ラブライブ!〜伝説の男と9人の女神〜   作:VOSE

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どうも、VVVFです。
お待たせいたしました!
やっと手がつけられるようになり(特に家庭の事情があるわけではなく、時間がなかったので…)最新話出せるようになりました!
この小説をご覧下さっている読者さんには大変申し訳ないと思っています…
というわけで、早速本編どうぞ!


第15話〜最悪のタイミング〜

…あの学園祭の後、穂乃果は保健室に運ばれ、風邪だとわかり一安心したμ'sのみんなは、みんなでお見舞いに行くことになった。

ライブ前にちょっとしたいさかいを起こした僕は、行くのが気まずかったので、1年生の3人と蓮と一緒に玄関外で待つことにした。

 

凛「…大丈夫かな…穂乃果ちゃん…」

花陽「大丈夫…だよね…」

真姫「大丈夫よ。穂乃果だもの」

蓮「だな…」

健人「…」

 

みんなが心配しているのを尻目に、僕は黙っていた。

穂乃果と喧嘩したことは、まだ誰にも話していない。

と、その時だ。

 

穂乃果「真姫ちゃん!ありがとー!」

絵里「何やってんの!?」

にこ「あんた風邪引いてんのよ!」

 

と、穂乃果が体を乗り出して真姫にお礼言い、そこへ絵里とにこが抑えに行った。

その時、穂乃果の手には、真姫がリラックス出来るようにとピアノで曲を弾き、その曲が入ったCDがあった。

 

真姫「…大声出すから…」

凛「嬉しいんだよ。きっと」

 

僕も思わずそれを見て微笑ましかったが…この時、僕らは重い決断を下していた…

それは…ラブライブ出場を取りやめるということだ…

活動は自由にさせてもらっていたのだが、こういう事がある以上、このまま続けてもいいのかという疑問を、理事長に言われたのだ。

そして、今後どうするべきか考えた結果…出場辞退に至ったのだ。

その後、穂乃果がかなり落ち込んでいるのを聞いた僕らは、その場で解散し、重い空気のまま、今日が過ぎ去っていった…

 

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次の日…

僕は朝、梨乃経由で雪穂ちゃんに穂乃果の事を聞くと、穂乃果は夜通しパソコンを見て泣いていたという…

多分、ランキングに入っていない事を確認して、現実に泣いてしまったのだろう…

僕は仕方なく、しばらく見守る事にした。

今謝ったところで、逆効果になるだろうと思ったからだ。

そして、学校に登校すると…至る所にあったμ'sのポスターが打って変わってUTX学院のスクールアイドル、A-RISEのポスターになっていた。

 

健人「…俺が…もうちょっと…止めていれば…」

 

僕は少し、あの時の事を後悔していた…

そして、何日か経った後…

僕は絵里に呼ばれて部室に来た。

何かパーティの準備がしてあったが、その理由を真姫に聞くと学校が存続するという事で、パーティをやる事になったという。

僕はまた仕方なく参加する事にした。

蓮は部活で出れないと連絡があったから来ていなかった。

 

にこ「にっこにっこにー!みんな、グラス持ったかなー!?」

 

何故かにこの掛け声によってパーティが始まった。

 

健人「全く…俺を呼ばなくても良かったのに…」

絵里「あら、嫌だったの?」

健人「俺はただ手伝っただけですよ。なのに…」

真姫「細かい所はいいじゃない。μ'sの一員としてやってくれたんだから」

健人「…そうかな?」

 

パーティはゆっくり進行していった。

僕は角でその様子を見ていたが、ふと、ことりと海未が窓際で何か話していた。

 

健人「…?ことり…海未…どうしたんだ?」

 

と、僕が独り言を言っていると…

 

穂乃果「…健人君…」

 

と、穂乃果が来た。

 

健人「ん?」

穂乃果「…あのね…あの…」

健人「…」

 

と、穂乃果がしどろもどろしていると…

 

海未「…ごめんなさい…みなさんに話したい事があるのです」

 

と、海未が切り出した。

 

海未「…実は…突然ですが、ことりが留学する事になりました」

 

…海未は顔を険しくさせて言った。

 

海未「…2週間後に日本を発ちます…」

 

その一言に…僕はもちろんμ'sのみんなも驚いていた。

 

ことり「…前から…服飾の勉強がしたいって話していて…そしたら、お母さんの知り合いの人から来てみないかって言われてて…ごめんね…もっと前から話そうって思ってたんだけど…」

 

ことりは、学園祭でのみんなの盛り上がりに話す事が出来なかったらしい…

さらには、留学に行ったきり、高校卒業まで戻ることはないという…

その話に1番に反応したのは、親友の穂乃果だった…

 

穂乃果「…どうして…言ってくれなかったの…」

 

穂乃果はことりと海未に詰め寄った。

 

海未「だから…学園祭があったから…」

穂乃果「…海未ちゃんは知ってたんだ…」

海未「…それは…」

 

そして、穂乃果はことりに話しかけた…

 

穂乃果「どうして言ってくれなかったの…確かに、学園祭があったのはわかるよ…でも、私と海未ちゃんとことりちゃんは…」

 

と、穂乃果が詰め寄りかけた時に、

 

絵里「穂乃果…」

希「ことりちゃんの事考え…」

 

と、絵里と希がフォローに入ろうとした。

だが…

 

穂乃果「わからないよ!」

 

と、穂乃果が声を荒げたのだ。

 

穂乃果「だって、ずっと一緒にいたんだよ!急にいなくなるなんてわからないよ!」

 

穂乃果は声を荒げて、そう言ったのだ。

それに、僕はすかさず間に入った。

 

健人「…穂乃果…落ち着こう…」

穂乃果「これが落ち着いていられるっていうの!?私と海未ちゃんとことりちゃん、これからも…ずっと一緒にいようって約束したんだよ!でも…急にいなくなるなんて…」

健人「…ことりだって…この時まで我慢してたと思うぜ…お前だけが悲しいんじゃない…この場にいるみんなだってそうだ…」

穂乃果「でも!」

健人「でもじゃねぇ!」

 

僕はまた穂乃果に向かって思わず叫んでしまった。

 

健人「確かに穂乃果とことりは昔からの仲だ!人一倍悲しいのはわかる!でも、悲しいのはお前だけじゃねぇんだよ!俺だって!海未だって!真姫だって!凛だって!花陽だって!絵里だって!希だって!にこだって!ここにはいない蓮だって!こういう事を言うのは悪いのはわかるけど…自分だけ被害受けたような言葉を言うんじゃねぇ!みんなだって悲しいんだよ!」

穂乃果「…」

 

その後…ことりがずっと穂乃果に言いたかった事を告白し、ことりは感極まって、部室から出たのだった…

 

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パーティが重く終わった後…

僕は穂乃果、海未、ことり以外のμ'sのみんなの前で立っていた…

 

真姫「…さっきの発言、どういうつもり?」

健人「…すまん…」

絵里「すまないじゃないわよ!なんであんな事言うの!?」

 

僕の先ほどの発言で、μ'sのみんなの逆鱗に触れたのだ。

自分でもこの事は覚悟していた。

 

凛「なんで、穂乃果ちゃんにあんな酷い事を…」

花陽「穂乃果ちゃんは、ことりちゃんと幼馴染だから、人一倍悲しいのは当たり前じゃないですか!」

にこ「あんた…これで穂乃果とことりが絶交なんてなったらどうするつもり?」

希「これは健人君が悪いんよ」

健人「本当に…本当に…申し訳ない…」

 

しかし、μ'sのみんなの湧き上がった怒りは収まる気配もなく…

 

絵里「…いいわ、もうこれ以上、付き合いはやめましょう…一応、楽曲だけはお願いするわ。他の当てになる人いないもの…」

真姫「申し訳ない…と、あなたに言う必要はないわね。とりあえず、電話来たらすぐにうちに来てちょうだい。もう、あなたとはなるべく関わりたくないわ」

 

この日、僕はμ'sのみんなと、事実上の絶交状態となってしまった…

 

さらに、このタイミングで信じられないような事件が起きた…

それは…みんなと絶交すると話した直後だった…

 

龍母「健人君!龍が!」

 

それは、史上最悪なタイミングでの事件だった。

 

 




はい、どうでしたでしょうか?
文字数は少なかったと思いますけど…w
さて、今回のお話で、主人公 健人とμ'sの決別となったわけですけれども…この後、どうなっていくか!
まぁ…実は、元々考えていたストーリーとはかなり逸れているんですけれど…こっちの方が面白いかなって思いましてw
と言うわけで、是非、感想等あれば書いていってください!
次回は、バンドリ!の方でお会いするかもしれません、その時にお会いしましょうw

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