ラブライブ!〜伝説の男と9人の女神〜   作:VOSE

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どうも、VVVFです。
この小説が1話上がるごとに1人お気に入りに登録してくれる…本当にありがたい事です^_^
投稿ペースは今のところほぼ毎日ですが、これといって何日に1話出す事はありません。
もしかするとかなり日が経ってやっと1話になるかもしれませんが、それでもこの小説を見てくれたらありがたいです。
さて、今回でいよいよμ'sが9人になるお話です!
では、本編どうぞ!


第8話〜そして9人に…〜

…凛からの知らせに驚いた僕と蓮は急いで音ノ木坂学院へと向かった。

僕と蓮が学校に着くと、穂乃果さん達はトイレの前で何やら話を話した。

 

穂乃果「あ!健人君!蓮君!」

健人「穂乃果さん…廃校になるって…」

 

僕は息を切らしながら穂乃果さんに聞くと…

 

穂乃果「あー…実はね…廃校になるかどうかは、2週間後なの…」

健人「…え?」

 

その後の穂乃果さんの話によると、2週間後にオープンキャンパスがあり、そこで結果が良くないと廃校になるという…

 

健人「それで、これから仕上げないと厳しいと…」

海未「そうです。しかも、今回のオープンキャンパスは生徒会主導と…」

蓮「生徒会主導!?という事は…生徒会長が今回のオープンキャンパスの全権を持っているてこと!?」

真姫「そうなるわね…」

 

その話をした後、みんなはしょんぼりとしていたが…

 

穂乃果「…とりあえず、後2週間、私達はやるべき事をやろう!」

 

と、穂乃果さんの後押しで練習をすることにした…

 

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その日の夜…

 

健人「…生徒会長にダンスを教えてもらう?」

 

携帯でみんなと会話していた僕らは、蓮と海未さんに生徒会長にダンスを教えてもらうと言い出した。

 

蓮「…俺的には、生徒会長のダンスも入れば、μ'sはもっと輝ける気がしたんだ」

海未「私も同感です…私達の踊りに、生徒会長のダンスが加われば、感動出来るはずです…」

 

と、蓮と海未さんが推したが…

 

真姫「私は反対、潰されかねないわ」

にこ「そうね…3年生はにこがいるし…」

 

と、真姫ちゃんとにこさんは反対。

さらには…

 

花陽「生徒会長…ちょっと怖い…」

凛「凛も楽しい方がいいなぁ…」

 

と、慎重な意見を出した。

僕は蓮から海未さんが生徒会長と会って話した事を聞き、内容も把握していた。

確かにダンスをやっていた人なら、今のμ'sは素人にしか見えていないだろう…

僕の意見はもう固まっていた。

 

健人「…俺は蓮と海未さんの意見に賛成だな…」

穂乃果「私も」

 

僕が自分の意見を言うと、穂乃果さんも賛同するように言ってくれた。

 

全員「え!?」

穂乃果「だって、ダンスが上手いから、ダンスを教わって欲しいって事でしょ?なら私は賛成!」

にこ「ちょっと!何を言って…」

健人「俺も賛同っすよ」

真姫「健人まで…何言い出すのよ…」

健人「生徒会長が完璧を求めているかどうかなんぞ、俺らにとっちゃどうでもいい。俺らは俺らなりに頑張ってきている。でも、そこにプロが入れば輝けるだろ?俺らは敵対しに行くんじゃねぇ…頼みに行くんだ」

 

僕のその言葉に、μ's全員は言葉を詰まらせたのだった…

 

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次の日…

この日は蓮は柔道部の練習でいなく、僕と穂乃果さん、ことりさん、海未さんで生徒会長の元へと向かった。

 

穂乃果「…お願い出来ますでしょうか?」

絵里「私にダンスを?」

穂乃果「はい!私達、もっと上手くなりたいんです!」

絵里「…わかったわ…」

 

そんなわけで、μ'sのダンスを絵里さんに見せてもらうことになった。

しかし…

 

凛「んにゃー!痛いにゃー!

 

と、ダンスをやっている途中、凛ちゃんが転んで尻餅をついた。

 

絵里「あんた達…これで良く今までやってこれたわね!」

穂乃果「えへへ…すみません…」

絵里「…そこのあなた、足を開きなさい」

 

絵里さんは、凛ちゃんに足を開くように言った。

 

凛「ん?こうかにゃ?」

 

凛ちゃんが足を開いたその直後、絵里さんは背中を押した。

すると、凛ちゃんはあまり腰が曲がらずに止まったのだ。

 

凛「痛いにゃー!」

絵里「少なくとも、足を広げた状態で腹を付けた状態じゃないとダメよ」

凛「えー!」

健人「つーか、凛ちゃん、体固すぎだろ!

凛「そういう健人君はどうなの!?」

健人「俺はこの通り」

 

僕は足を広げ、腰を曲げると腹を床に付けた。

 

絵里「あなた、やるじゃない」

健人「こう見えて、スポーツやっていたもので…」

絵里「今度から全員、そこの男の子みたいに体を柔らかくしなさい!」

 

その後、僕も巻き込んでの体幹トレーニングが始まり、μ'sのみんなはヘトヘトになるまでやった。

そして…

 

花陽「きゃあっ!」

 

花陽ちゃんが最後で倒れてしまったのだ。

 

凛「かよちん!大丈夫かにゃ?」

花陽「だ、大丈夫…」

 

しかし…

 

絵里「…もう、いいわ。おしまいよ」

 

と言って、踵を返して戻ろうとした…その時だ。

 

穂乃果「待ってください!」

 

穂乃果さんが止めるように言った。

 

絵里「?」

 

絵里さんが振り返ると、みんなは一列に並び、そして…

 

穂乃果「ありがとうございました!明日もよろしくお願いします!」

μ's全員「お願いします!」

 

 

と、お礼を言ったのだった…

 

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次の日…

僕と蓮と1年生組、にこさんで屋上へと向かっていたところ…

 

真姫「…覗き見ですか?」

絵里「あ…」

 

と、屋上のドアの所に、絵里さんがいたのだ。

絵里さんは否定はしたものの、凛ちゃんに押されて屋上に出た。

 

穂乃果「おはようございます!」

ことり「まずは柔軟ですよね?」

 

と、穂乃果さんとことりさんが絵里さんにそう言った。

が、絵里さんは別の事を考えていた…

 

絵里「…辛くないの?」

全員「え?」

絵里「昨日あんなにやって、今日も同じことをするのよ。第一、上手くなるかどうかわからないわよ…」

 

その発言に僕は思わず言いたくなってしまった。

 

健人「…好きじゃなかったらこんなことしねぇよ…」

蓮「!?健人!落ち着け!」

健人「穂乃果さん達がこうやってんのも、上手くなれると思ってやってるし、好きだからやってるんだ!それを今更上手くなれるかどうかわからねぇだと!?そんな事がわかっていたらあんたに頼むかよ!」

絵里「!?」

蓮「あちゃー…」

絵里「…あんたに何がわかるって言うのよ!悪いけど、戻らせてもらうわ!」

 

絵里さんは僕の言葉ですぐにその場を離れた。

 

健人「…すみません…みなさん…」

穂乃果「ううん、大丈夫よ」

蓮「でも…どうすんの?」

穂乃果「もちろん、スカウトするよ!」

全員「え!?」

海未「穂乃果、それはあまりにも…」

穂乃果「だって、絵里先輩はやりたいことがあっても出来なかったでしょ?だったら、私達が絵里先輩のやりたいことをやらせればいいじゃん!」

ことり「あはは…」

真姫「イミワカンナイ…」

穂乃果「さ!みんな、絵里先輩の元へ行くよ!健人君も謝りに行こ!」

健人「はい…」

 

その後、穂乃果さんが絵里さんをμ'sに誘い絵里さんはそれを承諾、そして、希さんが得意の占いで希さんも加わった。

そして僕は、絵里さんに土下座で謝罪し、絵里さんは笑顔で許してくれた…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そして、オープンキャンパスの日…

 

絵里「…いよいよね…」

穂乃果「うん…」

 

と、舞台の裏側でみんなが緊張している中、僕が中に入った。

 

健人「おいっす!どうすか?」

凛「あ!健人君!」

希「うちらは大丈夫よ。でもどうしたん?」

健人「あはは…ちょっとエールを送りに来たんですよ」

ことり「エール?」

健人「はい。野球の応援歌で僕が好きな歌があるんです。それを言いに来ました」

絵里「野球の応援歌?」

健人「はい、じゃあ歌います…」

 

僕はすうっと息を吸うと…

 

健人「声の限り!力の限り!応援し続けるから!気持ちひとつに立ち向かえ!夢叶う時!ゴーゴーレッツゴーμ's!」

 

と、大声をあげた。

 

真姫「何よ、いきなり…イミワカンナイ…」

穂乃果「でも、私達の為に応援してくれたってことは伝わって来たよ!ありがとう!」

健人「いえいえ…俺が出来るのは、音を入れる事と応援しかできませんから…がんばってください」

 

僕は笑顔で9人を見送った。

その姿が思わず自分の小さい頃の姿と重なったのだった…

 

 

 

 

 

 




いかがでしたか?
絵里と希の合流シーン…駆け足ですみません!
合流シーンはアニメ通りとさせていただきますので、ご勘弁を…
あと、今回健人が大声でμ'sに応援した応援歌は、巨人の脇谷選手の応援歌です。
さては、うp主、巨人ファンだな?と思った読者さん(主に野球好きの人)、残念ながら私、西武ファンなのです…
ただ応援歌が好きなので知っていて、この応援歌がいいなぁと思って、使わせていただきました。
巨人ファンの皆様、申し訳ありません!
というわけで、μ's9人揃ったので、やっと本格稼働しますね…
ぜひ、感想を書いていってください。ボロクソには言わないでください…
では、次回お会いしましょう!

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