<アリーナ>
無人機は沈黙し、コアと何種類かのパーツが残っていた。
「お前、何者だ!?」
と一夏が言った。
僕は隠されていた顔の部分を解除した。
すると一夏は驚いた表情をしていた。
「えっ?」
「一夏くん、大丈夫でしたか?」
「お前…遼!?」
「そうだけど、なに?」
「お前…なんだよその白いISは??」
「これは僕のISのもうひとつの姿、サンドロックだよ。」
「なるほどな…」
「ってなにあんたは納得してるの!?ISってのは本来、姿はひとつしかないのよ!!」
と鈴が叫んだ。
「まあ、僕のISのコアは何故だか本来のやつとは少し違ってるらしいけど、詳しいことはわからないんだ。」
3人がが色々と話してるときに、通信がきた。
「織斑、凰、虹村。管制室に来い。」
織斑先生からの呼び出しがきた。
<管制室>
3人はいま管制室にきた。
管制室には織斑先生に山田先生、セシリア、そして先ほど実況室にいた箒もいた。
「まず、お前ら、無人機の撃破ご苦労だった。だが虹村、お前は何故無断でISを使った?」
「人命救助、避難ルートの確保のため使用しました。そして、僕自身の判断で戦闘に参加しました。」
「わかった、今回は見逃すことにする。あとお前の使ったISについての報告を後日提出しろ。」
「了解です。それで、篠ノ之さんの処分をどうするんですか?」
「!?」
箒は驚いた。
しかし
「なぜ私が処分を受けなければならないのだ!?私は一夏に活を入れるために言ったんだ!!」
と叫んだ。
「山田先生、今回の負傷者って何人でしたか?」
「は、はい!いまのところ1名だと報告されています。軽症だとの報告もきています。」
「山田先生ありがとうございます。篠ノ之さんは一夏くんに活を入れるためだったら、他人を巻き込んでもいいんだ………
だったら…
死んじゃえばよかったのに!!」
「「「「「!?」」」」」
その発言に全員が驚いていた。
すると、
「おいおい…遼なにいってるんだ…?」
と一夏が言った。
「ひとつ言うなら、僕がいなかったらたぶん、一夏くんと凰さんがたすけたとおもうよ。でもね、最悪な場合君はもうこの世にはいなかった。感情任せに動くことは任務の上で一番の命取りになるんだよ!!他人を巻き込んでまでやる必要がどこにあるんですか!?」
と彼は激怒し、言い放った。
すると、沈黙が続いた。誰もなにも言えなかったからだ。
「しかし!」
すると、カチャリと彼は箒に銃を向けた。
「それ以上口答えするなら僕は君を撃つよ?」
と彼は箒を睨み付けながら、言った。
「遼!お前なにをしてるんだ!!」
近づいてくる一夏にナイフを向けた。
「えっ?」
一夏は驚いてた
「…………」
彼はしばらくなにも喋らなかった
そのあと銃とナイフを降ろした。
「先生、僕は失礼します。あと、篠ノ之の処分は先生の判断で」
と遼は言った。
「ああ、わかった。」
彼は管制室を出た。
<保健室>
遼はドアでノックをした。
「失礼します…」
彼はまっすぐ窓側のベッドに向かっていった。
「布仏先輩。」
「あっ。虹村さん…」
ベッドには頭に包帯を巻いた布仏先輩がいた。
彼はベッドの近くにあるイスに腰掛けた。
「大丈夫ですか?」
「はい。軽い打撲ですから。」
「よかったです……」
彼は悲しそうであった。すぐにでも泣きそうな表情であった。
「虹村さん…?そんなに悲しい顔をしてるんですか…?」
「僕は先輩を助けました。でも、怪我をさせてしまったことがとても嫌だったんです……カッコ悪いですよね……」
すると
「私、あのとき死ぬんだなって思いました。でも、あなたが助けに来てくれました。カッコ悪くなんてありませんよ。
私にとってはヒーローですよ」
と彼女は言った。
「そうですか…良かったです……」
すると、彼は涙を流してた
「あれ…?なんで泣いてるんだろう…悔しくもないのに、悲しくもないのに…」
拭っても拭っても止まらない。
「おかしいな…」
すると、彼女が彼の頭を撫でた
「泣きたいときは泣いてください。私が受け止めますから。」
と言った。彼は彼女の胸を借りて静かに泣いた。
「すいません…恥ずかしいところ見して…」
「虹村さんの泣き顔、子供のように見えましたよ。クスクス」
「先輩…///あんまりですよ……///」
「部屋に戻りますよ。」
先輩が立ち上がったが、体がフラフラしていて倒れそうになった。
「先輩!!」
彼は彼女な体を支えた。
すると腕が柔らかいとこに触れていた…
胸であった…
「「!?///」」
「あっ///ご、ご、ごめんなさい///」
「虹村さんの変態…///」
「なんで、そうなるんですか!?あれは不可抗力で………///」
「早く部屋に戻ります…///」
「先輩早いですよ~
一応怪我人なんですからゆっくり歩いてください~
あと置いてかないでください!!」
(先輩の胸柔らかかったな…///)
(虹村さんの泣き顔可愛かったです…///)
彼らはその夜、寝る前にそれぞれ今日あったこと思い浮かべるのであった………
To be continued
次回もよろしくお願いします