インフィニットストラトス return of calamity (本編終了)   作:アルバロス

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第九話

「よし、んじゃあ最後にマルチロックオンシステム作るか」

 

今俺は四組の子達と整備室で簪の機体製作をしている。本体は簪たちが今やっているだろう。俺はシステム面をやっている

 

「んー、とりあえずはこれでいいか。」

 

完成したのは、最小四ヶ所~最大十六ヶ所を切り替えれるシステムだ。あとは機体が完成さえすれば……

 

「終夜!一応完成したよ」

「わかった。ならシステム入力してからアリーナで稼働実験するか」

「うん、わかった」

「なら準備して先に行っておいてくれ」

 

じゃあシステム入れてと、一応機体も見ておいて………ブースターが心配だな。えーと、ここをこうして……

 

 

「よし、じゃあ基本的なことから」

「おーい、終夜!一緒に訓練しないか?」

「簪の稼働テストするから無理だ」

「それが終わったらでいいからさ」

「どうしてもやりたいのか?」

 

正直うっとおしい……なんでわざわざお前とも模擬戦をやらないかんのだ

 

 

「ねぇ、ちょっとアレッて……」

「ウソっ、ドイツの第三世代型だ」

 

周りにいた子らがある方向を向いて喋っていたので俺もその方向を向くとボーデヴィッヒがISを纏ってこちらを……いや、織斑を見ていた

 

「おい、貴様も専用機もちのようだな。話が早い。私と戦え」

「イヤだ。理由がない」

 

理由があったらいいのかよ、オイ。なら無理矢理作られたらどうすんだよ……

 

「そうか……ならば戦わざるを得ないようにしてやろう!」

 

ゴガァン

 

ボーデヴィッヒの放った実弾はデュノアによって防がれていた。以外と堅いんだな、あのシールド

 

「こんな密集空間で戦闘を始めようとは、ドイツの人はずいぶん沸点が低いんだね」

「貴様……だがフランスの第二世代型ごときで私の前に立ち塞がるとはな」

「未だに量産化できないドイツの第三世代型よりは動けるだろうからね」

 

わー、互いに挑発しあってどんどん険悪になってるぞー

 

「終夜、なんでワクワクした顔でこれを見てるの?」

「だって、楽しs」

「バァァァカモノガァァァァァ」

 

効果音が流れるとしたらギギギ……と流れそうな感じでその声がきた場所をみる。よく知ってる顔のやつだったよ……

 

「我がドイツの化学力は世界一ィィィィ!!!量産化など簡単にできてしまうわぁぁぁ!!」

「シュトロハイム大佐!?」

「久しぶりだな。ボーデヴィッヒ少佐よ。そして我が友終夜よ」

「はぁ……なんでお前がここにいる。シュトロハイム」

「そんなもの決まってるだろう。貴様の顔を見にきたのだぁぁぁ」

 

そんなことのためだけに来られても困るんだが……

 

「まぁ、それはボーデヴィッヒ少佐に届けるついでだがな」

「なら渡して即帰れよ」

「バァァァカ」

「はいはい、そーですねー」

「最後まで話をきけぇぇぇい」

「……悪い簪。クラスの子達とやっててくれ」

「わ、わかった。えっと……終夜も頑張って?」

「ああ……んで本命はなんだ、シュトロハイム」

「それはだな……特にない!」

 

……よし、殺そう

 

「んじゃあ、土産に色々くれてやらぁ!!」

「まて、ロケランやらマシンガンはやめてく」

「知るかぁ!!」

 

ズドドドドドド、バシュゥ……ドガァン!

 

「待てやゴラァァァァ」

「フハハハ、こうなれば逃げるだけよ。また会おう」

「二度と来んな!」

 

結果的には逃げられた……ちぃ、次のためにマシンガン増やしとかないとな……ちなみにボーデヴィッヒと織斑についてだが、シュトロハイムのせいでなにかうやむやになってしまいなにもせずに終わったそうだ。

 

 

 

今俺はベッドの上で意気消沈していた……これもシュトロハイムせいだ。あいつに関わるとなにかとしんどい。簪には、俺をおいて晩飯を食べていてくれといってあるので、今は食堂にいると思う……

 

ドンドン

 

「終夜、ドアを開けてくれ!大事な話がある」

「なんだ、こちとら」

「いいから来てくれ」

 

無理矢理俺の手をとり、走り出す織斑。急に起こったから反応もできずに織斑の部屋へとつれられ部屋と入るとデュノアの姿が。だが昼間とかとは違い、女子の姿でいた。

 

「んで、大事な話とは?」

「まずシャルルの話を聞いてくれ。まだ俺も聞いていないけど」

「あ、そう。ならデュノア、話してくれ」

「う、うん。わかった」

 

そうしてポツポツと話し始めたデュノア。最後まで聞き話の内容を要約すると、俺たちの機体のデータを盗み、デュノア社へ送るためのスパイとして送られてきたってことか

 

「そんな話があってたまるか!親が自分の子供の生き方を決める権利なんかないはずだ。」

「ど、どうしたの?一夏、変だよ?」

「ああ、悪い。それより、シャルルはこの後どうするんだ?」

「多分、代表候補生をおろされて、よくて牢屋行きかな」

「それでいいのかよ」

「いいもなにも僕は決められる権利はないしね」

「……だったらここにいろ。特記事項第二十二、本学園における生徒はその在学中にありとあらゆる国家、組織、団体に帰属しない。本人の同意がない場合それらの介入は原則許可されない。てことは少なくとも三年間は大丈夫ってことだ。その間になんとか方法を見つければいい。シャルル、お前はここにいていいんだ!」

「一夏………」

「バカバカしい。帰らせてもらう」

 

なんのために俺は呼ばれたんだ。これだったらこないほうがマシだったわ

 

「まてよ、終夜。シャルルの話を聞いてなにも思わなかったのかよ」

「ああ、なにもな」

 

そういった瞬間俺は織斑に殴られた。意味がわからん

 

「見損なったぞ、終夜。男なら女の子を助けるのが普通だろ!」

「その女の子に助けられてるやつがなにを言う」

「なんだと!」

「もういいよ、一夏」

「シャルル……だけど」

「話は終わったか?終わったな。じゃあな」

 

無理矢理話を切り上げ、部屋をでて自室へと戻る。皆を守る?……笑わせてくれる。あー、簪にどう言い訳をするかな




えー、まず八話のところを間幕としていたことについてですが、錬と束の接触した場面を書きたかったのですが全く思い付かず本編を進めることにしたのですが、そのときにタイトルを直すのを忘れていました。
今後はないよう気を付けますので………

しかし、最後のところはなにか納得がいかないのに文才がないせいで納得するものができない………
スランプにでも陥ったかな。
次の話もすぐに書いて投稿しますので、よろしくお願いします

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