虚side
私たちは実況室で扉を開くのを待っていた。
アリーナにいる無人機の目には映らないようにしていた。すると、外からドアが開き誰かが入ってきた。
1年生の篠ノ之箒であった。
「あなた!なにをするつもりですか!?」
「退け!邪魔だ!!」
と言われて無理矢理退かされた。
彼女はマイクを使ってアリーナに向かってなにかを言っていた。
すると、無人機はこちらに向いた。
そして、ビームがこちらに向かって発射された。
もう、手遅れだ…と思い、私は目をつぶった…
虚side end
遼side
「一夏!男ならそのくらいの敵に勝てなくどうする!!」
僕は篠ノ之さんが実況室のマイクを使って一夏くん叫んでることに気付いた…
(野郎!!あいつ、先生たちと一緒にいたはずだったのに、それに実況室にはまだ布仏先輩たちがいるのに!?)
彼は一瞬で考えた。
(ヘビーアームズじゃ重装備で間に合わない…デスサイズはまだ70%の状態だから、無理には使えない…
それなら…やっぱり君の手を借りるしかない!!)
彼はカプセルケースから、白のカプセルを右手で取った。
彼は胸の前にカプセル握った右手をおいて、
彼は叫んだ。
「行くよ!サンドロック!!」
そして、カプセルから眩い光が放たれ、
彼の体は光で包まれて見えなくなり、
その光は超高速で実況室に向かっていった。
(頼む!間に合って!!)
遼side end
虚side
私は何が起きたか最初は理解できませんでした…
ビームが来る寸前になにかが入り込んできて、
そのなにかがビームを受け止めていた……
「「「えっ……?」」」
実況室にいる誰もが驚いてました。
ビームが完全に消えると…そこには…
長いマントを纏った白いシルエットがいました。
「なんとか間に合いましたね……」
バキン、ガキンと音がし、
バサッ
マントが外れた。
「虹村さん……!」
爆煙の向こうから、白を特徴としたISを纏った虹村さんがいた。クラス代表決定戦のときに使ってたISではなかった。
その姿はまるで誇り高き戦士のようでした。
「布仏先輩、無事でよかったです……」
彼の表情を見て、私のことを心配してくれてたことがよくわかった。とても嬉しく感じた。
「先輩とりあえず、他のひとと一緒に安全なところに移動してください。」
「虹村さんはどうするんですか!?」
「俺は無人機を撃破をしに行きます」
「無茶です!危険すぎます!!」
「先輩。忘れましたか?俺はAE社のテストパイロットなんです。
これくらいできなければパイロット失格です。
だから、心配しないでください。」
彼の目はとても真剣な目であった。
私は認めざる負えなかった。
「わかりました…その代わり、絶対に戻ってきてください!」
「了解です!」
ゴウウ
と彼はブースターを噴かして、無人機に向かっていった。
虚side end
彼は無人機にターゲットを向けた。
「ターゲット確認…」
無人機は僕に向かってビームを撃ってきた。
だが、いまの僕には関係なかった。1発で仕留めるからである。
「目標を無人機に設定…」
そして、背中にある、ヒートショーテルを両手に装備して、
ゴゥゥとブースターを噴かし、
「排除開始!」
無人機に一気に近づき、
ズバ
無人機の足をまず斬り、
ズバン、ズバン
腕を斬った。
ズバッ
そして、最後に無人機の体を十文字に斬った。
ゴゴオオオオン
と無人機は爆発した。
「所詮…お人形さんはお人形さんなんですよ………」
と彼は呟いた。
クラス対抗戦に起きた無人機襲撃事件はこれで、終わったのだった…
To be continued
投稿が遅くなると思います
次回もよろしくお願いします