ラブライブ!〜伝説の男と9人の女神〜   作:VOSE

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どうも、VVVFです。
どうにか書けたので、あげましたw
では、本編どうぞ!


第22話〜新リーダー〜

…ある日の事…

僕と蓮はいつものように音ノ木坂学院にきて、部室に行くと…そこには1年生組とにこの4人しかいなかった。

 

健人「あれ?穂乃果や絵里達は?」

凛「穂乃果ちゃん達は沖縄へ修学旅行、絵里ちゃん達は生徒会の仕事にゃ」

蓮「沖縄へ修学旅行!?台風来てるのにか!?」

 

今、沖縄から台風が来ているというニュースが流れており、僕と蓮は激しい雨の中、音ノ木坂学院に来たのだが…

 

健人「音ノ木坂学院、鬼だね〜…」

花陽「仕方ないよ…穂乃果ちゃん達が無事帰ってくることを願うしか…」

真姫「そうね…」

 

この状況が、しばらく数日間続いていったのだった…

 

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…今週末、あるイベント会社からファッションショーで歌を歌ってほしいという要望が来た。

絵里達3年生組と凛達1年生組で、穂乃果達2年生組が帰ってくる前に、準備を進めておくことで動いていたのだが…

 

絵里「今度のイベントでなんだけどね…暫定だけど、リーダー決めておいた方がいいかなって…」

 

絵里と希、僕は生徒会室で仕事をしていた。

僕は書類運びなどを手伝っていたので、たまたまその場にいた。

絵里は今、沖縄で絶賛エンジョイ中…であるはずの穂乃果に電話をかけていた。

 

絵里「…それでね、私と希で相談したんだけど…」

 

と、絵里から告げられた、暫定リーダーとなった人は…

 

凛「えぇ!?凛がリーダー!?」

 

…凛である…

 

絵里「うん、暫定でもリーダー決めておいた方がいいと思うし、練習にも力が入るだろうと思って…それに、穂乃果達が修学旅行から帰ってくるまでだから」

凛「で、でも…」

希「穂乃果ちゃん達にも連絡して、相談した結果なんよ。うちもエリチもみんな凛ちゃんがいいって」

 

と、みんな太鼓判を押すほど凛を推していたのだが…

 

凛「ちょ、ちょっと待ってよ…なんで凛なの?」

 

と、消極的だった。

 

凛「…そうだ!絵里ちゃんがリーダーでいいよ!」

絵里「私は、生徒会があるし、それにμ'sの今後を考えると、リーダーは1年生にした方がいいと思ったのよ」

凛「それだったら…」

健人「凛…」

 

僕は思わず凛を止めた。これ以上やっても意味がないとわかっているからだ。

 

凛「…健人君…」

健人「…なんで、リーダーを拒んでる?」

凛「別に、リーダーが嫌じゃないよ…でも…凛…リーダーになっていいのかなって…」

にこ「意外ね…凛なら喜んでやってくれると思ったのに」

花陽「凛ちゃん、実は引っ込み思案なところ多いから…」

 

その後、絵里の説得により、凛がリーダーをやることになった…のだが…

放課後練習にて…

 

凛「えぇっと…それじゃあ…練習を始めたいと…思います…」

 

…と、なぜか敬語で話したり…

 

凛「えぇっと…では、まず、ストレッチから始めていきますわ」

 

と、謎のお嬢様言葉が出てきたりして、いつもの凛とは感じが違っていたのだった…

その日の練習は、グダグダだったり喧嘩が起きたりしていたのだが、凛は何も出来ずに終わってしまった…

 

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その日の帰り道にて…

 

健人「…ああ…今日から凛がリーダーになったから…お願いな」

 

と、僕は蓮に報告し、電話を切ってふと、路地裏を見ると…

 

健人「…凛?」

 

凛が息を切らして立っていたのだ。

 

凛「にゃ!?あ…健人君…」

健人「どうして、路地裏に?」

凛「…」

 

凛の話によると、凛はリーダーに向いていないし、自分は可愛くないのに、リーダーになっていることに、少し嫌になっているという。

僕は凛と共に、近くの公園で少し話をすることにした。

 

凛「…みんな…なんで凛をリーダーなんかに…」

健人「まぁ…みんなの推薦だからね」

凛「みんなおかしいよ!凛よりも可愛いし、リーダーシップあるのに!」

健人「落ち着けよ、凛」

凛「健人君も、凛じゃなくて真姫ちゃんとかをリーダーにした方がいいよね!」

健人「俺か?俺は凛で良かったと思ってるよ」

凛「なんで!?凛は全然リーダーになんか向いてない!」

健人「ったく…ちょいと話いいか?」

凛「え?」

健人「小学生の時…俺は地元の少年野球チームのキャプテンをやらされたことがあるんだ…」

凛「健人君が?それだったら、凛はなんとなくわかるにゃ…野球上手だし…」

健人「でも、その時監督に理由を聞かされてなかったから、監督になんで俺にキャプテンにさせたのかって聞いた…そしたら、監督はな…『お前をキャプテンにしたのは能力が高いからではない。周りを見る目とここぞの勝負で仲間を勝ちに導ける力がある。だからキャプテンにさせた』ってね」

凛「周りを見る目と…ここぞの勝負で決める力…」

健人「簡単に言うと、仲間想いと決定力と行動力かな?俺からしたら、凛は行動力あるし、決定力もあると思う。穂乃果と似ているところあるからさ」

凛「凛が…穂乃果ちゃんと似ている?」

健人「だから、みんな凛をリーダーに推薦したんだと思う…別に、今右往左往してわからなくても、いずれここと言う時に決めてくれることがあるはずだから…頑張れよ、リーダー」

 

僕は凛の肩をポンと叩いて、立ち上がった。

 

凛「…健人君…ありがとう…」

 

凛は顔を赤らめたのであった…

 

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次の日…

 

凛「えぇ!?帰ってこれない!?」

 

…凛がそう叫んだのは、穂乃果達が帰ってこれなくなったからだ。

正直、言わんこっちゃないといった感じだけど、説明すると、台風の影響で飛行機が欠便になってしまったのだ。

 

健人「ったく…理事長はおかしいと思ってしまうな…」

真姫「それは同感よ…でも、日程が押しているから仕方ないけどね…」

健人「それで…今週末のイベントは…」

絵里「私達、3年生と1年生だけになるわね…」

健人「なるほどね…」

絵里「それで、肝心のセンターなんだけど…」

 

と、絵里が目を向けたのは…凛の方だった…

 

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…センターで着る服は白のウェディングドレス風であった。

 

凛「…こ、これを…凛が?」

 

凛は顔を引きつらせながら衣装と対峙していた。

 

健人「こんなのか…凛に合いそうじゃない?」

花陽「うんうん!」

凛「これを…凛が…凛が…」

 

僕らは凛に合いそうと思っていたのだが、当の本人はセンターかつ、似合いそうもないと思っている服と対面して、かなりのプレッシャーなのか壊れてしまったのだ。

その後、屋上定例会にて、穂乃果に合わせて作られたウェディングドレス風の衣装は、最も穂乃果の体に近い花陽に着てもらい、センターも花陽になることで決まった…

 

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その日の夜…

僕の元に、一本の電話がかかって来た。

凛からだった…

 

健人「もしもし…凛?」

凛「健人君…今、話す時間ある?」

 

いつもよりしんみりしちゃっている凛に、僕は不安を感じながらも、話を聞くことにした…

 

凛「…凛…このままで良かったのかなって…」

健人「…」

凛「…凛…小さい頃…スカートを履いたら…男子にちょっかい出されてね…それ以来…凛…スカート履かなくなったんだ…だから…女子っぽい感じから離れていって…今回のイベントの衣装も…」

健人「…」

凛「…凛、おかしいかな…今になって…あの衣装を着て踊りたいなんて言ったら…」

健人「…おかしくねぇよ…」

凛「…健人君?」

健人「別に、お前がどうこうするなんて、お前次第だよ…俺から一言言うんだったら…勇気出せよ」

凛「…健人君…」

健人「行動力あるんだから、最初の一歩は踏み出せるはずだぜ?俺は、お前ならいける…そう思っている」

凛「…ありがとう…こんな愚痴みたいな話聞いてもらって…」

健人「全然…愚痴は発散させないとな」

 

僕は電話を切った後、しばらく天井を見上げていたのだった…

 

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…ファッションショー当日…

僕と蓮は、観客席から舞台を見ていた。

 

蓮「…大丈夫…だよな?」

健人「大丈夫だよ…」

 

と、そこへ…

 

凛「初めまして!音ノ木坂学院スクールアイドル、μ'sです!」

 

…ウェディングドレス風の衣装を着た凛がライトに照らされたのだ。

 

健人「…凛…似合ってるじゃねぇか…やっぱり…」

 

イベントは無事成功を収め、穂乃果達も修学旅行から無事帰ってきたのだった。




いかがでしたでしょうか?
かなり急いで書いたので、かなりグダグダになっていると思いますw
とりあえず…こんな感じかな?と書いたので気長に見ていってください。
では、次回お会いしましょう!

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