竜堂学園怪談部   作:麻酔屋 兎

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   どうも!麻酔屋です!今回は佐々木君視点にしてみました。これも初めての挑戦なのでここを直したら良いと言うコメントがありましたら感想の方をお待ちしております。それでは注意事項と注意をどうぞ

           注意
  今回の作品はハサミが出てきますがハサミの片方とあいまいな言い方ですが、ハサミを分解すると二つに分かれますよね?その片方と言う意味です

    注意事項
  オリキャラ多数
  少しグロい?
  佐々木君視点
  ラブコメ展開無し
  話の展開が急


竜堂学園七不思議その2 人形さん

 僕の名前は佐々木翔(ささき かける)、特に何の変哲も無いただの高校生だ。進学校に受かって晴れがましいリア充生活を満喫できる!と思ったのに……

 

 佐々木「畜生ぉ!何であんな部活に入ったんだよ僕はぁぁ!」

 

 と嘆き悲しんでいる最中だ、本当に何であんな所に入ってしまったんだろうと、思いながら僕は旧校舎へと向かった。旧校舎の一番奥にある扉に大きく新聞部と書かれた部屋が僕が入っている部活の部室だ。特にこれと言った特徴のない部活だが、問題は中身だ。とナレーター気分でいつものように僕は扉を開けた。そこには髪を二つに括った僕より遙かに小さい、いくら制服を来ていても小学生と見間違えるような少女が熱心にパソコンのキーボードを打っている。

 

 佐々木「先輩、どうしたんですか?!その隈」

 

 確かに少女の目のしたにはくっきりと隈(くま)が出来ている。

 

 ギン「最近寝て無くてね。学校新聞明日までに作り上げないと、」

 

 僕の目の前にいる女の子は白露 銀先輩と言って怪談好きな新聞部の部長だ

 。

 佐々木「先輩……新聞作れるんですか!」

 ギン「作れるよ!これでも新聞部部長だよ」

 

 先輩は強く喋りながらも指を動かして、キーボードを打っている

 

 ギン「で、怪談探してきた?」

 

 と低く今にも死にそうな声で問いかけてきた

 

 佐々木「いやっ探してませんけど」

 ギン「じゃあ、探してきて」

 

 いつもとは違う声に僕ははいとだけ返事して部屋を出た

 

 佐々木「それにしても、怪談探せ!って言われてもなぁ、」

 

 と僕は呟きながら、大好物のコルネを買いに売店へ向かった。

 

 佐々木「コルネないかなぁ」

 

 僕は売店でコルネを探している時に隣で話している女子生徒達の話が聞こえた

 

 女子生徒A「ねぇねぇ、人形さんって知ってる?」

 女子生徒B「何それ?w」

 女子生徒A「噂で聞いたんだけどさ、片手に四肢と耳がちぎれた兎の人形を持っている女の子が夜な夜な旧校舎と本舎を歩き回ってるんだって~」

 

 女子生徒は怖そうに喋っていたがあんな体験をした僕にはあまり怖くは無かった

 

 女子生徒A「しかも片手には大きな鋏の片方を持っているんだって!w」

 女子生徒B「何それw怖いw」

 

 と軽々しく言っているが本当に幽霊はいるんだ、と見せつけられた僕にはもしその幽霊に出会ったら怖いなんてものじゃないと思ったら鳥肌がたったのでコルネを買い新聞部へと走った

 

 佐々木「ハァハァ、何で……購買から旧校舎ってこんなに…とおいの…ハァハァ」

 

 僕は先輩、探してきましたと小さく言いながら部屋に入った。すると、先輩からの返事は無くいびき声だけが聞こえた先輩は気持ち良さそうに机にうつ伏せて寝ているではないか。あげくの果てに

 

 ギン「もうそんなに聞けないよぉ」

 

 とまで寝言を言い始めた

 

 佐々木「ハァ~夢の中でも怪談聞いているのかな、」

 

 とため息をつきながら言って椅子に座った、疲労がたまっていたせいか少しずつ目を閉じて遂には寝てしまった。

 何時間寝たんだろうか、初めは仮眠だったつもり何だけど気がついたらもう夜だった

 

 佐々木「はぁ~ぁ…先輩、起きてください。」

 ギン「むにゃむにゃ…………」

 

 体を揺さぶっても中々起きないから僕は

 

 佐々木「先輩!あそこにお化けが!!」

 

 と大きなを声で先輩の耳に向かって言った。すると

 

 ギン「どこどこ!」

 

 と飛び起きて辺りを見回した

 

 佐々木「いませんよ。そんなことよりもう夜ですよ。早く帰りましょう」

 

 ギン「分かったけど、ちょっと待って、」

 

 先輩は耳を澄ませるかのように手を耳に当て何かを聞いている

 

 ギン「何か物音しない??」

 

 と言ってきたので僕も耳を澄ますと確かに床に何かを擦る音が聞こえる。考えていると音は段々と近づいてくる。

 

 佐々木「あの?これ……」

 

 僕が戸惑っていると先輩は何かに怯えるような顔をして「はやく!こっち!!」と言いながら僕の手を握り、少し大きなロッカーに入った

 

 佐々木「っ先輩?」

 

 と聞いても小声で「静かにっ」や「黙って」と言っている。その声が真剣だったため僕も黙ることにした

 ほんの少し立った頃だろうか床を擦る音が消えた。と共に僕は安心感を持ったが先輩は真剣に息を浅くゆっくりしている。僕が

 

 佐々木「先輩もう出ましょうよ。狭いですし」

 

 と小声で言った瞬間、バゴンッ!と言う物凄い音がした。その音に合わせて先輩が僕の口に手を抑えた

 

 佐々木「先輩、分かりました」

 

 僕もさすがにここまで来ると僕も察したので小さく呟いてた黙った。

 五分位たった頃だろうか、今度は小さな足音共に床を擦る音は遠ざかって行った。僕と先輩はロッカーから静かに出た

 

 ギン「ハァハァ、」

 佐々木「ハァハァ、先輩さっきのは?」

 

 僕はまだあの音が少し聞こえるので小さな声で言った。

 

 ギン「君、人形さんって知らないの?!」

 佐々木「え、しってますけど」

 ギン「なら、話がはやいね」

 

 僕は正直驚いている。前にも幽霊は見たはずなのに、こんなにも怖いと感じたことは一度もない。

 

 佐々木「でも、おかしいですよ。僕は小さな女の子だと聞きましたけど、そんな小さな幽霊が例え木だとしても扉を壊せますか?」

 

 確かに普通に考えればそうだ、いくら幽霊でも女の子が扉を一瞬で壊せる筈がない

 

 ギン「あぁ、そうか。佐々木君は鋏を持っているって聞いた?」

 佐々木「はい」

 ギン「人形さんの鋏はね。こーんなにおおきいんだよ」

 

 先輩は子供が大きさを表すように窓の所から約1m50cm程の場所に手をついた。

 

 佐々木「え、でもそんなに大きな鋏女の子が持てますか?」

 ギン「だから、引きずってるんだよ」

 

 僕はそれで納得した、でも一つだけ疑問があるそれを言おうとした瞬間「見ィつヶた」とリズムよく聞こえた。

 

 ギン「佐々木君!」

 

 と言いながら僕の手を先輩は引っ張った。

 

 すると物凄い音と共に小さな女の子が大きな鋏の片方と共に壁を破壊してきた。鋏には血がついているのに気づいた僕は恐る恐る自分の腕を見たすると、幸い切断とまではいかないが綺麗に肘から腕の付け根まで綺麗に切り傷になっている。白い身がゆっくり赤くなっていき、血がポタポタと床に落ちた

 

 佐々木「うわぁぁぁぁぁ!!!」

 

 僕は思わず叫んでしまった。人形さんはその悲鳴を待っていたかのように素敵な笑みを浮かべた。

 

 ギン「逃げるよ!!」

 

 先輩は僕を掴み引きずって行った。それを人形さんは鬼ごっこの鬼が時間を数えるように立ち止まっていた

 

 ギン「ここくらいで良いかな。」

 

 そこは旧校舎一階の西側新聞部とは反対側だ。

 

 ギン「佐々木君?大丈夫??」

 佐々木「大丈夫です。さっきは済みませんでした」

 ギン「そんなことより、人形の四肢と耳を探さないと」

 

 先輩は立ち上がり部屋を物色している

 

 佐々木「あの?」

 ギン「佐々木君も!早く!」

 佐々木「はい!」

 

 僕たちは必死に探した。以外にすべての人形パーツを見つけるのは簡単だった。移動中に人形さんにも見つかりかけたが上手くかわして鋏の片方も見つけた、しかし

 

 佐々木「ハァハァ」

 ギン「佐々木君大丈夫??」

 

 僕は探すことに夢中になっていたため、出血していることを忘れて廊下に倒れてしまった

 

 ギン「包帯持ってたと思うから動かないでね」

 

 先輩は僕に包帯を巻いてくれた。止血と言うよりはただ強く巻いて血が出るのを防いだだけだ。包帯を取ればまた出るだろう。すると床を擦る音が聞こえた。今、この廊下に人形さんがいる、そう確信出来る音だ。実際に人形さんが、廊下の先に見えている。

 ギン「これを渡せば、」

 

 先輩はパーツを人形さんの足元に投げて行く。四肢と耳を投げ終わった時、人形さんは鳴きながら四肢と耳を手に取り兎の人形につけていく。人形さんは鋏を手から落とし、人形だけを残して消えた。

 

 ギン「やったの、かな?」

 

 何も起こる様子はなかったので先輩疲れた顔をしてこっちを向いた。その時、僕はある物を見てしまった

 

 佐々木「先輩!後ろ!」

 ギン「えっ」

 

 何と、人形が立っていたのだ!しかも鋏まで持っている。

 

 ギン「ちょっと待って、去年と結末が違うなんて………」

 

 先輩は僕には聞こえない声で何かを言っていたがそんなことはどうでも良い。あいつを何とかしないと、

 

 佐々木「先輩、逃げてください。僕が足止めをしますから」

 ギン「今の君じゃ無理だよ。」

 

 先輩はそう言ったが僕は立ち上がって鋏の片方を取った

 

 佐々木「大丈夫です。先輩!」

 

 先輩は慌ててたが僕は人形の目の前に立って中段に構えた

 人形が物凄い勢いで飛んで鋏を振りかざしたが僕は刃で受け止め、その勢いで返して綺麗に人形の首を切り落とした。その首は先輩の足元に飛んで言った。その先輩は

 

 ギン「おぉ!!格好いい!!どうやったの?どうやったの??!!」

 

 と子供の用に 飛び跳ねている。

 僕にはその声の後に先輩では無い幼い声がありがとうと聞こえた。

 

 佐々木「はぁ~」

 

 ため息をついて先輩の所へと歩いていった、

 

 ギン「さっきの凄かったよ!!」

 佐々木「小さい頃剣道していたので」

 

 と先輩に説明していると「畜生!あと少しで殺せたのによぉ」と男の声が聞こえる。それは僕だけでは無く先輩にも聞こえている用だ。その声の主は下にある、人形の口がパクパクと動いてるでは無いか。

 

 人形「体とくっついたらまた殺しにかかってやるから覚悟しろよ餓鬼共!」

 

 と人形が言った。そして先輩には言ってはならない言葉まで。

 

 人形「この女も子供見たいに怯えやがって、楽しかったぜ。パンツも子供じみた、くまち……ごぶぁ!」

 と先輩は人形が言い終わる前に人形を踏みつけた。

 

 ギン「それ以上言うとぶち殺すぞ。」

 

 その顔はまるで般若のような顔で声を聞いただけで分かるこの威圧感は人形さんを超えていた

 先輩は針と糸を出して人形の首を縫いつけた

 

 ギン「これでくっつかないね。」

 

 と言いながら人形の口を抑えた

 

 ギン「救急車よぼうか?」

 佐々木「いや、良いです。後で行くので」

 

 と言うと僕たちは学校でて、先輩は髪が長く背が高い先輩とは、真逆の見ただけで大人だと分かる人多分お姉さんだと思うけど、その人に怒られながら人形を持って帰って行った。ぼくは急いで病院に行ったが医師に驚かれて理由を聞かれて、凄く大変だった。部室の壁が壊れかけてたから直そうとしたら逆に壊してしまい腕を切ってしまったと話したらすんなり信じてくれた。そして治療が終わってから家に帰り、寝て次の日授業が終わり新聞部に行くと部屋の前で先輩が待っていた

 

 ギン「おーい!!」

 佐々木「先輩?どうしたんですか?」

 ギン「実はね!部室が改築されました!!」

 佐々木「おぉ!」

 

 先輩は扉を開けてどうだと言わんばかりに見せてきた。それはただ隣の部屋との壁を壊し繋げて家具の場所を変えただけだと見ただけで分かる。しかもソファーの、上には兎の人形の頭が置いてある

 

 人形「よう!佐々木と姐さん!」

 ギン「ようー!」

 佐々木「姐さん?」

 

 先輩の乗りも気になったが人形の姐さんと言うのが気になった.

 

 人形「姐さんは姐さんだろ。クソ佐々木」

 ギン「そんなこと言ったら駄目だよ。 玄さん。」

 人形「分かりました!姐さん!」

 

 僕と先輩への、態度が違うのは別にいいんだが、玄さんって名前、渋い!!

 

 佐々木「あの?、先輩話があるんですが?」

 ギン「なになに?」

 玄さん「あぁ!?」

 

 僕は昨日から思っていた違和感をここで言おうと思い、

 

 佐々木「先輩は何であんなに人形さんのことについて知っていたんですか?!」

 ギン「…………」

 玄さん「それは姐さんが怪談が好きだからだろうが!」

 

 僕は玄さんの言葉を無視した。すると先輩は急にブラウスを脱ぎ始めた

 

 佐々木「ちょっ!先輩!」

 玄さん「姐さん?!」

 

 先輩はブラウスを脱いで背中を見せてきた、そこには左肩から右腰の端にかけて大きな傷が会った。傷を見せた後先輩は急いでブラウスを着た

 僕は驚いて声も出なかったが何とか、

 

 佐々木「先輩、その傷……」

 

 と言った。

 

 ギン「私が入学したての頃、新聞部の皆で、まぁ私を合わせて四人しかいなかったんだけど夜まで残って新聞を仕上げていたんだ。するとね床を擦る音が聞こえてきてその後に人形さんに会って皆生き残ったんだけど私だけ大きな傷が出来ててね。それで……」

 

 場が凄く気まずくなった。玄さんすら喋らなくなった。すると先輩が

 

 ギン「そんなことはどうでも良いんだよ!!!これとこれ!各場所の掲示板に、貼ってきて玄さんと一緒にだよ。ほら早く!」

 

 僕たちは外に出された。何でそんな怖い思いをしたのに怪談に思いを入れるんだろうかと疑問が出たが先輩は変な人だから仕方ないと言う答えになっていない答えを自分に言い聞かせながら玄さんを抱えて掲示板に走った




  どうでしたか?新しい挑戦なので不安でしたが自分的には良くかけた方だと思います。私個人の用事で中身を詳しくかけてなくて済みませんでした。話の展開が急すぎて読みにくかったと思いますがこれからもどうぞよろしくお願いします。

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