弾叫黙示録みほ   作:マイネームムーン

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みほ 沼に挑む 14

装置を作動させたエリカ、

みほ達はまさしく困惑に陥っていた、

果たして当たり穴に入るのが先か、

お金が尽きるのが先か,,,,

 

 

 

 

 

みほ「一体何をしたの?」

 

エリカ「別に?」

 

まほ「ここまできてとぼける気か?」

 

 

まほはエリカにあの現象について問いただしていた。

 

 

まほ「さぁ、正直に言ってくれ」

 

まほ「一体何をしたんだ?」

 

エリカ「そんなに気になるなら」

 

エリカ「自分の目で確かめてきたらどうですか?」

 

 

まほはエリカに言われた通り、

三段クルーンの三段目を覗いてみると,,,,

 

 

まほ(一体どうなっている?)

 

まほ(一見何もないように見えるが,,,,)

 

まほ(,,,,ん?)

 

まほ(何か音が聞こえる,,,,)

 

 

まほはその音がする所に耳を傾けて見ると,,,,

 

 

まほ「これか!」

 

みほ「何か分かったの?」

 

まほ「,,,,,,,,」

 

まほ「,,,,エリカ」ボソボソ

 

まほ「これは卑怯だろ,,,,」ボソボソ

 

みほ「本当にどうしたの?独り言いっているけど,,,,」

 

まほ「自分で見てみろ,,,,」

 

みほ「???」

 

 

みほはまほに言われた通り、三段目を見ていた。

 

 

みほ「,,,,,,,,」

 

まほ「,,,,わかったか」

 

みほ「,,,,うん」

 

 

そう、みほ達がみたのは、

三段クルーンの三段目の当たり穴、

よく見ると、その周りから風が噴出していたのだ、

これには、みほ達も驚いていた。

 

 

エリカ「何かわかりましたか?」

 

 

そう言いながら、エリカはみほ達に近付いてきた。

 

 

まほ「,,,,エリカ」

 

まほ「そんなに勝ちたいのか?」

 

まほ「こんな姑息な手を使ってまでこの勝負に勝ちたいのか?」

 

 

そうエリカに説いた。

そして、エリカは笑いながら答えた。

 

 

エリカ「はい、その通りですが?」

 

まほ「なぜだ?なぜなんだ?」

 

エリカ「なぜかって,,,,」

 

エリカ「会長や自分のためですよ」

 

まほ「,,,,,,,,,,,,」

 

 

まほはそのエリカの言葉に絶望し、

膝が崩れたようにその場で座り込んでしまった。

そんなことも気にしずに、エリカはみほに聞いた。

 

 

エリカ「どうするの?まだやるの?」

 

みほ「やります」

 

みほ「残り600万で勝負をつけます」

 

 

そう言ったみほの目は、

エリカを睨んでいた,,,,

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

みほ「どうしよう,,,,」

 

 

みほは台を打ちながら考えを膨らませていた。

 

 

みほ(残り500万しかない,,,,)

 

みほ(でもクルーンも飽和状態になっているし)

 

 

その時だった。

 

 

カツーン

 

 

みほ「!!!」

 

玉が宙に舞っているのだ、

このいきなりのチャンスにみほもびっくりしていた。

 

 

みほ「入って!!」

 

 

だが、その願いもかなわず、

当たり穴の少し右側に落ちていった。

だが、みほにとってこれは希望が増えたようなものだった,,,,

 

 

みほ「これなら,,,,!」

 

 

だが、その微かなる希望もむなしく、

ついに残り100万にまで追い込まれた。

 

 

まほ「みほ」

 

まほ「もう諦めよう,,,,」

 

まほ「このままいっても負けるだけだ!」

 

みほ「私はいくよ」

 

まほ「!!」

 

みほ「まだ希望は残っているの」

 

みほ「それに賭けるよ」

 

まほ「でももし負けたら,,,,」

 

みほ「その時は覚悟を決めるよ」

 

 

この会話が終わった頃、

エリカが様子を見にきた。

 

 

エリカ「どうしたの?もう終わりだよね?」

 

みほ「いいえ、まだです」

 

エリカ「そう、もう終わったも同然だけどね」

 

エリカ「まぁ、早く終わらせてよ」

 

エリカ「この人達も待っているしね」

 

黒服「,,,,,,,,」

 

みほ「わかりました」

 

みほは席につき、一つ深呼吸をして、再開した。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

エリカ(大丈夫,,,,よね?)

 

エリカ(あとは尽きるのを待つのみ,,,,)

 

エリカ(待つのみ,,,,)

 

エリカ(,,,,,,,,)

 

 

 

エリカは内心焦っていた。

 

 

 

 

みほは100万円分を打とうとしていた。

 

 

 

みほ(これが最後の希望)

 

みほ「いきます!」

 

 

ウォーーーーーーーーーーーーーーーーー!

 

 

民衆も盛り上がっていた。

そして、玉が無くなりかけた、その時だった,,,,

 

 

カツーン

 

 

みほ「きた!!」

 

まほ「何!!」

 

エリカ「ヤバい!」

 

また玉が宙にとんだ、

これがみほ達にとってラストチャンスだった、

 

 

みほ「入って,,,,」

 

まほ「頼む,,,,」

 

 

みほ達はこれでもかと悲願した、

 

 

エリカ「入るな入るな,,,,」

 

 

エリカも同じように悲願していた,,,,

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シュハン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その音が鳴り、玉は左側にずれ、落ちていった,,,,

 

 

エリカ「,,,,やった!」

 

エリカ「私は,,,,勝ったんだ!」

 

エリカ「アーーハッハッハッハッ!」

 

 

エリカは勝った喜びで高笑いを繰り返していた、

だが、エリカの目を見ると、やはり光が存在していなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く

 

 

 




みて下さりありがとうございました!


次回最終回です!

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