ラブライブ!〜伝説の男と9人の女神〜   作:VOSE

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どうも、VVVFです。
とりあえず…本編どうぞ!


野球編第6話〜予選大会〜

…ついに夏の甲子園大会の予選の日…

万世橋高校野球部はやはり弱小で、予選大会はいつも1回戦コールド負けという。

というか、大体の予選大会の1回戦目はほとんどがコールドだろうけど…

予選の組み合わせはついこの間俊先輩がしてくれて、結果は1回戦目で優勝候補の東戸高校と戦うことになった。

東戸高校は甲子園大会本戦の出場経験のある強豪校、過去2回優勝したこともある高校だ。

そこにはもちろん、僕の正妻だった龍がいる。

 

美沢「さぁ、いよいよ予選が始まるぞ…いいな、今日までにやってきた事は無駄じゃないぞ。心していけ!」

全員『はい!』

 

ちなみに、今回は特別措置でピッチャーは僕の他に何人か美沢先生の教え子が応援で来てくれた。

まあ、ピッチャーが僕以外いないからね…

今日のスタメンはこうだ。

1番、ショート、俊先輩。

2番、ライト、亮介。

3番、レフト、晋助。

4番、ファースト、真三郎先輩。

5番、サード、修二先輩。

6番、センター、真澄先輩。

7番、キャッチャー、勇気。

8番、セカンド、充。

9番、ピッチャー、健人。

やはり、ピッチャーは9番に置かれていた。

僕は仕方ないと思いながら、ブルペンで練習することにした。

今日の球場は江戸川球場。そこそこ大きな球場だ。

 

俊「さぁ、いよいよ始まるぜ…決勝ではないけれど、決勝と同じくらい頑張ろうぜ!」

全員『はい!』

 

こうして、甲子園大会予選の幕が上がった…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

今日の東戸高校のスタメンに、龍の名前はなかった。

東戸高校野球部のキャッチャーは、龍より上手い3年生のキャッチャーがいて、龍はよくその先輩から技術を学んでいるだそうだ。

だから、今日の試合ではその先輩が出ているのだ。

万世橋高校が後攻で試合が始まった。

1回表。

僕は初球ストレートを真ん中に入れてストライクを取った。

球速は140キロが出て、会場がどよめいた。

トップバッターは左のスピードスターで、出させると厄介な選手だった。

 

健人(ここは、ストライク先行で流れをつかもう…)

 

僕はそう思いながら、2球目を投げた。

2球目もストレートで外角に決めてストライクを取った。

3球目はシュートを外に逃げる形で投げ、バッターがよく見てボール。

4球目は低めのカーブでタイミングずらそうとしたら、これまたよく見てボールとし、平行カウントになった。

 

勇気(…ここは内角をえぐろう)

 

勇気のサインで僕は5球目、内角のカットボールを投げた。

それがバットに引っかかり、1人目はファーストゴロで収めた。

 

健人(ナイスリード!次も頼むよ!)

 

僕はサインで勇気を褒めた。

続く2人目は、そこそこ能力がある右バッターで、気を抜くとホームランを放たれてしまうバッターだ。

とはいえ、しっかりと投げれば対応出来るバッターなので、僕は高め中心に投げた。

1球目はスライダーを外角高めに投げ、見逃してストライク。

2球目はツーシームを高めに投げて、それにつられてバットを振りストライク。

3球目はスローカーブを低めに投げてバットを振り、空振り三振とした。

続くバッターも三振に倒し、立ち上がりは上々で1回表は終わった。

そして、1回裏…

トップバッターの俊先輩は凡打でフライになり、それを相手チームのセカンドが取ってワンアウト。

続く亮介は何でもかんでもボールを振ったので三振。

 

亮介「あちゃー…やっぱり難しいねー」

健人「まぁ…経験がなかったら仕方ないよ…とりあえず、今後は選球眼を鍛えようぜ。亮介」

亮介「うん!」

 

3番の晋助はソフトボールの技術が光り、平行カウントでレフト前にヒットを打った。

そして、4番の真三郎先輩が打席に立った。

なんだか知らないけど、真三郎先輩はかなり貫禄があった。

と、その時、僕はふと晋助を見ると…

ベースに足を付けたままでいたのだ。

 

健人「ばっ!晋助!足!」

晋助「え?…あ、悪りぃ悪りぃ…」

 

晋助はやはりソフトボールを長らくやってたから、癖でベースに足を付けたままでいたのだ。

これは直して置かないとな…

真三郎先輩はボールを高く打ち上げてしまい、キャッチャーフライでアウト、チェンジとなった…

 

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2回、3回は特に動くことなく試合が進んだ。

続く4回表…

5番バッターにヒットを打たれ、6番、7番にもヒットで出塁され、ワンアウト満塁という場面。

 

健人(…こいつは…やべえな…)

勇気(ここは低めで対応するよ)

健人(了解)

 

僕は勇気とサインで確かめた後、8番バッターを迎えた。

その初球だった…

8番バッターは巧みにバットを振り、セカンドとショートの間を抜けようかという所だった。

 

健人(やべ!)

 

打球が内野を抜けていく…かに思われていたその時だ。

充がボールの前にスライディングしながら来たのだ。

充は先ほどからゲッツーシフトの位置にいたのが、見ぬうちに移動していたのだ。

ワンバウンドしたボールを取った充は冷静にショートの俊先輩にボールを渡し、俊先輩は2塁踏んでツーアウト。

さらに俊先輩が真三郎先輩に投げてスリーアウト、チェンジとしたのだ。

これには万世橋高校のメンバーのみならず、東戸高校の観客も驚いていた。

 

健人「ナイス!充!」

充「まぁね。動きを呼んで、すぐに計算したら出来たさ」

 

僕は充を褒め称えた。

5回表には…

1番バッターがフォアボールで出塁しノーアウト1塁で、僕が投げた瞬間に1番バッターが盗塁したのだ。

僕が投げたのはスライダーだったので、これは盗塁成功かと思った…

もちろん、キャッチャーの勇気が2塁に投げた。

その2塁に投げるボールのスピードが半端なかった。

下手したら僕より速い球を勇気が投げたのだ。

 

健人(え!?)

 

これにはまた東戸高校の選手達は驚いた。

2塁にいた俊先輩が1番バッターにタッチすると…

 

球審「アウト!」

 

と、球審が宣告したのだ。

これには僕は勇気を見て、グラブを叩いて褒めた。

それを見た僕は、何としても返さねばと考えた。

しかし、6回表にはツーアウト2塁で甘くフォークが入ってしまい、それを打たれてホームランとされて、2点入れられてしまった。

 

健人「…ふうっ…やべえな…」

 

今回の試合で、僕はずっとやばいしか言っていなかったが、まだ希望があると信じていた。

7回は互いに三者凡退で抑え、続く8回裏にて…

僕からの打順で僕は打席に立った。

今日の成績は3打数0安打とあまり乗ってなかった。

 

健人「…集中しろ…俺…」

 

僕は自分にそう言い聞かせ、迎えた初球…

高めのストレートを、僕は見逃さずに打った。

その球は…レフトスタンドに突き刺さったのだ。

 

健人「!おっし!」

 

僕は自分でも驚くくらいのガッツポーズを見せ、チームメイトのみんなも拳をあげていた。

これで2-1としたのだが…

その後が見事に三者凡退、9回も三者凡退で試合が終わったのだった…

 

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その日の夜…

 

俊「みんな、お疲れ!今回も1回戦敗退だったが、今回はよく頑張った!お疲れ様!」

全員「お疲れ!」

 

僕らは学校近くの焼肉屋で打ち上げをしていた。

 

健人「お疲れ!みんな!」

充「あぁ。あんな強豪校を相手に善戦したからな。まぁ、みんなが頑張ったからだろうけどね」

晴男「せやな…俺なんか…」

勇気「晴男君…次があるよ」

亮介「晴男君、ファイト!」

 

この日はみんなでワイワイと焼肉を楽しんだ。

その後の大会は、東戸高校が甲子園大会出場を決めたが、予選大会の成績が1回戦以外完封で進んでいったという。




いかがでしたでしょうか?
今回はかなりテキトーに書いていってしまったので、あまり面白くないと思いますが…僕が試合を書くとこうなってしまいますので、試合の描写が悪い事をご了承下さいますよう、よろしくお願いします。申し訳ありません。
では次回、お会いしましょう!

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