弾叫黙示録みほ   作:マイネームムーン

17 / 24
これは、エリカの回想がメインになっているお話です


みほ 沼に挑む 8.5

~回想~

 

 

 

コンコン

 

 

エリカ「はい」ガチャ

 

役員「逸見エリカ、我々と一緒に同行願おうか」

 

エリカ「何をいって,,,,うぐっ」

 

役員「睡眠剤を飲ませた、少しの間眠ってもらう」

 

エリカ「どこに連れて,,,,いくき,,,,ですか,,,,」

 

役員「地下で働いてもらいます」

 

エリカ「なん,,,,で,,,,」

 

エリカは、ここで意識を失った。

そして気が付くと、そこは地下強制施設だった。

 

班長「お前はここで働いてもらう」

 

エリカ「,,,,なんでですか」

 

エリカ「そもそも何で私はここにいるんですか!」

 

班長「落ち着け、まぁ初めてだからわからないだろう」

 

班長「なぜここにいるか」

 

班長「それは借金をしているからだ」

 

エリカ「借,,,,金,,,,?」

 

エリカ「嘘!,,,,私借金なんてしていない!」

 

班長「そうか、それは悲しいな」

 

エリカ「,,,,え?」

 

班長「お前は親に売られたんだな,,,,かわいそうに,,,,」

 

エリカ「そんな,,,,」

 

班長「おっと、あともう1つ知りたいんだったな」

 

班長「いつまでここにいるのか」

 

エリカ「,,,,,,,,,,,」

 

班長「15年ぐらいだな」

 

エリカ「,,,,え?」

 

エリカ「私出ることできないですよね?」

 

班長「まぁそうゆう事になるな」

 

班長「何せ、一億も借金があるからな」

 

エリカ「一億も,,,,」

 

班長「とにかくもう一生ここで働くしかないな」

 

班長「まだ若いのに,,,,残念だったな」

 

エリカ「,,,,,,,,,,,,,,,,」

 

この班長からの話はエリカにとって、死刑宣告よりも

きつく、そして悲しい話だった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

死刑宣告を告げられてから3ヶ月、

地下にもかなり慣れてきた頃、

この地下暮らしにいきなり終止符が打たれることになる,,,,

 

エリカ「,,,,,,,,ハァ」

 

エリカ「今日も疲れた,,,,」

 

エリカ「,,,,,,,,,,,,」

 

エリカ「もうみんな私の事なんて」

 

エリカ「忘れているだろうな,,,,」

 

エリカ(もうずっと地下暮らしなのかな,,,,)

 

役員「逸見エリカ、私と一緒に同行願おうか」

 

エリカ「,,,,またですか」

 

役員「あぁ、だが今回は別件だ」

 

エリカ「別件?」

 

役員「どうやら会長がお前の事を気に入ったらしく」

 

役員「お前を上に配属させるさせるとのことだ」

 

エリカ「それは,,,,つまり?」

 

役員「地上に出られるとのことだ」

 

エリカ「!!!」

 

エリカは衝撃のあまり、声が出ずにいた。

 

役員「会長に感謝するんだな」

 

エリカ「はい!」

 

この一言でエリカは思いっきり大きく、そして元気な声で返事をした。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

役員達に連れられ、やってきたのは、ある高層ビルの一階だった。

 

 

コンコン

 

 

役員「失礼します」

 

?「ありがとねー」

 

?「じゃあ、さっそくなんだけど...」

 

?「二人で話がしたいから、出ていってもらっていい?」

 

役員「わかりました。失礼しました」ガシャン

 

エリカ「あの!会長!」

 

?「何?」

 

エリカ「私を助けてくれて、ありがとうございます!」

 

?「私は別に大したことやってないよ~」

 

エリカ「いえ、私にとっては闇から光を与えた存在」

 

エリカ「いわば命の恩人です!」

 

?「あ、そう?」

 

?「ならさ、私に誓える?」

 

エリカ「はい!誓います!会長にずっとついて行きます!」

 

?「分かった。じゃあ、ある仕事を任せることにするよ」

 

エリカ「どんな仕事ですか?」

 

?「裏カジノの店長」

 

エリカ「!!!」

 

?「どうしたの?そんなに驚いた顔して」

 

エリカ「いや、私にこんな大仕事やらせてもらっていいのかな...って」

 

?「大丈夫だよ。エリカだから頼める仕事だから」

 

?「任せるよ」

 

エリカ「あの!」

 

エリカ「マスクをしていて、顔も分からないので...」

 

エリカ「せめて、名前だけでも教えてもらえませんか?」

 

?「あぁ!そうだったね」

 

?「よいしょっと」

 

エリカ「!!!」

 

会長がマスクを取った瞬間、エリカは驚愕した。

 

?「私が会長の」

 

杏「角谷杏だよ~」

 

 

 

 

 

 ~回想▪完~

 

 

 

 

 

 




次は本編に戻ります、
みて下さりありがとうございました!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。