ラブライブ!〜伝説の男と9人の女神〜   作:VOSE

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どうも、VVVFです。
大変長らくお待たせしました…
とりあえず、書き終えたので、どうぞゆっくりテキトーに読んでいって下さいw
では、本編どうぞ!


第21話〜宇宙一のアイドル〜

…μ'sのみんなと仲直りをした僕は、蓮とも仲直りした…というか、蓮が一方的に謝り、土下座をみんなの前をするまでに発展し、いい迷惑を受けながら仲直りした。

その後、μ'sのみんなはUTX学院の屋上にて一次予選をやり、僕らはインターネット中継で見ていた。

その一次予選の結果が、今日来るという事で、かなり久々に僕は部室に来た。

 

健人「…つーか、すごい注目されてるような気が…」

蓮「気にすんな…」

 

僕と蓮は女子のハートがついた目を掻い潜りながら、音ノ木坂学院の廊下を歩いていた。

地区大会で途中退場したが、なぜか僕がMVPを取ってしまったからか…

本当の事言うと、今回の地区大会で僕は決勝以外でピッチャーでは先発フル出場で二桁三振、ピッチャー以外だとレフトに出場し、1試合3本が最多、少なくとも1本が出た試合ばかりだったので、印象がかなり残っていたのだろう。

と、僕と蓮は無事に部室に着く…その時だった。

 

ガタッ!

 

と、ドアが開いた。

そこから、穂乃果達が出てきた。

 

穂乃果「あ!健人君!」

健人「穂乃果!?どうしたんだ!?」

花陽「さっき、一次予選の結果が出たんだ!」

凛「凛達、最終予選に進むにゃ!」

蓮「マジで!?」

健人「やったじゃないか!」

 

僕は思わずホッとした。

アナウンスも鳴るほど、学校が大盛り上がり。

僕も思わず野球部のみんなに連絡をした。

 

亮介「本当!?」

充「よかった…」

晴男「よろしゅう言うてな!」

 

僕はみんなと電話をしたあと、屋上へ行きμ'sの練習を見ることにした。

 

絵里「最終予選は12月、そこでラブライブに出場出来る1組が決まるわ!」

希「次で決まるやね…」

健人「だな…12月までまだあるとはいえ、油断は出来ねえ。最終予選までの時間を無駄にしないよう、頑張るぞ!」

μ's「はい!」

蓮「って…何で健人が仕切ってんだ?」

健人「あ…」

海未「いえ、私達は大丈夫です。かつて日本を背負った事のある人ですから」

凛「なんか気持ちが入るにゃ!」

真姫「威厳が何となくあるし…」

健人「ならいいんだけど…そういや、にこは?」

穂乃果「にこちゃん?にこちゃんはここに…ってあれ?」

ことり「いないよ!?」

蓮「にこはどこに!?」

 

練習に来ていないにこに気がついた僕らは、ふと玄関を見ると、にこが帰ろうとしているのが見えた。

僕らは急いでにこの元へと向かった。

 

穂乃果「にこちゃーん!どこへ行くのー!」

にこ「うるさいわね!大声で呼ぶんじゃないわよ!」

穂乃果「どうしたの!?練習始まってるよ!」

 

穂乃果がそう言うと、にこは後ろめたいような感じで

 

にこ「ちょっと…今日は…」

 

と、ぼそりと呟くように言った。

 

健人「全く…行けないならあらかじめ言っとけよ…」

にこ「別にいいじゃない…それより!最終予選に向けて頑張りなさいよ!」

穂乃果「はい!」

 

にこは吐き捨てるようにエールを言った後、走って行ってしまった。

 

健人「…怪しい…」

 

僕はそう呟いた。他のみんなも同じように思ったのか、みんなはにこの後を追うことになった…

 

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…にこはあるスーパーに入って行くのが見えた。

絵里と希はスーパーの裏口で待機する事にし、その他は入り口に置いてあるダンボールの裏で観察をしていた。

 

真姫「全く…なんで私まで…」

健人「と言いつつ、気にしてんだろうが…」

穂乃果「それよりにこちゃん…ここでバイトしているのかな…」

蓮「それだけでコソコソするか?」

真姫「まぁ…違うのは見ればすぐにわかったわ」

 

真姫の言う通り、にこは普通に買い物をしていた。

 

健人「買い物か…」

蓮「なら心配する事無くね?」

穂乃果「だったらなんで、練習ほったらかしているの!?」

ことり「もしかしてだけど…」

海未「もしかしてですけど…」

真姫「もしかして…」

凛「もしかして…」

 

僕ら全員(僕と蓮は速攻否定したが…)、嫌な憶測を立ててしまった。

それにやはり待ったをかけたのは、花陽だった。

 

花陽「だ、ダメです!アイドルは恋愛禁止が基本なんです!そんな事が万が一あったら!」

 

と、花陽は大きい声で周囲の目の的にされただけでなく…

にこに気付かれる事になってしまった。

にこは買い物カゴを置くと、すぐに逃げ出してしまった。

 

穂乃果「あ!待てー!」

にこ「なんであんたたちがいるのよ!」

健人「蓮!裏口に行くぞ!」

蓮「はいよ!」

 

僕と蓮は、絵里と希がいるスーパーの裏口へと向かった。

そこへちょうど、絵里と希の壁から抜け出してきたにこが、こっちへ走っていたのだ。

 

にこ「げっ!?健人!?」

健人「俺の俊足…わかってるだろ?」

にこ「くっ…」

 

にこは僕の顔を見るなりすぐに駐車場の狭い車の隙を歩いていったのだ。

僕は回り道をして、にこを捉えようとしたが…

 

凛「あれー?」

健人「くそっ…」

 

にこはとっくのとうに逃げてしまった…

 

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…僕らは昌平橋で作戦会議をする事にした。

 

穂乃果「…結局逃げられちゃったね…」

健人「すまんな…」

海未「いえ…それより、なんであんなに必死だったのでしょう…」

真姫「にこちゃん…意地っ張りであまり相談する事ないから…」

健人「誰かさんに似ているけどな」

真姫「何よ…それって私のこと?」

健人「誰とも言ってねぇけど?」

 

と、僕がそう言って、橋の向こう岸を見たその時だ。

 

健人「…あれ?」

 

僕はある人…というか、子供を見つけた。

髪は黒、目は赤色で、サイドテールの女の子だった。

サイドテールをポニーテールにすれば…まんまにこになるような女の子だ。

 

穂乃果「あれは…にこちゃん!?」

健人「に…似てるよな…」

蓮「どういう事だ?」

 

そして、その女の子が僕らの横を通った時、僕らに気がついた。

 

???「…あ、もしかしてあなた方、μ'sの皆様でございませんか?」

健人「…ちょー礼儀正しい…」

絵里「え?知ってるの?」

???「はい、お姉様がいつもお世話になっています。妹の矢澤こころです」

μ's・健人・蓮『えぇーっ!?(はぁー!?)』

 

僕らはにこに妹がいたことに驚いたのだった…

 

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…僕らは何故か、こころちゃんに連れられてとある駐車場の車の影に隠れていた。

 

健人「…あのー…こころちゃん?」

こころ「静かに!」

穂乃果「あの…こころちゃ…」

こころ「だから静かにしてください!誰もいませんね…」

 

ふと僕は後ろを見ると、こころちゃんと同じように誰か来ないかを確認するように見ている海未がいた。

 

こころ「そっちは大丈夫でしょうか?」

海未「今の所、何も来ていませんが…」

こころ「よく観察してください!相手はプロですよ!」

健人「…プロ?」

 

その後、僕らはこころちゃんの合図で飛び出し、あるマンションの中に入った。

 

こころ「…どうやら大丈夫なようですね…」

海未「あのー…一体何なのですか?」

花陽「もしかしてにこちゃん、殺し屋に狙われてるとか?」

健人「ありえないだろ…つーか…何となく察した」

真姫「どういうこと?」

健人「…こころちゃん、パパラッチ気にしてんの?」

こころ「おぉー、よくお分かりで!」

健人「あのな…なんでパパラッチなんか気にしてんだ?」

こころ「バックダンサーの方々なんですから、気にするのは当たり前です」

 

こころちゃんのその一言が、僕、蓮、μ'sのみんなをフリーズさせた。

 

絵里「バック…」

希「ダンサー?」

真姫「誰なのよ?」

こころ「スーパーアイドル、矢澤にこのバックダンサー、μ's。お姉様からよく聞かされていました!あと、スーパーアイドルのプロデューサーさんの桑畑健人さんに田淵蓮さん!」

健人「…蓮?」

蓮「わかってる…」

 

僕と蓮は互いの顔を見合った。僕も同じだろうけど、頭の血管が浮き出ていた。

μ'sのみんなも…

 

絵里「そうよね…なんせにこちゃんだもん」

真姫「すっかり忘れていたわ…」

 

と、ご立腹のようです…

そして、僕らは絵里の携帯を借りて、にこに留守番電話をかけた。

 

健人「…にこ、すこーし話があるから、さっさと帰ってこいよ?」

花陽「健人君のオーラが…」

真姫「す、すごく…殺気立ってるわね…」

 

その後、僕らはこころちゃんににこの家を案内してもらい、上がらせてもらった。

リビングには、ちょんまげを作った鼻水を垂らしている男の子がいた。

その男の子は、おもちゃのもぐら叩きのハンマーを持ちながら、僕らを指して…

 

???「…バックダンサー…」

 

と、間抜けな声で言ったのだ。

 

健人「…こころちゃん、この子は?」

こころ「虎太郎と言います、弟なんです」

穂乃果「虎太郎君、バックダンサーって…誰から聞いたの?」

虎太郎「…お姉ちゃん…」

健人「よぉし…にこが来たらエルボー入れとくぞー」

凛「暴力はダメだにゃ!」

真姫「落ち着いて!私たちも怒ってるから!」

 

僕が怒りを表したのを見たみんなは、僕を一生懸命止めた。

そして僕らは、にこの部屋に入った。

 

健人「…すげえ、ピンク…」

蓮「…健人、これ見てみ?」

健人「ん?」

 

僕はふとある写真を見た。

それは、μ'sのみんなが写っている写真だが…センターは本来なら穂乃果がいるのだが、にこが加工したのか、にこがセンターに来ていたのだ。

 

健人「…蓮…ちょいと…壊していい?」

蓮「ばっ!やめろ!」

 

僕がまた暴れそうになったその時、ガタッとドアが開いたのが聞こえた。

 

こころ「あ、お姉様、お帰りなさいませ!お客さん来てますよ」

にこ「客?誰よ…あ…」

 

にこは買い物を普通にして来て、帰って来た。

そして、僕らを見たにこは一気に顔色を青くした。

 

健人「…にこ?ちょっといいかな?」

にこ「うっ…」

 

僕はにこに笑顔で入るように催促すると、にこはすぐに外へ逃げ出した。

僕らは即座に追いかけたが…にこはエレベーターホールで別の妹…ここあちゃんに捕まってしまい、結局僕らに捕まってしまったのだった…

 

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僕らは、にこに事情を聞いた。

にこの家では、にこは未だにスーパーアイドルという認識があり、あの定番の『にっこにっこにー』もまだにこの家でやっているという。

多分、最初の頃のアイドル研究部の時代がにこの家で染みついているのだろう…

 

健人「…なるほど…まぁ、にこがアイドルだったのは本当だったし…そう思われても…仕方ないか…」

 

僕と蓮はμ'sのみんなと別れた後、にこの家の事の話をした。

 

蓮「…どうしたもんか…俺的には…そのままでもいい気がするけれど…」

健人「そしたらμ'sの存在の意味がおかしくなるだろ…」

蓮「だよな…」

健人「…あ、そうだ…」

 

僕はいい事を思いつき、早速μ'sのみんなに連絡をした。

そしたら、みんないい提案だと言ってくれた。

 

健人「…決行は明日、俺と蓮で準備するから」

 

僕はそう言って、蓮と笑いあった…

 

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次の日…

僕と蓮は部室で待っていた。

しばらく待っていると…

 

にこ「…うわぁっ!」

 

にこが入って来た。

 

穂乃果「連れて来たよ!健人君!蓮君!」

健人「サンキュー、穂乃果」

にこ「ちょっと、どういう事よ!」

健人「蓮、穂乃果、俺が話しておくから、スタンバイよろしく」

蓮「了解」

穂乃果「わかった!」

 

僕の一言で、穂乃果と蓮は部室から出た。

 

にこ「…全く…一体何なの?こころたち呼んで…」

 

にこがそう言ったのは、今屋上にて特設ステージを僕らで作ってあり、その前にはこころちゃん達がいる。

先ほど、穂乃果がこころちゃん達を誘い、にこに会わせた後なのだ。

 

健人「悪りぃな、にこ。今回は俺の提案でやらせてもらった」

にこ「健人が?」

健人「…にこがセンターで、μ'sがバックダンサーという形をどうにか解消したいんだ。その方が都合がいいと思ってね…それで、にこにはスーパーアイドルを辞めてもらうって話をしてほしい」

にこ「はぁ!?ふざけないで!私は…」

健人「大丈夫だ。アイドルはやめさせない」

にこ「意味がわからないわよ!」

健人「1人だけのアイドルは卒業って事よ。これから先はμ'sのみんなと一緒にやるって事を、こころちゃん達に言ってほしい」

にこ「…なるほどね…」

 

にこは僕の話に納得してくれたらしく、衣装が中にあると言って、僕は部室から出た。

その後は、にことこころちゃん達だけのライブが始まり、成功に終わった…




いかがでしたでしょうか?
久々にアニメを見て書いていったので、まぁ…とりあえず頑張りましたw
そして、今僕の活動報告にて、アンケートが出ていますので、ぜひ何か要望などあればどんどん書いていって下さい!
では次回お会いしましょう!

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