「んんーあぁ………だりーしねみぃ」
ノクトは起きると呟きながら軽く伸びをする。そしてとなりで寝ているルーナを起こさないようベットから出てノクトは宿をでた。
「とりあえずギルドついたら
「はぁ日本に帰りたい…」
「日本?あぁカズマが住んでた国の名前か」
「ああ。にしも本当ありがとなノクト」
「いやだからもいって。俺が入りたかったから入った。それだけだし」
ノクトはギルドにつくとカズマと適当に雑談していた。
「はぁお前抜いて募集出来た仲間があれだしなぁ~」
「まぁ確かにあれじゃこころぼそいわな」
とカズマとノクトが言った時だった。
「募集の張り紙見させて貰った。まだパーティーメンバーの募集はしているだろうか?」
金髪ポニーテールの女騎士がそういいながらやってきた。瞬間ノクトが一瞬驚いた表情をしてルーナと呟くが直ぐいつもの普通の顔に戻る。
対してカズマは
「あ、えっと……募集してますよ!といってもあんまりお勧めはしないですけども…」
カズマは引きこもりだったせいか妙に緊張していていた。
「そうか…良かった。私はあなた達のような者を待ち望んでいたのだ…ハァ…私はダクネス、クルセイダーを生業としている者だ」
何故か頬を赤らめながらさらにハァハァ言いながら自己紹介をした美人女騎士。彼女を見たノクトがカズマの肩をポンポンと叩く。すると二人はコショコショと話し始める。
「なーカズマあの女騎士頬を赤らめながら自己紹介するとかぜってぇ駄目なやつだあいつ」
「あぁ俺もこいつからはアクア達と同じ何かを感じるぞ」
話し終わると女騎士ことダクネスがもう良いかといってきた。そしてカズマとノクトはじっとダクネスを見つめる。すると再びダクネスは頬を赤らめて
「是非私を…是非この私を…パ、パーティーに加えてもらえないだろうか?」
といった。
「あ、あの…」
このままでは何かマズいと思いあのと言うが無視し自分をパーティーに入れてくれとしつこくせがむ。そしてある一言を彼らに言い放った。
「昨日のドロドロの二人はあなた達の仲間だろう!一体何があったらあんな目に…」
「あぁいえジャイアントトードに捕食されて粘液まみれに…」
「ッな!想像以上だ………あいや違うあんな年はも行かない少女達がそんな目に合うなんて騎士として見過ごせない!!」
この一言をきっかけに再びコショショとカズマとノクトは会議を始める。
「おいカズマやっぱこいつは駄目だぜってぇ駄目だ」
「あ、ああ。カエルの粘液の話ししたらめっちゃ興奮してるしあと目がやばい。それに俺の危機関知センサーがこいつはやばいと警告してる」
「というか面倒くさくなってきたし後はお前に任せるわ」
「えちょノクト!?おい待てよ!」
ノクトはそういうと席から立ち上がりカズマの引き止めを無視し逃げるように走ってギルドをでた。
「あいつはやべーわ…ぜってー。んで逃げたはいいけど…暇だな。しゃーねいつも通りカエル狩りと行くか」
「あ私も行ってもいいですか?」
「おういいぜ……ってうわ!?居たのかめぐみん」
いつの間にか隣に居ためぐみんに驚くノクト。しかしいいと言った以上やだと言って断る訳にもいかずしかねぇなと言ってめぐみんを連れて行くことにした。
「さてっと、今日は何体狩れっかな。めぐみんお前はどうすんだ?」
「それはもちろん爆裂魔法をジャイアントトードに向かってぶっ放すに決まってるじゃないですか」
実は朝カズマは雑談をする前朝食の時にめぐみんと会い一緒に朝食を食べながら軽く自己紹介と雑談をしていた。だからノクトもめぐみんが中二爆裂馬鹿だと言う事は知っている。
「まだろうな。んじゃ俺はさっそく…………ってあいつは…!?」
ノクトがさっそくジャイアントトードを狩ろうとしたした瞬間突風が吹き荒れた。そしてノクトとめぐみんが空を見上げるとその突風を吹き荒らしたであろうモンスター、超巨大な黒い鳥が物凄いスピードで飛んでいた。
「おおー!!凄いですよノクト!!ズーです!!ズーが飛んでますよ!!」
するとめぐみんがその巨鳥、ズーを指差しながら飛び跳ね大興奮していた。
「へぇーあいつズーつうのか。こっちにもいんだなー」
ノクトはそう呟き腕組みしながら巨鳥ズーを眺めているとめぐみんがなにやらブツブツと何か言いながら杖を構えズーへとその先を向けた。
「おいおいまさか…!!」
ノクトはめぐみんが何をやるか気付き止めようとしたが気付いた時にはもう…………………………………遅かった。
「エクスプロージョンッ!!」
「バッカお前なあ!!!!」
予想通りめぐみんは爆裂魔法をズーに向かい放った。当然ズーはそのまま自分たち目の前へと降ってくる。幸いアクセルからはかなり離れていたため街に被害はない。そして当たり前のように多少ダメージを負ったズーは立ち上がり当然攻撃しためぐみんを睨みつけ
「ギャアアアアアアア!!!!」
威嚇するように鳴き声を上げた。もちろんズーはこちらに攻撃してくる。
「おい!!めぐみん逃げる……ぞ……」
めぐみんは倒れていた。
「おい!!今はマジでふざけてる場合じゃねーぞ!!」
「動けません」
そう。爆裂魔法はめぐみんのその魔力なんかでは足りない膨大な魔力を消費するためつかえば変わりに膨大な体力を消費する。だから結果てきにレベルの低いめぐみんがつかえば当然ぶっ倒れるのである。
「ああそうだったな…って言ってる場合じゃねー!!あああ!!もうしゃあねーな!!」
やけくそ気味に叫ぶとノクト周りに13のクリスタル状の剣、
「ノクトなにしてるんですか?早く私をおぶって逃げてください」
「元凶のお前がなに言ってんだよ。てかこいつはお前をおぶって逃げられるほどあまくねーんだよ。それに完全にあいつキレてるし」
「え?じゃあどうするんですか!?」
「どうするって戦うしかねーだろーがよ!!」
ノクトがそういうと同時に13の
「フ!ハァ!!」
四本の王の剣で切り裂いていたあとズーの攻撃が来るが全て華麗に交わす。再び13の王の剣がノクトの周りに現れる。そして今度は13の
「オラアアアアアア!!」
斬る度に肉が裂ける音がし血が飛び散りズーが鳴き声を上げノクトを攻撃する。しかしその攻撃は全て華麗に交わされ追撃を喰らわされる。やがてズーは空から攻撃をしかけようと飛ぼうとするが食らったダメージが大きいのかうまく飛べず落下する。
「ギャアアアアアアアアア!!!!」
落下したダメージでズーは断末魔を上げる。するとギルドの方から次々と冒険者達がやってきた。
「冒険者?なんで……てまーこれだけ派手に暴れりゃ分かるか」
ノクトは次々やってくる冒険者達を見ながらそう呟いた。そして空中でズーを攻撃していたためノクトは13の
「あとはあいつらがなんとかしてくれんだろ。ほら行くぞめぐみん」
「ノクト…あなた一体……」
「あ?なんだ見てたのかよ。いっとくけどカズマとアクア以外にあの力の事言うなよ?後々面倒せぇからな。ほらこいつを軽く握り締めろ」
ノクトは言いながらどこからかエリクサーを取り出しめぐみんに渡した。
エリクサー
ノクトの世界にあった回復アイテムで体力、魔力、両方回復出来るというすぐれもの。ちなみに体力魔力共々ほぼ全開で回復する。ノクトはチョコボが居るならあるんじゃないかと街を探したが当然この世界にはない。だから全部使ってしまうともう手に入らない。
「え?あはい………ってうわあ!?何故ですか!?軽く握った瞬間消えて魔力がほぼ全開まで回復しましてますよ!?いや魔力だけじゃありません体力まで回復してます!?なんですかこのアイテムは!?」
当然そんな回復力がチートなエリクサーを初めて知った上に使っためぐみんはかなり驚いたのかじゃっかん声を荒げながら倒れていた身を起こし立ち上がる。
「あーそれは俺の国にあった回復アイテムでエリクサーつって魔力と体力をほぼ全開まで回復してくれる優れものだ。まもう手にはいねーからつかいたくなかったんだけどな」
「ノクトの国凄いですね」
「まーな」
と安心したノクトとめぐみんが帰ろとした時だった。ズーが鳴き声を上げそこにいた冒険者を一瞬にしてほぼ皆殺しにしたのだ。かろうじて生きている冒険者もいたがほぼ死にかけである。当然だろう。この街は駆け出し冒険者が集まりほぼ駆け出し冒険者しか居ない街アクセルの冒険者達だ。そんな駆け出し冒険者が束になろうが巨鳥ズー相手ではゴミでしかない。断末魔を上げず死んで行った冒険者達は血を流し地に倒れる。そんな光景を年はも行かないめぐみんは目撃してしまったため悲鳴を上げる。
「キャアアアアアア!!!!」
「まじかよ…クソッタレ!!」
ノクトは再び13の
「うぉおおおおおお!!!」
ノクトは宙に浮き今度は13の
「はぁ………はぁ………やったか…」
ノクトが地上に下り
それはノクトが逃げた30分くらいあとに起こったこだった。
「スキルか………」
俺は宴会芸をしているアクアを見ながらそう呟いた。とその時だった。 当然後ろからポンポンと肩を叩かれ俺は後ろを振り返った。するとそこには銀髪の短髪で頬に切り傷のある美少女が立っていてその後ろにはさっき断ったばかりのクルセイダー、ダクネスが立っていた。
「やぁ」
「えっとあなたは…」
「私はクリス。見ての通り盗賊だよ。んで後ろに居るのが友達のクルセイダーのダクネス。でさ君役に立つスキルが欲しいみたいだね?」
「え?あはい」
どうやら俺の呟きはこなクリスって美少女に聞こえていたらしいな。そして俺はいろいろあって外でクリスさんから
『緊急!緊急!全冒険者の皆さんは、直ちに武装し、戦闘態勢で街の正門に集まって下さいっっ!繰り返します!緊急!緊急!全冒険の皆さんは、直ちに武装し、戦闘態勢で街の正門に集まって下さい!』
「何事だ?」
「なんだ?」
「多分この地震と関係してるんじゃないかな?とりあえず正門に行ってみよう!」
クリスさんの言う通り多分このアナウンスはこの地震と関係しているのだろう。俺はクリスさんに先に行っててとつたえギルドへと戻る。
「あ!カズマ!」
「おいアクア、めぐみん今のアナウンス聞いたなってめぐみんは?」
「知らないわよ?まいいからとりあえず正門にいきましょう!」
「あ、ああ」
俺とアクアはめぐみんを探さず正門に行った。しかしそこにはモンスターらしき姿はなくただ大勢の冒険者達がいるだけだった。ただ遠くに黒いなにかが見えたが。俺は変だなと思いながら前にいたクリスさんに聞いた。
「ん?なんだあれ?なんかおっきい黒いなんかが遠くにいるな」
「流石にやばいよ…」
「ヤバい?」
と話していると再びアナウンスが鳴り響く。
『繰り返します!緊急!緊急!全冒険者の皆さんは、直ちに武装し、戦闘態勢で街の正門に集まって下さいっっ!繰り返します!緊急!緊急!全冒険者の皆さんは、直ちに武装し、戦闘態勢で街の正門に集まって下さい!……巨鳥ズーが現れました!』
「巨鳥……ズー?」
「ああ…何でこんな駆け出しの街に着たのかはしらないけどかなりズーはヤバい」
「そのズーってやつがなんでヤバいんですか?」
「巨鳥ズー。ズーの強さは魔王の幹部の二倍の強さっていわれてる」
え?今なんて言ったんだ?魔王幹部の二倍だって?何でそんな化け物がこんな街の近くに
「ズーは基本的に空を飛び回ってて普段は地上に降りて人を襲ったりしないんだけどなぁ石投げたって中級魔法撃ったってかすり傷一つつかなくて撃たれたとしても無視するのに」
「なら尚更なんでそんな大人しい鳥がこんな街を?」
「さぁ?私に聞かれても分かんないよ。でももしかしたらズーに向けて爆裂魔法とか撃って怒らせた命知らずなやつがいたのかも……なーんてね。あれ?カズマなんでそんな顔真っ青なの?」
爆裂魔法……ま、まさかなぁ……いや待てよそういえばめぐみんの姿がさっきから一向に見えないんだが……。と考えている時だった。一人の冒険者が行くぞと雄叫びをあげ巨鳥ズーのいる場所へと向かっていった。そしてそれに続くように数多くの冒険者達が後ろからついていった。クリスさんの言った情報に怯えた俺は街へと戻ろうとする。
「うん。それがいいと思うよ。今回は本当に相手が悪過ぎるからね」
と言った瞬間だった。向かっていた冒険者達の方から頭や装備の色で鮮やかになっていた風景が一瞬で赤色に染まった。その光景をみたクリスさんとダクネス、アクアや俺や残った冒険者達は唖然としていた。しばらく見つめているとズーと思われる巨大な黒い物体が青く爆発する。そして爆発は終わったと思ったらいきなり黒い物体が倒れた。
「なんだ!?」
カズマが叫ぶと残っていた冒険者達全員がカズマ含め黒い物体、ズーが居る場所へと向かった。付くとそこには異様な光景が広がっていた。辺りはみなズーに瞬殺された冒険者達とその冒険者達の血。そして魔法使いの格好をした少女、めぐみんと地に倒れ込む黒いジャケットを着た青年、ノクトがいた。
「カズマ………」
「めぐみん一体どういう事かあとで教えてくれ。アクア!」
「なに?」
「お前この光景見て平常心保てるとかやっぱり知能低いなお前……でんな事はどうでもいいとしてアクアお前はかろうじて生きている冒険者達を回復しろ!。ダクネスとかいったか?お前クルセイダーで力あるならそこに倒れてるそこで倒れてる黒いジャケット羽織ったやつを運べ!そしたらうちのパーティーに入れてやるよ!」
「回復ならもうやったわ!。あとついでに死んでた冒険者達も生き返らせたのよ?帰ったらシュワシュワ奢ってよカズマ!」
既に回復を終えさらに死んだ冒険者達を生き返らせたアクアがシュワシュワ奢れとか言っているが今はそれどころではない。ダクネスは分かったと言ってノクトを軽々と持ち上げ街へと戻る。やがてほぼ全ての冒険者達がギルドへ集まる。がしかしノクトは未だに目を覚まさない。アクアに聞くと別に死んではいないとのこと。
「えぇーこの度巨鳥ズー討伐において飛行するズーに爆裂魔法を放っためぐみんさん」
「……はい…」
めぐみんは顔を青ざめながらはいと答えた。
「そして怒れるズーを討伐したノクティス・ルシス・チェラムさん。あなた達には討伐、報酬金4億エリスをここに贈呈します!」
「へ?」
唖然とするめぐみん。恐らく怒られるのだろうと思っていたのだろうがその逆、つまり賞賛されたのだ。だがしかしズーを倒した張本人のノクトは目を覚まさず寝ているため4億エリスはめぐみんに渡される。
んちょっと待てよ今4億って言ったか!?一生遊んで暮せんじゃん!?。
「えええええええええ!?」
続く
という訳でなんか訳の分からない展開にしてしまいました。はいすいません。あとほぼ徹夜で書いたので文章がかなりおかしかったかもしれません。はいすいません。ファントムソード若干早過ぎた感があるな…