ラブライブ!〜伝説の男と9人の女神〜   作:VOSE

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どうも、VVVFです。
今回の話は、地区大会の決勝戦という設定でいかせてもらいます。
いきなり飛んで申し訳ありませんが、間の話は野球編にて出させてもらいます。
また、時系列上μ'sはUTX学院の屋上でのライブ後という話にしてあります。
では本編どうぞ!


第19話〜運命の試合、プレイボール〜

 

…『ラブライブ!』の予選の為に神宮球場を使う為、2日程度早く始まった地区大会…

僕は一回戦にて、チームのメンバーに今回の大会にかける思いをぶつけた。

μ'sへの感謝…恩返し…そして、喧嘩のお詫び…

そんな事を伝えると、チームメイト全員が賛同してくれた。

 

晴男「健人はカッコつけたがるな〜。まぁ、ええっちゃええけどな」

勇気「健人君の思い…ボールと一緒に受け止めるよ!」

充「君がその気合で勝てる確率は…99%…その大船に乗るよ」

晋助「俺らはお前も好きだし、μ'sも好きだ。μ'sのための恩返しなら、快く受けさせてもらうぜ!」

亮介「最初は任せてよ!健人君に回してあげるから!」

修二「お前がいてくれたから、ここまで来れたんだ。最後は大暴れするぞ」

真三郎「ガハハ…!お前となら、この大会は勝てる!だから、μ'sにお前の強さ見せつけてやんな!」

真澄「バックは任せろ。ピンチでもやってやるからさ」

俊「この野球部をここまで来させてくれてありがとう…これは、俺らからお前への恩返しだ。だから、お前も…μ'sに恩返ししてやれよ」

 

そんな、みんなから励ましの言葉をもらった僕は、一回戦からフルに出場していった。

一回戦目はピッチャーとして、二回戦目はファーストとして、

準決勝はレフトとして出場した。(この時、ピッチャーは救済措置として美沢先生の知り合いの先生の学校から借りている)

そしてこの決勝…僕は、μ'sへの思いを胸に、先発として戦うことになったのだった…

 

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一方…μ'sサイド…

『穂むら』にて…

 

雪穂「…お姉ちゃん!起きて!」

 

雪穂ちゃんが焦った様子で穂乃果を起こしていた。

 

穂乃果「んー?どうしたの?雪穂…」

海未「穂乃果!起きてください!」

穂乃果「うわっ!?海未ちゃん!?なんでここに!?」

 

突然入ってきた海未に驚いた穂乃果は一瞬で飛び起きた。

海未が入ったすぐ後に、μ'sメンバーと蓮、亜里沙ちゃんが入ってきた。

ちなみに、雪穂ちゃんと亜里沙ちゃんは、それぞれ穂乃果と絵里に僕の過去の話を聞き、μ'sのみんなと一緒に僕に謝りたいと思っている。

みんな慌てていて息を切らしていた。

 

絵里「穂乃果…早く支度して…」

穂乃果「え?」

真姫「実はね…」

凛「今日、野球の大会の決勝戦だにゃ!」

穂乃果「えぇ!?どうして!?」

 

μ'sのみんなは2日後にあると思われていた、地区大会の決勝戦の突然の日にち変更に驚いて飛び出してきたのだ。

 

絵里「どうやら、ラブライブの予選でどこかのスクールアイドルが使うことになってしまったらしく、急遽変更になったそうよ」

希「決勝戦で…健人君に謝りに行くと言うてたけど…まさか、今日に変更するなんて…」

にこ「まだ…心の整理がついてないのに…」

ことり「でも、チャンスはこれしか…」

穂乃果「みんな、待ってて!すぐに行くから!」

 

こうしてμ'sのみんなは、急いで神宮球場へと向かったのだった…

 

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神宮球場…

 

晴男「…いよいよやな…」

健人「あぁ…」

 

僕らはベンチでグラウンドを見ていた。

そろそろ試合なのだ。

僕らはベンチから作戦室に戻り、今日の試合について話をした。

今日の対戦相手は、やはり予想通りの東戸高校。

今回は龍が怪我で戦線離脱しているが、それでも強いことには変わりない。

 

美沢「それじゃあ、今日のスタメン発表する」

 

美沢先生はいつもと変わらない口調でスタメン発表をした。

 

美沢「1番、川崎亮介、ライト、背番号7」

亮介「はい!」

美沢「2番、掛川俊、ショート、背番号1」

俊「はい!」

美沢「3番、後藤修二、レフト、背番号5」

修二「はい!」

美沢「4番、桑畑健人、ピッチャー、背番号9」

健人「はい!」

美沢「5番、中島晴男、サード、背番号2」

晴男「はい!」

美沢「6番、狩野充、セカンド、背番号3」

充「はい!」

美沢「7番、有原勇気、キャッチャー、背番号4」

勇気「はい!」

美沢「8番、坂本真澄、センター、背番号8」

真澄「はい!」

美沢「9番、八幡真三郎、ファースト、背番号6」

真三郎「はい!」

美沢「以上!今日は決勝だ。今までやってきたことは無駄ではない。心してかかれ!」

全員「はい!」

 

僕は、いつもより緊張していた。

いよいよ決勝戦…運命の試合のプレイボールが迫っていた…

 

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一方、μ'sサイド…

 

蓮「…はぁ…はぁ…どうにか間に合ったな…」

 

μ's、蓮、雪穂ちゃんと亜里沙ちゃんは走って神宮球場に着いたのだ。

寝起きで走っていたので、みんなはかなりヘトヘトだった。

 

真姫「それで…試合はまだなの?」

絵里「どうやらまだらしいね…」

ことり「良かったー…」

希「しかし…人たくさんおるねー」

 

神宮球場は東戸高校の応援団と万世橋高校の応援団とどこにも属さない人達で埋まっていた。

 

穂乃果「すごいねー…こんなに人がいっぱい…」

龍「まぁ、夏の大会で大接戦のチーム同士がまたここでぶつかるからな」

凛「龍君!?」

花陽「なんでここに!?」

にこ「これから試合なのよ!?」

龍「今回は出ないよ。怪我しちまってな」

 

と、その時だ。

 

『これより、東東京地区大会決勝、東戸高校対万世橋高校の試合を始めます』

 

と、アナウンスが鳴った…

 

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試合は僕ら万世橋高校が後攻だ。

一回表、僕らはそれぞれポジションに入った。

 

勇気「…いくよ、健人君!」

健人「了解!」

 

マウンド上で、僕と勇気でそう言葉を交わし、勇気はキャッチャーのポジションに座った。

1番バッターが打席に立った。

1球目、試合最初のボールはストレートで、ストライクゾーンに入りストライク。

2球目はカーブをギリギリに攻めてボール。

3球目はフォークで、バッターが振ってストライク。

4球目はストレート、バッターがバットにボールを当て、後ろのファウルゾーンに落ちファウル。

5球目はナックルを使って、バッターを振らせて三振にした。

客席からはどよめきが聞こえた。

 

希「いつ見てもすごいな〜健人君は…」

穂乃果「…」

 

μ'sのみんなは静かに様子を見ていた。

2番バッターが打席に立った。

 

健人(…ここは内角を攻める)

勇気(了解)

 

僕と勇気で互いにサインで話し合った後、僕は1球目を投げた。

1球目はスラーブで、ボール。

2球目はシンカーで、ストライク。

3球目はチェンジアップで、バッターがバットに当て、スタンドに入りファウル。

4球目でフォークをバッターが振り、空振り三振とした。

続くバッターは初球のストレートを打ち、ショートゴロで打ち取ってスリーアウトチェンジとなった。

 

勇気「ナイスピッチング!健人君!」

健人「いやいや、勇気のリードが良かっただけだ」

 

僕と勇気で互いに褒め称えた。

これが、運命の試合の幕開けだった。




いかがでしたでしょうか?
僕自身野球観戦に行っていないし、学校とかで野球を経験しているわけでもないので、こんな感じかな…と手探りで書きました。
変だなと思っても気にしないで読んでくれればありがたいですm(_ _)m
是非、感想等よろしくお願いします!
では次回お会いしましょう!

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