ラブライブ!〜伝説の男と9人の女神〜   作:VOSE

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どうも、VVVFです。
更新遅れました…申し訳ありません!
早速ですが、本編どうぞ!


野球編第9話〜地区大会初戦〜

…その一報は急に飛んで来た。

どうやらラブライブで一次予選突破したいスクールアイドルが、神宮球場でライブ動画を出したいらしく、僕らが出る地区大会とラブライブ一次予選が被ってしまうことを指摘して、日程を変えるよう言ってきたらしい。

僕らからしたら、別の場所があるだろ…と思う所があるのだが、高野連がそれを受諾してしまった為、1週間後の地区大会初戦を急遽明日やるということだ。

 

晴男「全く…こっちの気持ちを察せっちゅうねん…」

充「でも、それは地区大会に出場する高校全てにおいて当てはまる事…逆にチャンスかもしれませんね…」

晋助「勝負が早まったんだ。これ以上ワクワクする事ないぜ!」

亮介「僕らの力見せつけよう!」

勇気「うん!」

健人「とりあえず、明日試合だ。気合い入れて行くぞ!」

全員『オー!』

 

僕はいつもより気合いを入れて、軽めの練習を長ったらしくやっていたのだった…

 

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…というわけで、次の日、地区大会初戦当日…

神宮球場で僕らはウォーミングアップをし、その後、監督からスタメンを言い渡された。

1番、俊先輩、ショート

2番、亮介、レフト

3番、真三郎先輩、ファースト

4番、僕こと健人、ピッチャー

5番、真澄先輩、センター

6番、晴男、サード

7番、充、セカンド

8番、晋助、ライト

9番、勇気、キャッチャー

この打順で行くという。

 

健人「…勇気、任せたぞ」

勇気「うん!しっかりリードするから!」

 

勇気のちょっとばかりの気合いの言葉に、僕はホッとした…

 

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…試合はまさかの延長にまでもつれ込んだ。

ちょこちょこチャンス、ピンチがあったものの、僕と相手の高校のピッチャーが大好投を見せ、9回まで決着付かなかった。

 

晴男「…あかん…はよ飯食いたいわ…」

充「確かに…昼までもつれ込みましたね…」

健人「みんな、すまない…」

亮介「何言ってるの?試合は勝ってなんぼでしょ?健人はいい仕事しているんだから!」

俊「とはいえ…ここまで決定打がないのも事実…どうしたものか…」

 

と、考えていると、僕らの攻撃の番になった。

僕らは後攻の為、ここで一点入るとサヨナラになる。

先頭バッターは亮介。

 

健人「亮介!まずは出ろ!」

 

と、僕が叫んだすぐ後…ピッチャーが投げ、亮介はバットを振った。

その後、亮介は出なきゃいけないという思いでバットを振り続け、気がつけば2アウトになった。

これはダメだ…と思ったら、ピッチャーが投げたボールがワンバウンドし、キャッチャーがそれを取れず、ボールはキャッチャーの後ろに行ったのだ。

亮介はその状況は把握して、持ち前のスピードで1塁に行き、振り逃げを成功させたのだ。

 

亮介「やったよ!」

 

亮介はピースサインを僕らに見せた。

その勢いに乗ったのか、真三郎先輩は見事に空振り三振するものの、僕がヒットで出塁、真澄先輩はセカンドフライ、晴男がセンター前ヒットで満塁とさせ、ツーアウト満塁という絶好のチャンスになった。

ただ…次のバッターが充という、あまり言いたくないけど、1番の不安材料が来たのだ。

 

健人(充!むやみに振るな!)

 

僕は美沢先生のサインと一緒に、充に向かってサインを出した。

充は僕のサイン通り、ボール球は振らずにボールとし、気がつけばフルカウントになっていた。

 

健人(…頼む…充…)

 

と、僕は心の中で願い、ピッチャーがボールを投げた。

丁度その時だ…

 

…カキーン!

 

…金属バットの快音が鳴った。

充がボールを打ち、その打球が…まさかのスタンドに入った。

 

健人(!?…充…いつの間に!?)

 

この日、僕らの初戦は、ちょっとヒヤヒヤしながらも無事勝つことが出来たのだった…

 

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試合後、僕は思わず充に質問した。

 

健人「…充、今日はあそこよく打ったな」

充「体が反応した…かな?」

健人「というか…お前、よく大きいの打てたな…」

充「野球部に入った以上、僕だって役に立ちたいし、君が頑張ってくれたからね」

健人「よく言うぜ。まぁ…ありがとよ」

 

僕は思わず充に微笑んだ。

その後、万世橋高校ナインは快進撃を見せ、決勝戦へと進んだのだった。

 




いかがでしたでしょうか?
どうにかμ's編に繋げられました…
あまり満足していただける内容になってないかもしれませんが、よろしくお願いします。
では次回、お会いしましょう!

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