どうにか書けたので、あげましたw
では、本編どうぞ!
…ある日の事…
僕と蓮はいつものように音ノ木坂学院にきて、部室に行くと…そこには1年生組とにこの4人しかいなかった。
健人「あれ?穂乃果や絵里達は?」
凛「穂乃果ちゃん達は沖縄へ修学旅行、絵里ちゃん達は生徒会の仕事にゃ」
蓮「沖縄へ修学旅行!?台風来てるのにか!?」
今、沖縄から台風が来ているというニュースが流れており、僕と蓮は激しい雨の中、音ノ木坂学院に来たのだが…
健人「音ノ木坂学院、鬼だね〜…」
花陽「仕方ないよ…穂乃果ちゃん達が無事帰ってくることを願うしか…」
真姫「そうね…」
この状況が、しばらく数日間続いていったのだった…
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…今週末、あるイベント会社からファッションショーで歌を歌ってほしいという要望が来た。
絵里達3年生組と凛達1年生組で、穂乃果達2年生組が帰ってくる前に、準備を進めておくことで動いていたのだが…
絵里「今度のイベントでなんだけどね…暫定だけど、リーダー決めておいた方がいいかなって…」
絵里と希、僕は生徒会室で仕事をしていた。
僕は書類運びなどを手伝っていたので、たまたまその場にいた。
絵里は今、沖縄で絶賛エンジョイ中…であるはずの穂乃果に電話をかけていた。
絵里「…それでね、私と希で相談したんだけど…」
と、絵里から告げられた、暫定リーダーとなった人は…
凛「えぇ!?凛がリーダー!?」
…凛である…
絵里「うん、暫定でもリーダー決めておいた方がいいと思うし、練習にも力が入るだろうと思って…それに、穂乃果達が修学旅行から帰ってくるまでだから」
凛「で、でも…」
希「穂乃果ちゃん達にも連絡して、相談した結果なんよ。うちもエリチもみんな凛ちゃんがいいって」
と、みんな太鼓判を押すほど凛を推していたのだが…
凛「ちょ、ちょっと待ってよ…なんで凛なの?」
と、消極的だった。
凛「…そうだ!絵里ちゃんがリーダーでいいよ!」
絵里「私は、生徒会があるし、それにμ'sの今後を考えると、リーダーは1年生にした方がいいと思ったのよ」
凛「それだったら…」
健人「凛…」
僕は思わず凛を止めた。これ以上やっても意味がないとわかっているからだ。
凛「…健人君…」
健人「…なんで、リーダーを拒んでる?」
凛「別に、リーダーが嫌じゃないよ…でも…凛…リーダーになっていいのかなって…」
にこ「意外ね…凛なら喜んでやってくれると思ったのに」
花陽「凛ちゃん、実は引っ込み思案なところ多いから…」
その後、絵里の説得により、凛がリーダーをやることになった…のだが…
放課後練習にて…
凛「えぇっと…それじゃあ…練習を始めたいと…思います…」
…と、なぜか敬語で話したり…
凛「えぇっと…では、まず、ストレッチから始めていきますわ」
と、謎のお嬢様言葉が出てきたりして、いつもの凛とは感じが違っていたのだった…
その日の練習は、グダグダだったり喧嘩が起きたりしていたのだが、凛は何も出来ずに終わってしまった…
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その日の帰り道にて…
健人「…ああ…今日から凛がリーダーになったから…お願いな」
と、僕は蓮に報告し、電話を切ってふと、路地裏を見ると…
健人「…凛?」
凛が息を切らして立っていたのだ。
凛「にゃ!?あ…健人君…」
健人「どうして、路地裏に?」
凛「…」
凛の話によると、凛はリーダーに向いていないし、自分は可愛くないのに、リーダーになっていることに、少し嫌になっているという。
僕は凛と共に、近くの公園で少し話をすることにした。
凛「…みんな…なんで凛をリーダーなんかに…」
健人「まぁ…みんなの推薦だからね」
凛「みんなおかしいよ!凛よりも可愛いし、リーダーシップあるのに!」
健人「落ち着けよ、凛」
凛「健人君も、凛じゃなくて真姫ちゃんとかをリーダーにした方がいいよね!」
健人「俺か?俺は凛で良かったと思ってるよ」
凛「なんで!?凛は全然リーダーになんか向いてない!」
健人「ったく…ちょいと話いいか?」
凛「え?」
健人「小学生の時…俺は地元の少年野球チームのキャプテンをやらされたことがあるんだ…」
凛「健人君が?それだったら、凛はなんとなくわかるにゃ…野球上手だし…」
健人「でも、その時監督に理由を聞かされてなかったから、監督になんで俺にキャプテンにさせたのかって聞いた…そしたら、監督はな…『お前をキャプテンにしたのは能力が高いからではない。周りを見る目とここぞの勝負で仲間を勝ちに導ける力がある。だからキャプテンにさせた』ってね」
凛「周りを見る目と…ここぞの勝負で決める力…」
健人「簡単に言うと、仲間想いと決定力と行動力かな?俺からしたら、凛は行動力あるし、決定力もあると思う。穂乃果と似ているところあるからさ」
凛「凛が…穂乃果ちゃんと似ている?」
健人「だから、みんな凛をリーダーに推薦したんだと思う…別に、今右往左往してわからなくても、いずれここと言う時に決めてくれることがあるはずだから…頑張れよ、リーダー」
僕は凛の肩をポンと叩いて、立ち上がった。
凛「…健人君…ありがとう…」
凛は顔を赤らめたのであった…
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次の日…
凛「えぇ!?帰ってこれない!?」
…凛がそう叫んだのは、穂乃果達が帰ってこれなくなったからだ。
正直、言わんこっちゃないといった感じだけど、説明すると、台風の影響で飛行機が欠便になってしまったのだ。
健人「ったく…理事長はおかしいと思ってしまうな…」
真姫「それは同感よ…でも、日程が押しているから仕方ないけどね…」
健人「それで…今週末のイベントは…」
絵里「私達、3年生と1年生だけになるわね…」
健人「なるほどね…」
絵里「それで、肝心のセンターなんだけど…」
と、絵里が目を向けたのは…凛の方だった…
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…センターで着る服は白のウェディングドレス風であった。
凛「…こ、これを…凛が?」
凛は顔を引きつらせながら衣装と対峙していた。
健人「こんなのか…凛に合いそうじゃない?」
花陽「うんうん!」
凛「これを…凛が…凛が…」
僕らは凛に合いそうと思っていたのだが、当の本人はセンターかつ、似合いそうもないと思っている服と対面して、かなりのプレッシャーなのか壊れてしまったのだ。
その後、屋上定例会にて、穂乃果に合わせて作られたウェディングドレス風の衣装は、最も穂乃果の体に近い花陽に着てもらい、センターも花陽になることで決まった…
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その日の夜…
僕の元に、一本の電話がかかって来た。
凛からだった…
健人「もしもし…凛?」
凛「健人君…今、話す時間ある?」
いつもよりしんみりしちゃっている凛に、僕は不安を感じながらも、話を聞くことにした…
凛「…凛…このままで良かったのかなって…」
健人「…」
凛「…凛…小さい頃…スカートを履いたら…男子にちょっかい出されてね…それ以来…凛…スカート履かなくなったんだ…だから…女子っぽい感じから離れていって…今回のイベントの衣装も…」
健人「…」
凛「…凛、おかしいかな…今になって…あの衣装を着て踊りたいなんて言ったら…」
健人「…おかしくねぇよ…」
凛「…健人君?」
健人「別に、お前がどうこうするなんて、お前次第だよ…俺から一言言うんだったら…勇気出せよ」
凛「…健人君…」
健人「行動力あるんだから、最初の一歩は踏み出せるはずだぜ?俺は、お前ならいける…そう思っている」
凛「…ありがとう…こんな愚痴みたいな話聞いてもらって…」
健人「全然…愚痴は発散させないとな」
僕は電話を切った後、しばらく天井を見上げていたのだった…
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…ファッションショー当日…
僕と蓮は、観客席から舞台を見ていた。
蓮「…大丈夫…だよな?」
健人「大丈夫だよ…」
と、そこへ…
凛「初めまして!音ノ木坂学院スクールアイドル、μ'sです!」
…ウェディングドレス風の衣装を着た凛がライトに照らされたのだ。
健人「…凛…似合ってるじゃねぇか…やっぱり…」
イベントは無事成功を収め、穂乃果達も修学旅行から無事帰ってきたのだった。
いかがでしたでしょうか?
かなり急いで書いたので、かなりグダグダになっていると思いますw
とりあえず…こんな感じかな?と書いたので気長に見ていってください。
では、次回お会いしましょう!