IS 真の平和の栄光   作:アルトロニオ

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第12話

<アリーナ>

無人機は沈黙し、コアと何種類かのパーツが残っていた。

 

 

「お前、何者だ!?」

と一夏が言った。

 

僕は隠されていた顔の部分を解除した。

 

すると一夏は驚いた表情をしていた。

 

 

「えっ?」

 

「一夏くん、大丈夫でしたか?」

 

「お前…遼!?」

 

「そうだけど、なに?」

 

「お前…なんだよその白いISは??」

 

「これは僕のISのもうひとつの姿、サンドロックだよ。」

 

「なるほどな…」

 

「ってなにあんたは納得してるの!?ISってのは本来、姿はひとつしかないのよ!!」

と鈴が叫んだ。

 

「まあ、僕のISのコアは何故だか本来のやつとは少し違ってるらしいけど、詳しいことはわからないんだ。」

 

3人がが色々と話してるときに、通信がきた。

 

「織斑、凰、虹村。管制室に来い。」

 

 

織斑先生からの呼び出しがきた。

 

 

 

<管制室>

 

3人はいま管制室にきた。

管制室には織斑先生に山田先生、セシリア、そして先ほど実況室にいた箒もいた。

 

「まず、お前ら、無人機の撃破ご苦労だった。だが虹村、お前は何故無断でISを使った?」

 

「人命救助、避難ルートの確保のため使用しました。そして、僕自身の判断で戦闘に参加しました。」

 

「わかった、今回は見逃すことにする。あとお前の使ったISについての報告を後日提出しろ。」

 

「了解です。それで、篠ノ之さんの処分をどうするんですか?」

 

「!?」

箒は驚いた。

 

しかし

「なぜ私が処分を受けなければならないのだ!?私は一夏に活を入れるために言ったんだ!!」

と叫んだ。

 

 

「山田先生、今回の負傷者って何人でしたか?」

 

 

「は、はい!いまのところ1名だと報告されています。軽症だとの報告もきています。」

 

 

「山田先生ありがとうございます。篠ノ之さんは一夏くんに活を入れるためだったら、他人を巻き込んでもいいんだ………

 

 

 

 

だったら…

 

 

 

 

死んじゃえばよかったのに!!」

 

 

 

 

 

 

「「「「「!?」」」」」

 

その発言に全員が驚いていた。

すると、

「おいおい…遼なにいってるんだ…?」

と一夏が言った。

 

「ひとつ言うなら、僕がいなかったらたぶん、一夏くんと凰さんがたすけたとおもうよ。でもね、最悪な場合君はもうこの世にはいなかった。感情任せに動くことは任務の上で一番の命取りになるんだよ!!他人を巻き込んでまでやる必要がどこにあるんですか!?」

と彼は激怒し、言い放った。

 

すると、沈黙が続いた。誰もなにも言えなかったからだ。

「しかし!」

すると、カチャリと彼は箒に銃を向けた。

「それ以上口答えするなら僕は君を撃つよ?」

と彼は箒を睨み付けながら、言った。

 

「遼!お前なにをしてるんだ!!」

 

近づいてくる一夏にナイフを向けた。

 

「えっ?」

一夏は驚いてた

「…………」

彼はしばらくなにも喋らなかった

そのあと銃とナイフを降ろした。

 

「先生、僕は失礼します。あと、篠ノ之の処分は先生の判断で」

と遼は言った。

 

「ああ、わかった。」

 

 

 

 

彼は管制室を出た。

 

 

 

 

<保健室>

遼はドアでノックをした。

「失礼します…」

 

彼はまっすぐ窓側のベッドに向かっていった。

 

「布仏先輩。」

 

 

「あっ。虹村さん…」

ベッドには頭に包帯を巻いた布仏先輩がいた。

彼はベッドの近くにあるイスに腰掛けた。

 

「大丈夫ですか?」

 

「はい。軽い打撲ですから。」

 

「よかったです……」

 

彼は悲しそうであった。すぐにでも泣きそうな表情であった。

 

「虹村さん…?そんなに悲しい顔をしてるんですか…?」

 

「僕は先輩を助けました。でも、怪我をさせてしまったことがとても嫌だったんです……カッコ悪いですよね……」

 

 

すると

「私、あのとき死ぬんだなって思いました。でも、あなたが助けに来てくれました。カッコ悪くなんてありませんよ。

私にとってはヒーローですよ」

と彼女は言った。

 

 

「そうですか…良かったです……」

 

すると、彼は涙を流してた

 

「あれ…?なんで泣いてるんだろう…悔しくもないのに、悲しくもないのに…」

 

拭っても拭っても止まらない。

 

「おかしいな…」

 

すると、彼女が彼の頭を撫でた

 

「泣きたいときは泣いてください。私が受け止めますから。」

と言った。彼は彼女の胸を借りて静かに泣いた。

 

 

 

 

「すいません…恥ずかしいところ見して…」

 

「虹村さんの泣き顔、子供のように見えましたよ。クスクス」

 

「先輩…///あんまりですよ……///」

 

「部屋に戻りますよ。」

 

先輩が立ち上がったが、体がフラフラしていて倒れそうになった。

「先輩!!」

彼は彼女な体を支えた。

すると腕が柔らかいとこに触れていた…

胸であった…

「「!?///」」

 

「あっ///ご、ご、ごめんなさい///」

 

「虹村さんの変態…///」

 

「なんで、そうなるんですか!?あれは不可抗力で………///」

 

「早く部屋に戻ります…///」

 

「先輩早いですよ~

一応怪我人なんですからゆっくり歩いてください~

あと置いてかないでください!!」

 

 

(先輩の胸柔らかかったな…///)

 

(虹村さんの泣き顔可愛かったです…///)

彼らはその夜、寝る前にそれぞれ今日あったこと思い浮かべるのであった………

 

To be continued




次回もよろしくお願いします

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