昨日、この小説の情報を見たら…まさか早速お気に入り登録されていてびっくりしました!
まだ始めたばかりなのに登録してくれて…マジ感謝です!
少しだけ活力をもらったところで、本編、行ってみましょう!
…まさか、たまたまUTX学院で出会った女子と出会うとは思わなかった僕だったが、一瞬で冷静になり、母ちゃんに頼まれたものを買うことにした。
健人「あのー…穂むらまんじゅうください」
???「あーごめんねー…今蒸しているところなの…」
健人「え!?マジかよ…」
ここでまさかの待ち時間発生というアクシデント…どうしようかと悩んでいたその時だ。
???「ねぇねぇ!うちに上がっていかない?お菓子あるよ」
と、店番している女の子が僕にそう言ったのだ。
健人「え!?でも、まだ初対面なのに…」
???「いいからいいから!あ、私、高坂穂乃果!よろしくね!」
健人「あ、ええっと…桑畑健人です。高校1年生です…)
穂乃果「あ、一個下なんだ〜。穂乃果は高校2年生なんだ!」
健人「は、はぁ…」
穂乃果さんはかなり不思議な人だなぁ…と思いながら、上がらせてもらうことにした。
さすがに何も買わないで店にいるのは、不審者以外何者でもないからな…
僕は穂乃果さんの部屋に入り、お茶なりお菓子なり出させてもらった。
穂乃果さんはちょうど店番が終わったらしいので、僕と共に部屋にいた。
というか、僕は妹の部屋以外の女子の部屋に入るのは初めてだ。
妹の部屋は可愛いものなどで統一されているが、穂乃果さんの部屋は至って普通の部屋で、これといって可愛いものがない。
だけど、どことなく女子の部屋だっていうのは感じていた。
と僕はふと数日前の出来事を思い出した。
健人「そういえば…穂乃果さんってなんであの時UTX学院に…」
穂乃果「もう、穂乃果って呼び捨てでいいよ」
健人「いや、そういう訳にはいきませんよ!年上なんですから!」
穂乃果「あはは…それなら仕方ないね…それで、なんでUTX学院にいたかなんだよね?あれはね…なんだろう…UTX学院に行けば、音ノ木坂学院を救う方法があるかなぁって…」
健人「そういえば…音ノ木坂学院、廃校になるんでしたよね…」
僕は母ちゃんから聞いていた話だが、音ノ木坂学院は少子化の波を被り廃校を決めたという。
僕からしたらUTX学院と万世橋高校の台頭でそっちに傾いているようにしか見えなかったのだが…
健人「…それで、何かいい方法ありましたか?」
僕はふと聞いてみると、
穂乃果「うん!スクールアイドルやることにしたんだ!」
と、穂乃果さんが元気よくうなづいて言った。
健人「スクールアイドルですか?なんか、穂乃果さん、何も出来なさそうですけど…」
穂乃果「あははは…やっぱりそう見えちゃう?」
健人「はい…すみません…」
穂乃果「謝らなくていいよ!私もそう思っているからね」
健人「でも…なんでスクールアイドルなんか…」
穂乃果「うーん…わからない!でも、なんかいいなぁって…」
健人「わからないって…僕自身、それだけで収まるような問題じゃない気がするのですけど…」
穂乃果「そんなのわかってるよ。でも…学校を救いたいんだ…」
健人「…」
僕は穂乃果さんのその目を見て、何か引きつけられるものを感じた。
健人「…それで、曲の方は出来ています?」
穂乃果「うん!ちょうど健人君と同い年の女の子に作曲を頼んでピアノで弾いてもらったんだ!ピアノと歌が上手な子なんだよ!」
健人「へぇ、その曲ってあります?」
穂乃果「これだよ!」
穂乃果さんはパソコンを取り出し、音楽を流した。
曲名は『START:DASH!!』と書いてあった。
〜♪〜♪
最初は前奏から入り、すぐに歌声が聞こえた
『I say〜hey!hey!hey!START:DASH!』
綺麗な歌声だった。僕は思わずその声に一目惚れしてしまった。
曲を全部聴くと、僕はおもむろに穂乃果さんに話しかけた。
健人「…そういえば、ライブってやるんですか?」
穂乃果「うん!あともう少しで、海未ちゃんとことりちゃんと一緒に頑張ってるんだ!あ、海未ちゃんとことりちゃんは私の幼馴染ね」
健人「なるほど…もしかしてですけど…ライブこのままでやる訳じゃ…」
穂乃果「え?他に何かあるの?」
健人「そりゃ…ピアノだけだと寂しいですよ。ギターなりドラムなり入れないといけないですよ」
穂乃果「えぇ!?またやることが増えた〜…」
僕は穂乃果さんが頭を抱えているのを見て、なんか助けたいと思う気持ちが大きくなった。
健人「それじゃ、僕がギター入れますよ」
穂乃果「え!?出来るの!?」
健人「はい。こう見えてかなりやってますから。曲拝借しても?」
穂乃果「うん!いいよ!でも、どこでやるの?」
健人「僕の家ですよ。よかったら来ます?色々機材あるので、何かあったら対応出来ますし」
穂乃果「へぇ〜…それじゃ、住所など教えて!」
健人「はい。あ、もう1つ質問していいですか?」
穂乃果「いいよ!」
健人「グループ名ってあります?」
穂乃果「あるよ!μ'sっていうんだ!」
健人「μ's?石鹸の…」
穂乃果「違うよ!なんか、ギリシャ神話に出てくる女神の名前だって!」
健人「なるほど…」
こうして、僕は穂乃果さんやμ'sの音楽を担当することになった…
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次の日…
万世橋高校…教室…
僕は自分の机で五線譜を広げていた。
『START:DASH!!』を聴きながら五線譜に音符を付けている作業をしていた。
五線譜は僕の家のとある部屋に置いてあったのを使っている。
と、そこへ、
蓮「よぉ!何してるんだ?」
健人「お?蓮か」
蓮「なんで五線譜広げたんだ?」
健人「あぁ…実はな」
僕は蓮に昨日の話をした。
すると…
蓮「それじゃ、俺も手伝うわ!」
健人「え?」
蓮「実は俺、ドラム出来るんだ。だから、多少は力になれると思うぜ」
健人「マジか!ありがとう!でも…部活は?」
蓮「手伝える時は手伝うわ。ちゃんと話せばわかってくれるだろうよ」
健人「マジ感謝する!」
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その日の夕方…
???「穂乃果ちゃん〜、一体どこに行くの〜?」
???「ちゃんと説明してください、穂乃果」
穂乃果「まぁまぁ、海未ちゃんとことりちゃんに会わせたい人がいるから」
と、穂乃果さんが2人の女の子を連れて僕の家へ向かっていた。
1人は青い髪のストレートロングヘアー、1人は栗色の髪のロングヘアーで、左の方の髪の一部を輪っかにしている。
と、その時、
健人「あ、穂乃果さん」
穂乃果「あ、健人君!」
僕と蓮で色々買い物をし、帰っている途中で穂乃果さん達とバッタリ会った。
???「穂乃果、誰ですか?」
穂乃果「ちょうど、2人に会わせたかった子なの!」
健人「桑畑健人です。高校1年生です。よろしくお願いします」
???「そうなんだ!私、南ことりっていうんだ。穂乃果ちゃんとは幼馴染なんだよ!」
???「私は園田海未と申します。よろしくお願いします」
穂乃果「それで…健人君の後ろにいるのは?」
蓮「田淵蓮です。健人とは高校で知り合ったばかりですが…」
と、自己紹介を各々した後、立ち話するのはなんだかなぁ…と思って、僕の家へと向かった…
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僕の家に着き、僕は蓮や穂乃果さん達を中に入れた。
健人「ただいまー」
桑畑母「おかえり〜、あら?高坂さんのお嬢さんじゃない。それに、園田さんや南さんのお嬢さんまで」
海未「知っているのですか?」
桑畑母「もちろんよ。私自身、音ノ木坂学院の出身だし、高坂さんや南さん達とは友達よ」
ことり「そうなんだ〜」
健人「それじゃ、入りますよ」
僕はとある部屋を紹介すべく、4人を中に入れた。
玄関に入るとすぐに階段があるのだが、その階段の下にドアがある。
そのドアを開けると地下へと続く階段があった。
その階段を下ると地下室がドンとあり、その地下室には色んな
楽器があった。
海未「これは…」
穂乃果「すごいよ!健人君!」
蓮「こりゃたまげたな…ギターにドラム…楽器だけじゃなくて音響システムまである…」
ことり「本当にすごいね!」
健人「俺の父ちゃんが昔バンドをやってたことあってね、その名残なんだ」
蓮「そうなんだ…」
僕と蓮は買ってきたものを近くの机に置いた後…
健人「さてと…蓮、この曲をドラムでやってくれねぇか?」
蓮「了解」
と、学校で書いた五線譜を蓮に渡した。
海未「それは!?穂乃果!」
穂乃果「何?」(←お菓子を食べている)
海未「なんで曲をバラしたのですか!?あんな恥ずかしい歌詞を見せたくないのに!」
健人「え?あの曲書いたの海未さんですか?結構いい歌詞でしたよ?」
海未「あ、ありがとうございます…」
健人「まぁ、穂乃果さんは悪くないですよ。やはりライブをやるにはギターを入れないといけないと思いましたから」
ことり「確かに…ピアノだけだと寂しいかも…」
健人「という訳で、今から僕はこれからギターを、蓮がドラムをやるのですが、何か良い案があったら教えてください」
穂乃果「了解!」
海未「わかりました」
ことり「お願いします!」
その後、僕らは僕の母ちゃんが夕食を作り終えるまで曲作りをやり続けたのだった…
ひとまず、ここでひと段落…
次回は初ライブ!といきたいと思います。
感想等あれば、ドンドン書いてください!
ただ、悪口は書かないでください。よろしくお願いしますm(_ _)m