったぐらいで平穏な日であった。

 

 

 

次の日…

「今日も嬉しいお知らせがあります…またクラスにお友達がひとり増えます。ドイツから転校してきたラウラ・ボーデヴィッヒさんです。」

 

みながザワザワと騒ぎ始めた。

そりゃそうだろう、2日連続で転校生が来るなんて普通はないからである。

 

「騒ぐな。自己紹介をしろ、ラウラ。」

 

「はい、教官。ラウラ・ボーデヴィッヒだ。」

 

「あの…以上ですか?」

 

「以上だ。」

 

すると、一夏の方を見た。

 

「貴様か…」

するとラウラは一夏の席の近くにいき、平手打ちをした。

「貴様があの人の弟などであることを認めるものか!!」

と言った。

遼はすぐにわかった。なぜラウラという転校生が一夏のことを殴ったのかを。

 

遼side

 

放課後、僕はアリーナで一夏くんとシャルルくんの練習に付き合ってるところだ。すぐに私闘を始めたが、シャルルくんの遠距離射撃でほとんどやられてた。

 

反省会

「一夏は射撃武器の特徴を抑えてないからまけるんだよ。」

 

「一応わかってるつもりなんだけどなー」

その後、シャルルくんのライフルを使って練習を始めた。

初めてにしてはなかなかの命中率であったが、いまいちであった。

 

 

すると、アリーナのピットの入り口に黒いISがたっていた。

ドイツの第三世代のシュヴァルツェア・レーゲンであった。

 

「織斑一夏。私と闘え。」

 

「断る。お前と闘う理由はないからな。」

 

「私にはお前と闘う理由がある。」

 

「しなくていいだろう。クラスリーグマッチがあるんだから、その時でいいだろう。」

 

「なら…」

と言うと…レールカノンが起動し、一夏が標的になった。

(不味いぜ)

僕はすぐさま銃の弾をとり、そしてスタンド能力を使って弾を放った。

ラウラの首の部分を狙った。

「そこだ…」

弾を撃った。

 

すると、弾はラウラのISに当たり、絶対防御が作動した。

「!?」

すると、僕の方を見た。

「貴様!!」

「やはり見ましたね。」

今度は僕を狙いに定めた。

すると、

「そこの生徒、何をやっている!?」

と先生の声が聞こえた。

「今日のところは退いてやろう。」

と言ってボーデヴィッヒは去っていった。

 

 

 

更衣室にて

練習が終わって一夏くんはなにか真剣な顔をしていた。

「大丈夫、一夏?」とシャルルくんが声をかけてた。

「あぁ、大丈夫だ。悪いな、遼。助けてもらって。」

 

「いいですよ。危なかったんですから。」

と答えた。

 

「じゃあ僕は先に部屋に戻ってるね。」とシャルルくんは言った。

 

「えぇ?ここでシャワー浴びてかないのか?いつもそうだよな。」

 

「まあね。部屋のシャワーの方が落ち着くし。」

 

「ここで浴びた方がいいって…」

 

「一夏くん。無理強いは流石にダメですよ。」

 

「うーん、わかったよ…」

 

「じゃあ先に戻ってるね。」

と言ってシャルルくんは足早になって、帰っていった。

 

「一夏くん、とりあえず、誰にだってひとつやふたつの悩みってのは持ってるものですから。あまり深く入らないのが、仲良くなるためのコツですよ。」

 

「うーん…そういうものか…」

 

「じゃあ僕は着替え終わったので、先に帰ります。また明日一夏くん。」

 

「おう、じゃあな遼。」

 

 

 

 

僕は部屋で最近の調査の報告書を見てた。

最近になって謎の組織が動き始めたらしい。という情報がきた。

プリベンターからの情報であった。しかし、無人機の事件とは関係が無さそうであった。

 

 

情報を閲覧していたら、一夏くんから連絡がきた。

メッセージを見ると

[今すぐ、俺の部屋に来てくれ!!]

と書かれていた。

「なにかあったのかな、とりあえず、向かいますか…」

 

 

To be continued


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